色とりどりのきれいな花が楽しめる春。お花見を楽しんだ方も多いのではないでしょうか？
お花見というと桜のイメージがありますが、4月中旬から5月に見頃を迎える藤の花もおすすめです。 今回は大分県内の藤の名所をご紹介します！

西寒多神社【大分市寒田】

大分市寒田にある西寒多神社は応神天皇の勅命によって建立された社殿を起源とする由緒ある神社です。
大分県の中部・南部を位置する豊後国には一之宮（地域の中で最も社格の高いとされる神社）が2つあり、その1つが西寒多神社です。
境内には昭和49年に指定された大分市指定文化財の社殿や、昭和55年指定の大分県有形文化財の万年橋があります。

藤の名所としても知られていますが、境内にある藤棚はなんと樹齢約450年！
地区民が社殿に供える御酒の酒造所を建てる時に植えたと伝えられており、昭和49年に大分市指定天然記念物に指定されています。
四方に各300平方ｍも張り出したみごとな枝ぶりを見せ、甘酸っぱい香りは訪れた人を魅了します。
例年4月中旬頃から花の香りが境内に広がり、4月下旬には見頃を迎えます。

4月20日～5月5日の間は西寒多ふじまつりが開かれます。
藤の花がきれいに咲いてくれたことへの感謝と、これからも元気に枯れることなく人々の目を楽しませていただきたいという願いを込めた神事が行われます。
5月3日〜5日の間は長浜神楽・羽田神楽・子ども神楽・庄内原神楽の奉納が行われるそう。

4月下旬頃の開花に合わせてライトアップも行われる予定です。昼間とはひと味違う幻想的な藤の花を楽しむことができます。
ホームページでは藤の花の開花状況のお知らせがありますので、藤の花とふじまつり、両方おでかけしてみてくださいね！

※コロナウィルス等の影響により予定内容が変更になる場合がございます。

千財農園【宇佐市四日市】

次は宇佐市四日市にある千財農園をご紹介します。地元で「小倉の池」と呼ばれる景観よいところにあり、茶畑に隣接した約2,400坪もの藤棚に約250本の藤が咲き誇ります。
例年4月下旬から5月上旬にかけてが見頃。珍しい品種もあり、白・ピンク・紫と色とりどりの藤の花と甘い香りを目当てに遠方から多くの花見客が訪れます。

また、茶畑を挟んでバラ園があります。こちらは約2,500本のバラが天然の香水となって5,000平方メートルの広大な敷地を包み込みます。 見頃は5月中旬頃～7月上旬と10月上旬～11月下旬です。
藤棚は入園料無料、バラ園は有料となっています。

園内の売店ではお茶やデコポン、ソフトクリームを販売しています。ベンチに座ってのんびり、お花見を楽しむのもおすすめです♥