• 

• 業種

  建築設備・地域環境設備の計画・設計・監理ほか

  https://kuwano-em.co.jp

  1991年創業。建築設計三分野のうちの一つである設備設計を主とし、照明や水まわり、空調換気・通信・防災・消火などの設備設計を通して人が快適で安全に過ごせるよう、建物のライフラインシステムをデザインする会社です

社長インタビュー

• 

• 企業名

  株式会社桑野設計（建築設備設計・一級建築士事務所）

  お名前

  桑野 尚樹（クワノ　ナオキ）

  役職

  代表取締役

人と街、未来をつなぎ建物に命を吹き込む仕事

私たち桑野設計は1991年の創業から30年以上、大分県内、また県外の様々な案件に携わらせていただきました。「建築設備設計」という業種はみなさんには聞き慣れないものかもしれませんが、商業施設や学校、図書館やスタジアムなど街のあらゆる建物の設備に関する設計図を書く仕事です。建物の電気やガス、水道や通信などライフラインのシステム全体を、配管配線で動かす流れを作っています。例えば、昭和電工ドームの照明改修設計、iichiko総合文化センターでの設備改修設計なども私たちが手がけた仕事のひとつです。他にも、省エネ計算書作成業務や積算業務、建築物の保全調査など設備設計の範囲は多岐に渡ります。

昭和電工ドーム

社員みんなが充実した人生を歩むために

私が会社を経営していく中で一番大切にしていることは「一体感」です。この会社は私がサラリーマンから独立し、最初は1人でスタートしました。少しずつ仲間が集まり、今があるので社員一人ひとりの想いを大切にしています。経営理念にもありますように、それぞれが「仕事をする」というだけではなく、人として集まり“一緒に頑張っていこう”という気持ちを持つこと。また、それぞれが充実した人生を歩めるように考えていくことが、私たち桑野設計という企業の存在価値に繋がるのだと感じています。私はいつも働いて収入を得るだけではなく、そこにプラスαの価値観を想像し自分たちで考え、何かを身に付けてほしいという想いを伝えています。その想いを高めるために毎月社員研修を行っていますが、最近では霊山寺で座禅会や登山を行うなど、少し独特なコミュニケーションを図っています（笑）。私の想いが届きにくい時もありますが、社員それぞれの意見が出しやすい会社づくりや、私自身も自分にない考えをしっかりと受け止め理解することを大切にしています。これからも設備設計という就労人口の少ない業種の中で、しっかりと地に足を着けた堅実な経営で成長しながら、人々の快適な毎日を作り続けたいと思っています。

経営方針

• ワークライフバランスのとれた笑顔のある職場環境
• 調和を保ち、すばらしい人間関係を構築していく
• 前を向き、誠実に誠意をもって仕事に取り組む
• 各人が価値観を前向きに考え実行し、尊重し合い、共に成長していく
• 日々研鑽し技術を高める

iichiko総合文化センター

学生の皆さんにアドバイス

学生のみなさんには今学べることをしっかりと学んで、取れる資格は今のうちに取得しておくことを勧めます。というのも私自身、大学生の時はアルバイトや友達と遊ぶことが楽しいばかりで卒業することができず、社会に出て初めて世の中の仕組みを知った時、もっとちゃんと勉強しておけば良かったと大きな後悔があったからです。そのような経験から4年前に大学院に入学し、院生として学び直しました。会社には迷惑をかけましたし、社会人として学ぶことは容易ではありませんでしたが、今では休日に一級建築士の専門学校で講師もしています。その経験は会社での若手の育成、指導にも大きく役立っています。どんな人間でも向上心を持ち生きることで、笑顔のある充実した人生を歩むことができるのではないでしょうか。

学生さんへのメッセージ

新卒の就職は一生に一度のゴールデン切符を持って挑める、一番条件の良い就職を目指せる絶好の機会だと私は思っています。そこを勝ち取るためには大きな努力が必要ですが、このチャンスをどうか逃さないでほしいと思います。例え逃したとしても、その後の人生の歩み方で変わると思います。私はその切符を逃しましたので心底身に沁みていますが（笑）、自分でスキルを上げていきステップアップし今があります。大変でしたし遠回りはしましたが、その努力が無駄ではなかったと実感しています。いかなる時も向上心を持ち、自ら考え、創意工夫をする。それこそが私たちの求める人材像であり桑野設計が描く「未来のビジョン」です。