「非破壊検査」って一体なんだ！？　パワーワードすぎるこの言葉に企業説明会で出合った大学4年の夏。気になって気になって、詳しく知りたいと興味を持ったことがきっかけで就職が決まったという、まさに運命的な就職活動だった先輩に、ちょっぴり専門的な職種についてお話を聞いてきました。

お邪魔したのは、こちら!!

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• 株式会社ジェイテック

  https://favoita.com/companies/51

  2006年創業。鉄鋼構造物、船舶、コンクリート構造物などを壊さずに表面や内部の欠陥の有無や劣化を調べ、構造物の寿命を把握したり保全に活かしたりする「非破壊検査」を主に手がける企業。国内の検査会社では２社目となるデジタルエックス線装置を導入するなど、新しい技術を積極的に取り入れ、検査機器を通して社会インフラの供給に貢献しています。

お話を伺ったのはこちらの方。

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• お名前

  上田　祐貴

  所属部署

  技術本部プロダクト２部

  入社年

  2013年

  出身地

  大分県大分市

  出身学部

  日本経済大学　経済学部

入社して８年目になる上田佑貴さんは、高校時代はボールをひたすら追いかけたバスケットマン、卒業後は大学進学のため福岡県へ。バリバリの文系だった上田さんですが、大学４年の時に参加した合同企業説明会で運命の出合いを果たします。
「卒業後は大分に帰りたいと思っていたので、大分県で開催された説明会に参加したんです。最終的に気になったのは２社でした」と話す上田さんですが、そこで強烈に印象に残ったのは株式会社ジェイテックのブースで聞いた「非破壊検査」というワード。すぐさまインターンシップにも参加し、その時点でほぼ入社したい意思は固まったのでした。

好奇心が導いた運命の出合い

上田さんの心を大きく動かしたのは一体なんだったのでしょうか。「自分の知らない世界をもっと知りたいという気持ちが湧いたんです」と、キラキラした目で上田さんが語ります。希望の業種をなかなか絞り込めず、就職活動のスタートも比較的遅かった上田さん。しかし企業説明会で見つけた「知りたい、やってみたい」という自身の好奇心が、新たな目標や挑戦したいことにつながり、結果的には驚異のスピード内定となりました。タイミングって大事なんですね～。

ワクワクが止まらない！　非破壊検査の世界へようこそ

上田さんが巡り合った非破壊検査とは、簡単に言うと、構造物などの検査対象物を壊さずにそのものの状態を調べること。上田さんが担当するのは、放射線を使って構造物や建築物の異常を探し出す、いわば“構造物のレントゲン技師”のような職種です。クライアントは全国の工場関係の企業が主で、設備の破損や劣化、耐震診断をして、調査結果の報告やその対策を提案するのがメインの業務です。

上田さんが心をわしづかみにされた仕事に実際携わってみて、どう感じているのかも気になります。
「放射線を使ってのぞく構造物や機械の中は、誰もが見ることができない特別な世界。仕事ではありますが、ワクワクします」と、新しい世界への強い関心が上田さんの働く意欲につながっているとのこと。
「おもしろさの一方で、見た目からはわからない配管の腐食を発見したり、建物の倒壊の原因になるヒビを見つけたりと、事故やトラブルなどを未然に防ぐことができ、お客さまに感謝の言葉をいただけることもやりがいですね」と、非破壊検査の仕事の醍醐味も語ってくれました。

どんな学部出身でもチャレンジできる！

一見、工業系のお仕事のようなイメージですが…上田さんは経済学部のご出身ですよね？
「私も最初は工業系の職種と思い、難しい仕事なのかなと構えていましたが、仕事をしながら学べるので、誰でもチャレンジできる世界です。文系出身の方も多いですよ」とのこと。もちろん仕事を覚える大変さはありますが、先輩から指導を受けながら一つ一つできるようになるのも、自分の成長を感じることができるやりがいの部分でもありますね。

独自の教育システムで資格取得を全力でバックアップ

専門的な仕事ですが、入社前に必要な資格はあるのでしょうか？
「入社後に“NDI（社団法人日本非破壊検査協会）”という、放射線や薬品を扱うための資格を働きながら学んで取得できますよ」とのこと。半年に１回受験できるNDIは合格者３割ほどの狭き門なのだそう。「資格取得のための専任講師が社内にいるなど、バックアップ体制が整っているのは弊社の強みです。ここまでサポートしてもらえる会社はないと思いますよ」と上田さん。NDI以外にも、国家資格であるエックス線作業主任者なども受験できるとのこと。
「持っている資格によって業務範囲が広がるので、努力した分だけスキルアップできるのは魅力であり、働き甲斐につながっています」と、与えられた仕事だけやるのではなく、常に目標を持って仕事をすることが上田さんのモチベーションの源となっています。

自分の直感を信じてチャンスを逃さずに

上田さんの休日の楽しみは、１歳半になる息子さんと遊ぶこと。ふるさとで家庭を築いたことについては「地元の友だちのほとんどが大分で働いていますし、やはり実家が近いのは安心ですね。妻の実家もそばにあるので、共働きの私たちにとって本当に心強いで存在です」と、大分で暮らす安心感は何にも代えがたいものだと語ります。

まだ将来の目標が定まっていない学生さんにとって、たくさんの業種から自分のやりたいことを見つけ出すのは至難の業なのかもしれません。
「就職説明会でたくさんの企業を見ることも大切ですが、自分の学部にとらわれず、直感的にでも興味のあることが見つかったら、絞り込んで調べたり、会社訪問をして掘り下げてみたりすると、思ってもみなかったところに自分らしさが発揮できる場所が見つかるかもしれません」と、上田さんから就活生へのメッセージ。就職活動にはタイミングも大きく作用しているのかもしれませんね。新たな知識を得ることへのあくなき探求心を忘れず、自分の直感を信じて突き進めば、きっと上田さんのように“天職”と思える職業に出合えるはず！

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