おおいたをたのしむ
2022年06月24日
水風呂は目の前を流れる奥岳川!
サウナのまちで大自然の水風呂「ロッジきよかわ」
現在さまざまなメディアで引っ張りだこのサウナのまち「豊後大野市」。今回は、目の前を流れる川で水風呂を楽しめる「ロッジきよかわ」にお邪魔してきました。
サウナのまち
「ロッジきよかわ」代表取締役の
以前は夏季限定の市営のキャンプ場だったのですが、豊後大野市は観光客向けの宿泊施設が少なかったため、通年営業の「ロッジきよかわ」としてリニューアルしました。日本百名山・祖母山を水源とした奥岳川のほとりにあり、パックラフトや里山ハイキング、フィッシングなど様々なアクティビティを楽しめます。しかし、冬は温泉施設がないこともあり集客に悩んでいたそう。
そこで着目したのが「サウナ」です。サウナの本場フィンランドでは真冬でもサウナをしているということもあり、興味を持って一度サウナを体験してみたらどハマり。そこからロッジきよかわさんをはじめとする各施設が豊後大野市の自然・大地を体感できるアウトドア・サウナを押し出し、豊後大野市は地域と連携して取組を進めていくため、サウナのまち宣言を行いました。
おすすめのサウナの入り方
サウナから水風呂に行くタイミングは時間を一つの目安にする方法もあるそうですが、今回教えていただいたのは心拍数でした。日によって体のコンディションが違う中で心拍数は一つの基準になるので、サウナに入り平常の心拍数の2倍になるくらい(どきどきしてきたら)が出るタイミングにいいのだとか。
その後の水風呂は、首の後ろなど太い血管が通っているところまでしっかり浸かることで、体全体を冷やすことがポイントだそうです。
最後に外気浴。外気浴をしているとき「ととのい」がやってきます。体に水滴がついていると体温が下がりやすいため、水風呂から上がった後は身体を軽く拭きポンチョを着るとより「ととのい」やすいそうです。
それではサウナ体験です。
まず、レンタルできるサウナウェアに着替えます。オーバーサイズのポンチョが可愛い!サウナハットの刺繍にはよく見ると「川」の文字が。
サウナハットの重要性を知ってほしいとの思いから、サウナハットは無料貸し出しとなっています。サウナハットには、熱による髪の毛へのダメージ防止効果や頭だけが熱くなってしまうことを防止し、身体全体を温める効果があります。
川沿いに並んだテントサウナ
WELCOME TO HEAVENの看板を越えていくと大野川の支流「奥岳川」とテントサウナが並んでいました。
テントサウナはロシア製など海外製のものが多いそうです。
テント内にはサウナ用ストーブやロウリュウ用のアロマ水、ヴィヒタ(白樺の葉)などがあります。また、窓があり外の景色を見ながらサウナに入ることも。
THE アウトドアサウナ
早速テント内へ。テント内は既に高温になっていました。ここからストーブの上で温められているストーンにアロマ水をかけることでテント内はさらに高温に!
テント内は100度を超えることもあるそうです。ヴィヒタと呼ばれる白樺の葉で身体を叩いてあげることで発汗を促します。
体全体が温まると汗がじんわりと吹き出してきました。
アウフグース
ロッジきよかわさんにはアウフグース(熱波師)と呼ばれる、テント内に発生した蒸気をタオルを用いてサウナ室全体に拡散し体全体を温めてくれる技術を持った「デンジャラス大久保さん」がいます。
大久保さん、なんとアウフグースの資格を持った有段者なんです。資格を持ったアウフギーサー(アウフグースをする人)は大分にはなかなかいないらしく、それを楽しめるのもロッジきよかわの魅力の一つです。
アウフグースをしてもらうとテント内はさらに高温に!一気に体温が上昇します。
ちなみに毎日練習を欠かしていないデンジャラス大久保さんのパフォーマンスは、身体を温めてくれるだけでなくサウナ室で過ごす時間を楽しませてくれました。
自然が作った水風呂
十分に身体が温まったら、いよいよロッジきよかわの魅力である水風呂です。大野川の支流にあたる奥岳川は138本ある支流の中でもトップクラスに綺麗な川なんだとか。
地盤の硬い土地柄もあり、ミネラルの多い軟水がさらにサウナには重要な要素となるそうです。ぷかぷかと自然を感じながら入る水風呂は最高でした。
ととのう
その後は体についた水滴を拭き取りポンチョに着替え、リクライニングチェアに身体を預けると「ととのう」がやってきます。
目を閉じ鳥の鳴き声や奥岳川のせせらぎを感じながら、気持ちのいいリラックスした時間を過ごすことができます。
大自然の中でととのう
奥岳川という大自然が生み出した天然の水風呂、ロウリュウとアウフグースの相乗効果によって今まで経験したことのない「ととのい」に出会うことができました。
大自然を感じながらの本格サウナ体験ができるロッジきよかわに訪れてみるのはいかがでしょうか?
- 里の旅リゾート ロッジきよかわ
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〒879-6911
大分県豊後大野市清川町宇田枝158
HP https://lodge-kiyokawa.jp
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「サウナのまち」豊後大野市他のサウナ
WRITER
- 小島 直人記事一覧
竹田高校を卒業後、大分大学理工学部に進学し、大学院ではプラズマを専攻。高校、大学は実家から通える場所を選択するほど、大の竹田好き。父の影響で小学生の頃からカメラを始めている。大学院修了後はフリーのカメラマンとして竹田を拠点に企業の広告撮影、イベントやファミリー撮影、記念日の撮影などの活動を行なっている。