株式会社住理工九州

おおいたではたらく

2020年08月28日

株式会社住理工九州若手社員

私たちの交通手段として欠かせない自動車。その自動車になくてはならない防振ゴムを製造している株式会社住理工九州へお邪魔しました。私たちの「安全」「安心」、そして「快適」なドライブのために、男性の中でがんばっている女性の先輩にお話をお聞きしました！

お邪魔したのは、こちら!!

株式会社住理工九州

https://favoita.com/companies/223

2007年に大分県豊後高田市に設立。2015年、親会社の社名変更に伴い『住理工九州』へ社名変更しました。生産品目は自動車用の防振ゴム。主に九州・中国地区のカーメーカーに納品しています。

お話を伺ったのはこちらの方。

お名前
長野彩良

所属部署
事業戦略部生産開発グループ

入社年
2015年

出身地
大分県中津市

出身学部
国立大分工業高等専門学校都市システム工学科

2015年に中途採用で入社した長野さんは今年で6年目。国立大分工業高等専門学校では土木分野のコンクリートの強度設計や川の微生物の調査などを学びました。
「父親が高専の機械科を卒業しているのですが、学科に迷っていたときに土木が楽しそうだったよと勧められて決めた学科でした。正直なところ、入ってみてやりたいこととなんとなく違うと思ってました（笑）」。
このときから土木より興味があった機械の分野に進みたいと思っていましたが、学科が違うとなかなかその分野に就職するのは難しいもの。卒業後に就職したのは土木資材商社でした。
「1年ほどこの会社で事務をしていたのですが、やはり機械に関われる仕事をしたいと思うようになりました」。

そんなとき、知人から未経験や学科が違ってもOKな住理工九州の求人情報を聞き、思い切ってチャレンジ。見事採用となり、全く新しい分野での奮闘が始まりました。
「最初の1〜2年はわからないことばかりで大変な思いをしましたが、OJT(職場教育制度)で学んでいきました。土木で学んだCADが多少使えたので、機械設計の取っ掛かりはありました。今はやりたいことを自由に勉強させてもらえる環境なので楽しく働いてます」。

社員の平均年齢は30.8歳。
「あまり年齢差を気にせずに意見をいえる風通しのよい環境で働きやすいです。男女の垣根もないですね」。
従業員の男女比率は男性9割、女性1割とほぼ男性が占めていますが、長野さんは女性ならではの仕事の丁寧さや気配りが社内も好評です。工場を見学させていただいた際に目に止まった掲示板。
「ただお知らせを貼るだけだと味気ないので、勝手にポスターを作ったりキャラクターを入れたPOPを作ったりしてます」。
機械が多く無機質な工場の中で、癒やしを感じられる場所になっていました。

現在の所属は事業戦略部生産開発グループ。
「この部署では製品を製造する設備を設計して立ち上げ、量産開始までの流れを作っています。生産技術課から、新しい製品が入るからこんな装置がほしいという要望をもらい、具現化する仕事です」。

開発設計の女性は長野さん一人。仕事のどんなところが面白いかを聞いてみました。
「製造業では同じ品種を量産する会社が多いのですが、弊社は珍しく、少量多品種の製造をしています。普通の機械設備メーカーと違い、最新技術にチャレンジする機会をもらえています。まだまだ市場では成熟していない技術でもどんどん挑戦できるので、新しい技術を試せることと、ある程度自由に設計させてもらえるのが面白いです」。
新しい技術を知るためには常にアンテナを張って情報収集が必要です。休みの日も新しい情報を得るため、勉強することも多いそう。

そんな努力家でもある長野さんに今後の目標を聞きました。
「人にとってもいい自動化を目指しています。ロボットを入れるというと人が削減されるというネガティブな印象に聞こえますが、金型を作る現場では危険な作業がたくさんあります。こういった危険な作業をロボットに任せ、人はその分人間でしかできない作業が行える環境づくりを進めていきたいです」。

大分で就職した理由・大分で働く魅力について

「進学も就職も大分で県外に出たことはないんですが、食べ物が美味しいところや身近に温泉があるところが大分の魅力だと思います」。
休日は温泉巡りでリフレッシュすることが多いそうです。別府のローカルな小さい温泉がお気に入りだとか。
「杵築から車で通勤していますが、とても自然豊かな道で癒やされます。満員電車で通うストレスがないところも、魅力のひとつかもしれません。また身近に家族や友人がいるのも心強いですね」。