私たちの街を走るバスでおなじみの大分交通株式会社。市内はもちろん、高速バスや大分空港アクセスバス「エアライナー」は、誰もが一度は利用したことがあるのでは？今回は入社2年目、公共交通を通じ大分の皆様の生活に根付いた仕事がしたい！と静かに情熱を燃やす「おおいたのせんぱい」に話を聞きました。

お邪魔したのは、こちら!!

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• 大分交通株式会社

  https://favoita.com/companies/80

  九州で初めて電車を運行する会社として、今年で120周年を迎えた大分交通株式会社。今では、バス事業のほかに広告事業や情報システム事業、不動産事業など幅広い分野を手がけています。大分を代表する公共交通事業者の歴史を胸に、走り続ける先輩のストーリーをぜひご一読くださいね。

お話を伺ったのはこちらの方。

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• お名前

  朝見　樹（23歳）

  所属部署

  自動車部乗合課

  入社年

  2015年４月

  出身地

  大分県大分市

  出身学科

  長崎大学　経済学部

今回の先輩は入社2年目の朝見さん。
23歳ながら冷静で落ち着き払っているように見えましたが、実はとっても緊張しているのだそうです（笑）。そんな朝見さん、大学時代には経済学部で地域創生について学びました。「以前は田んぼばかりだった生まれ育った地域に、だんだん商業施設や病院などができて拓けてきた様子を見ているうちに、地域の活性化に興味が涌いてきたんです」。

長崎で過ごした4年間、田舎や地域がどうすれば活性化するのかを勉強する一方で、得意とする料理の腕を活かして和食料理屋の厨房でバイトに励みました。実は小さな頃からコックさんに憧れていたという「料理男子」の朝見さん。友達を呼んでホームパーティで腕を振るうこともあったそうで…女子の皆さん、頑張りましょう！（笑）

充実した大学生活を送っていた朝見さんですが、就職活動の際には様々な悩みがありました。「就職活動の際に話せるような特技やPRすることが少なく、履歴書やエントリーシートに何を書けば良いのか分かりませんでした。すごく考えて、人より目立つことや、気になるようなフレーズを書こうと思ったんですね」。
人と同じようなことをアピールしてはダメだと、朝見さんが特技の欄に書いたのは「演歌を歌うこと」。これは採用担当者も驚きですね（笑）。実際にいくつかの企業面接では演歌を歌ったと言います（！）。さらに、自己PR欄には「私はみんなのアイドルです」と記入。面接でその経緯を説明したというのだから驚きの連続です（笑）
「大学時代のバイト先や商店街のお店でも、とにかく色んな人たちに可愛がっていただいたので、それを活かそうかと…（笑）」驚くことの多い朝見さんの経験談ですが、特技やアピールポイントが少ないと感じたがゆえの苦肉の策でした。でもその斬新な発想があったからこそ今のポジションを手に入れたといっても過言ではありません。

現在は、自動車部乗合課に在籍し、乗車券の精算や時刻表の管理などを担当しています。（バス停に貼ってある時刻表、実は自社制作なんだそうです！）また、イベントの際のシャトルバスの誘導などで現地に出向くことも。学生時代、帰省したときにバスを利用することが多く、暮らしを支えるバス路線の重要性を感じたそうです。「これから人口は少なくなってくるのかもしれませんが、高齢者の方の割合は増えていくと思うので、公共交通機関の需要は高まると思います。そういう方々のニーズに応えながら、大分の皆様の生活に役立つことをやっていきたいです！」

今後の自分たちの街を思い、日々奮闘する朝見さん。就職活動に頑張る皆さんへのメッセージをいただきました。
「私の場合、就職活動は“受かりに行く”というよりは“話に行く”という感じで、肩の力を上手く抜いて臨んでいたような気がします。また、自分の意思も大切ですが周りの先輩方の話をよく聞いて、アドバイスをもらうことも大切だと思います。両親も含めて人生の先輩は周りにたくさんいるので、自分をよく知る人たちに相談しながら決断することも一つの考え方ではないでしょうか」。

周りの方からたくさんの愛情を受け、その想いに応えるように今の仕事と向き合う朝見さん。大分交通の名前を胸に、これからもたくさんの人たちへその想いを伝えていけるような気がします。公共交通を通じ、これまで学んできた地域創生の知識を活かしながら、みんなを笑顔にして欲しいと思います。仕事とは、これまでたくさんの人たちから受けてきた愛への恩返し、なのかもしれませんね。