猛暑の夏も終わりに近付き、だんだんと秋めいてきた今日この頃。涼しさと共に減退していた食欲も（←嘘ですw）復活の兆し！美味しい食事に欠かせないのは、そうお酒♡中でも「極上の梅酒がある！」そして、なんと「自分だけの梅酒が作れる！」と聞いてやってきたのは日田市大山町にある“梅酒蔵おおやま”！

大分市内から高速道路を通り1時間半ほど。
のどかな山々、自然の風景を堪能しながら（日田焼きそばを食べつつ…）到着！
「奥日田温泉うめひびき」も併設している、その広大な敷地の中にどどーんとそびえ立つ「梅酒蔵おおやま」を発見。早速、おじゃましまーす

とってもオシャレできれいな店内は、梅酒でいっぱい。それはまるでアートミュージアムのよう♡しかし、梅酒だけでこんなに種類があるとは…驚きデス。

大山町と梅の関係性って？

今日、ご案内頂くのは副店長の中田さん。よろしくお願いします！

「ここでは梅酒の販売だけでなく、工場見学や梅酒作りもできますよ！」

やった♡でもその前に、ここ大山町と梅の関係から。

「1961年、日本がまだ米作りを推進していた頃。山林が80％を占める大山町は稲作に向かなかったんです。そこで大胆な農業改革を起こし、「梅栗植えてハワイへ行こう」を合言葉に狭い土地でも収入を得られる梅や栗、きのこなどの栽培に取り組みました。当時はまだ珍しかったハワイ旅行を目標に取り組みましたが、実際にパスポート所持率が日本一になるほど地域経済は潤ったんですよ」。

なんと。大山町と梅にはそんな絆があったとは。更に驚くべきことに、ここで販売している梅酒の原料となる梅は、すべて大山産‼︎大山町の農家の方々が心込めて作った梅のみを使用しているとあって、美味しいのはもちろん安心安全がうれしいですね♡

いざ工場・樽貯蔵庫見学へ！

まずエキスを抽出する「25KL梅酒仕込タンク」で仕込むこと約1年。
ここでは約８トンほどの梅に、無味無臭の「醸造アルコール」と雑味のない純な糖「液糖」を使用するという、梅本来の味がそのまま生きる究極にシンプルな製造法をしているそうです。まさに梅を大切にする心と、品質に自信がないとできない本道の製法！

1年で新酒を取り、さらに2年寝かせ3年以上かけてできた梅酒はまろやかさと深い香りが出るそう。また新鮮な大山の梅を使用しているからこそのキリッとした酸味も特徴と聞けば、早く飲みたくなってきました（笑）

またその梅酒を、ニッカウヰスキーで使った木樽に入れ2年間再熟成することで高級梅酒に成長！洋酒のような芳醇な香りが味わえる「樽仕込高級梅酒・ゆめひびき」は、なんとJR九州クルーズトレイン「ななつ星in九州」にも乗車中‼︎あの、ななつ星に選ばれるなんて、さすがのひと言です。

「樽仕込高級梅酒　うめひびき」500ml/3,667円（税込）
梅酒造りに最適といわれる地元産の「鴬宿梅」（おうしゅくばい）を使用。ウイスキーの香りと木樽の香りが、熟成梅酒の奥深い味わいに絶妙にマッチした最高級の「本格熟成梅酒」です。

オススメ商品、教えてください！

他にも、中田さんに今イチオシの商品を教えて頂きましたー♪

「奥日田温泉うめひびき完熟梅甘酒」918円（税込）
防腐剤・保存料などを一切使用せず、米と米麹のみを原料として甘酒を造り上げる大分県佐伯市の酒蔵に製造を依頼し、日田大山産の完熟南高梅エキスをブレンドした甘酒が誕生！完熟南高梅のほんのりとした酸味が、すっきりとした後味を引き立てます。

右「梅ドレッシング梅吉」700円（税込）
大山町産の完熟南高梅の梅干しを使ったドレッシング。健康を考えてノンオイル、すっぱい梅は苦手、という方にも食べていただけるように、まろやかな酸味に仕上げています。サラダに酢の物、肉料理のソースや、「お鍋のつけダレ」にとしても美味しいですよ！

左「梅ポン酢梅エ門」700円（税込）
梅を知り尽くした梅酒専門蔵が造った、本醸造の醤油をベースに梅のまろやかな酸味が効いた爽やかなぽん酢です。大山町産南高梅の梅肉を一瓶に約30gも使用。鍋料理にはもちろん、餃子やサラダなど、お好みのアレンジでお召し上がりください。

「樹上完熟梅 vibratoビブラート(梅ドリンク) 」1,350円（税込）
南高梅を樹上で完熟するまで待って収穫するという、梅園の中にある工場だからこそできる梅果汁飲料。クエン酸、リンゴ酸など体に大切な有機酸を多く含んだ、安心安全の自然派高級ドリンクです。あらごし仕立てのネクタータイプ。ほんとに美味しいので、ぜひお試しあれ！

アルコールのないものでも、甘酒にジュースとこんなにいっぱい。
ドレッシングはしゃぶしゃぶで試してみたいし、ついつい買い込んでしまいそう（笑）。ネット通販もあるので、日田まで行けない方でもぜひこちらから♡
公式オンラインショップ　梅酒専門蔵

大サービスの試飲、あります！

これらの梅酒は常時試飲ができるんです。しかもその数10種類ほど‼︎
濃厚芳醇な逸品から、ドライバーさんにうれしいノンアルコールタイプ、お子さまにも優しい飲みやすいものまで、たくさん試飲させてくれます♡

…試飲カップだと油断して、ついつい飲みすぎちゃいました（笑）でも味わって買い物できるので、本当にうれしいサービス！スタッフさんとの楽しいおしゃべりタイムも癒しの空間のひとつです。

My梅酒を作ろう！

最後は、巷で話題の“My梅酒作り”に挑戦。
梅酒工場売店スタッフの山本さんは、またの名を“梅博士”と呼ばれるほど梅に精通しているお方。初心者の方でも何でも答えて、教えてくれるので安心です♡

①オーダーシートを記入

まずは自分好みの味を作るために、オーダーシートを記入。
内容量を決め梅の種類（南高梅、鶯宿梅）、お酒の種類（ホワイトリカー、日本酒、ブランデー）などを選びます。今回は完成まで２年ほどかかるというホワイトリカーの成熟を待てず（笑）アルコール度数が低いため１年ほどで飲める日本酒を選択！日本酒の梅酒なんてめずらしいから楽しみ♡
「１ℓなんて一晩で飲んじゃうね！」という山本さんの優しさに甘えて、今回は2ℓに（笑）。

②材料を受け取る＆③梅を洗い、ヘタを取る

収穫したまま冷凍保存された新鮮な梅なので、軽くホコリを払っておきます。
ヘタ取りもスポッと取れて、気持ちイイ！

④水分をよく拭き、ビンへ入れる

⑤氷砂糖を入れる

今回はハチミツも一緒に♪

⑥アルコールを計って入れる＆⑦フタをしてプレートを記入

これで完成！そして、持ち帰って熟成デス。（3ヶ月〜2、3年ほど）

山本さんによると、一番梅酒の美味しさを引き出すのは、1:1:1（梅:氷砂糖:アルコール）の割合。最近は甘さ控えめも人気だけど、まずは基本から始めてみましょ！そしてひと月に一度は混ぜてくださいね、これ大切です。（夏場の暑い時期は冷蔵庫へ。涼しい時期は常温でOK！）ああ、早く１年経たないかな〜早く飲みたいっ(＾＾)//

おとなりには「奥日田温泉・うめひびき」も。
天領日田の奥座敷である大山は、響渓谷と梅に恵まれた景勝地。露天風呂付きのお部屋や、一棟貸切離れ、大浴場露天風呂などなど是非ご堪能ください！
（日帰り温泉もありますよ）詳しくはこちらから♪

帰りは、ズッシリと買い物してしまった事はさておき（笑）色んな梅酒を知れて味わえて、貴重な経験もできた1日。皆さんにオススメのスポットをまた発見できました！今度は「ゆめひびき」にプチ旅に来ようっと♡