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おおいたではたらく

2023年04月28日

国が認めた知識と技術、心で視生活を支える
株式会社ヤノメガネ若手社員

この数年で急激に進んだショッピングのセルフ化。便利さやコストダウンが注目されがちですが、健康に関することや、モノの価値を的確に判断したいときは、プロのアドバイスに頼って買い物をしたいことがまだまだあります。
創業から100年以上続く大分県民におなじみの眼鏡店「ヤノメガネ」では、お客さまの視聴覚を支えるために、国家資格を持ったスタッフの方が接客をしていることをご存じですか?歴史あるヤノメガネで働く先輩に、業界の魅力ややりがい、就活のアドバイスを伺ってきました。

お邪魔したのは、こちら!!

  • 株式会社ヤノメガネ
  • 株式会社ヤノメガネ

    https://www.yanomegane.jp

    1919年創業。大分県、宮崎県に25店舗を展開する老舗眼鏡店。「視力提供の仕事を通じて地域社会の人々の健全で明るい生活に奉仕する」という理念のもと、眼鏡をメインにしながら補聴器も取り扱い、お客さまの「視聴覚」を支えています。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • 株式会社ヤノメガネ
  • お名前
    佐藤 花奈
    所属部署
    アミュプラザおおいた店
    入社年
    2018年
    出身地
    大分県大分市
    出身学部
    大分大学 経済学部

エスカレーターを降りてすぐ「いらっしゃいませ」と笑顔で出迎えてくれた、佐藤花奈さん。丸いフレームの眼鏡がよく似合う佐藤さんが働くアミュプラザおおいた店は、若い世代やファミリーで訪れるお客さまが多い店舗。商品棚にはセンスが光る眼鏡やサングラスがずらりと並びます。

株式会社ヤノメガネ

「やりたいジャンル」で選んだ就職先

佐藤さんは大分大学を卒業後、ヤノメガネに就職して5年が経ちます。数ある企業の中から、ヤノメガネを就職先に選んだ決め手は何だったのでしょうか。

「大学生の頃にスーパーで試食販売のアルバイトをしていて、多いときは100~200人のお客さまに商品を手渡していました。一日で大勢の人に関われる接客業に楽しさを感じていたので、就活も接客業というジャンルに絞っていました。そんな中、中学生の時に初めて眼鏡を買ったヤノメガネの求人を見つけたんです。当時接客してくれた方がとても親身に眼鏡を選んでくれた印象がずっと残っていて、応募を決めました」と、穏やかな口調で語る佐藤さん。働きたいジャンルと、子どもながらに接客のクオリティーの高さが忘れられなかった記憶がつながり、ヤノメガネに見事採用となりました。

株式会社ヤノメガネ

佐藤さんの仕事は接客をはじめ、カウンセリングや眼鏡のクリーニング、不具合の調整など多岐にわたりますが、社会人としてのマナーや接客のノウハウ、業界の知識などは研修や先輩からの指導のたまものなのだそう。実際に現場に出てからは、子どもから年配の方までさまざまな年齢層のお客さまを担当し、関わる中で度胸もついてきたと言います。
「どんな時に見えづらいのか、眼鏡をお使いになるのかヒアリングをして、かけ心地や耐久性、お客さまにお似合いかどうかなどを総合的に判断して商品をおすすめしています」と、一人一人に合った商品選びを責任持って承っているとのこと。

株式会社ヤノメガネ

「仕事に欠かせないアイテムはありますか?」と聞くと、ポケットから小さなドライバーを出して見せてくれました。眼鏡のネジを調整する作業は細心の注意を払っているそう。ちなみにドライバーのケースは先輩が手づくりでプレゼントしてくれたものだそうで、店舗の様子から職場の和気あいあいとした雰囲気が伝わってきました。

株式会社ヤノメガネ 株式会社ヤノメガネ

佐藤さんの勤務にはシフトが3パターンあり、残業もほとんどなく、完全週休2日制。営業時間の10時からの出勤が多く、朝はゆっくりと過ごせているとのこと。通勤も徒歩圏内で、早番の日は帰りに友だちと食事に行くこともあるそうです。
「通勤ラッシュのないストレスフリーな場所で働けるのは、都会にはない大分に暮らす大きなメリットですよね」と笑顔で語っていました。

志は高く。国家資格取得と昇進試験を目指して

販売職で入社した佐藤さんですが、総合職に転向しようと決意したきっかけがありました。それは、コロナ禍で店舗が休業になったときのことです。
「これからの自分の人生について考え、一人でも生きていけるように強みや自信を持ちたいと思うようになりました。販売職の役割は、お客さまに眼鏡のレンズとフレームをおすすめすることが主な仕事になりますが、それだけでなく、より専門的な知識や技術を必要とする視力測定なども担当できる総合職になり、今以上にお客さまのご要望に応えられる存在になりたいと思うようになったんです」。
佐藤さんは仕事の幅を広げるため、ヤノメガネの社員の半数以上の方が持つ国家資格「眼鏡作製技能士」を取得することと、総合職になることで挑戦できる昇進試験を受けるという、新たな目標を掲げたのです。「眼鏡作製技能士」の取得にはスクーリングの受講や、すでに取得した先輩方からのアドバイスなど、会社としても万全のサポート体制が整えられています。
「休業を機にこれからの人生を改めて考えることができました。熱心に指導してくださる先輩や、お互いを高め合える存在である同僚のおかげで、充実した毎日を送っています。いろんな面で支えてくれる会社に感謝しています」と、その言葉からは佐藤さんの丁寧な心と強い意思が伝わってきたのでした。

株式会社ヤノメガネ

就活は楽しんだもん勝ち!

国家資格取得を目指しながら日々の業務をこなす佐藤さんに、就活をうまく乗り越えるコツを聞いてみました。「気負わずに、就活を楽しむことだと思います!」との答え。
「いろんな企業から貴重な話が聞けて、その中で人生に役立つ話に出合えるチャンスも就活にはあります。それから、自分のやりたいことから企業を探すだけでなく、“自分が得意なジャンル”や“好きなこと”から職種を絞るのもありだと思います!最終的に大切なのは“自分がどう働きたいのか”を軸にすることが大事だと思います」。
“人と接することが好き”という佐藤さんの視点から、新たなきっかけにつながるポジティブな就活のアドバイスをいただきました。

穏やかで優しい人柄の中にも、芯のある佐藤さん。これからのさらなる活躍が楽しみです!

企業データ

株式会社ヤノメガネ

〒870-0035
大分市中央町1丁目5番5号
097-536-1500(代)

もっと詳しく知りたい方

企業HPはこちら

WRITER

  • 牧 亜希子
  • 牧 亜希子記事一覧

    planner/writer。特に大分県の観光情報が得意な自称「勝手に大分県の魅力案内人」。友人からのリクエストで旅行プランを立て、アテンドすることも。 特技/取材や撮影に行くことが多いにもかかわらず、「超」が付くほどの雨女。私の行き先ではかなりの確率で降らせます。取材先の皆様、ご了承くださいませ。

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