私たちの生活に欠かすことができない、家電やコンピューター、自動車。普段目にすることはありませんが、それらの構成部品の中には半導体という電子部品が含まれています。その半導体が正常に作動するかは製品にとってとても重要なこと。今回はその半導体のテストプログラム開発を行う先輩を訪ねました。

お邪魔したのは、こちら!!

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• 株式会社エリア

  https://favoita.com/companies/63

  1993年に創業。「革新的ビジネスプロセスの創造」を経営理念に、LSI（半導体）に関連する事業を展開。LSI試験装置やテストアプリケーションの開発、半導体の設計を専門に行う企業として、県内外から高い評価を受けています。また若者の採用・育成に積極的で、雇用管理状況などが優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する制度「ユースエール認定企業」を取得するなど、働き方改革を積極的に行う企業です。

お話を伺ったのはこちらの方。

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• お名前

  山崎　靖典

  所属部署

  技術部　テスト技術課

  入社年

  2008年

  出身地

  大分県別府市

  出身学部

  近畿大学　工学部電子情報工学科

テスターという機械を使いながら、パソコンの前に座り、細かな数字とにらめっこ。半導体が世の中に出て行く前に、正常に作動するかどうかを試験するテストプログラムの開発を行っているのが、新卒で入社して12年になる山崎さんです。

別府市出身の山崎さんは、普通科の高校を卒業。ものづくりの世界に憧れて、電気・電子関係が学べる関西の大学に進学し、主にプログラミングを勉強していました。卒業後は「地元に戻りたい」という希望から、県内で就職活動を始めた山崎さん。大学で学んだプログラミングや電気の知識が活かせる企業を探す中で、見つけたのが「エリア」だったそうです。「最初は大手メーカーなども視野に入れていましたが、インターネットで偶然見つけた「エリア」に興味が湧き、説明会で話を聞きに行きました。半導体産業が伸びている中で、テストという分野で勢いがある地場企業に魅力を感じました」。

入社当初から配属の希望は、テスト技術課。技術者になりたいという夢を持っていた山崎さんにとってプログラム開発は憧れの仕事だったそうで、以来12年間同じ部署で専門性を磨いてきました。昨今、様々な製品が電子化しているため、クライアントさんからの要望も多岐に渡り、知識をアップデートする必要があると言います。その勉強も兼ねて、県外や海外のメーカーに1週間〜1ヶ月ほど出張に行くこともあるのだとか。
「大手の半導体メーカーへ出張に行き、そこで今どういうことをしているのか、どういう検査をしているのかを学びながら仕事を受託するということをしています。他の会社さんで現場検証の作業をする事もあり、いろんな経験をさせていただいています」。
大手半導体メーカーの新しい技術を得ることができるのも「エリア」に入ってよかったことの1つなんだそう。

6名の社員さんが働くテスト技術課では、1つの半導体に部品に関してのテストプログラムを1人で受けることがほとんど。そのため全員が黙々と作業に打ち込む時間が多いそうですが、上司や同僚の方はとても話しやすい方が多く、質問や相談事を聞きやすいのはもちろん、休憩時間には和気藹々とした雰囲気が流れているので、働きやすいと教えてくれました。

大分で結婚し、2人の息子のパパでもある山崎さん。今後も「エリア」のテスト技術部で働き、「専門性を高めて、会社に貢献していきたい」と展望を話してくれました。

大分で就職した理由・大分で働く魅力について

高校時代は県外で暮らすことに憧れを持っていたという山崎さん。実際に暮らしてみると大分の住みやすさを感じ、就職活動は大分県内で探すことに。「県外で就職しても、いつか家族のそばに戻るという選択を迫られる時期が来るだろうと思っていました」。将来のことも考えて、働くならばやはり土地勘があって住みやすい大分での就職を決めたそうです。

就職活動中の学生さんへアドバイス

「県外の大学に進学して、地元での就職を考えているのであれば早めに企業探しを始めること。県外の大学では学校からの紹介もなかなか期待できませんし、情報を得るのが大変です。私自身も県外に出て、大分で就職しようとしたときに企業を探すのが大変でした。半導体関連企業が県内にこんなにもあるということも入社してから知りましたし、早め早めに企業研究をしておくことが大事だと思います。あとは大学の勉強をしっかりしておくこと！（笑）。働いてからもっとちゃんと授業の内容を理解しておけば役に立ったのに・・・ということがあったので、遊びやバイトに夢中になるのも良いですが、勉強もしっかり頑張ってくださいね」。