おおいたではたらく
2016年04月28日
モバイルクリエイト株式会社若手社員
大分の就職について、先輩から大いに学ぼう!!という『オオイタカテテ』のコアコンテンツ『おおいたのせんぱい』。今回は、大分県にいながら東証一部上場企業で働ける!! 成長を続けるベンチャー企業にお邪魔します。時代の先端を行く仕事がしたい。大きな(基準が曖昧)会社で働きたい。ベンチャーで自分の力を試したい!! そういって都会を目指す君たち。その仕事…、大分にありますよ。
お邪魔したのは、こちら。
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モバイルクリエイト株式会社
“創りたい未来がある 創っているのはちょっと先の未来です”
作るではなく、創る。未来を創造しているんです。この企業スローガンは、胸を熱くさせますね。事業は、携帯通信のインフラを活用した移動体通信網(MVNO事業)及び、GPSを活用した移動体管理システムの開発、販売、運用、保守を行っているそうです。詳しいことは、先輩に聞いてみましょう…。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 後藤 敏男(39歳)
- 所属部署
- 営業部 営業統括室 主任
- 入社年
- 2014年10月
- 出身地
- 大分県大分市
- 出身校
- 大分大学 工学部
今回は、特別にお二人から話をお聞きしました。というのも、お一人目の後藤さんの入社エピソードが特異だったからです。後藤敏男さんは、幼い頃から転勤族のお父様の影響で、ここが故郷です。といえる土地がなかったそうです。しかし、ご両親の故郷が大分で、後藤さん自身の最終学歴も大分大学だったため、ここ大分県が故郷なのだとか。
大学で人工知能について学んでおり、卒業後はプログラマーとして福岡で就職。30歳の時に東京へ転勤、それと同時に商品企画の部署へと転属になりました。「自分自身、一生技術職で終わりたくないという思いもありました」と語る後藤さん。思い通りのキャリアを積んでいるように見える後藤さんがなぜ、大分で働こうと考えたのか…不思議です。
「仕事を引退した両親が大分で暮らしていることもあり、いずれは近くに。とは思っていたのですが、大きなターニングポイントは、東日本大震災です」。東京で家族を持ち、子どもにとても怖い思いをさせてしまったことが、故郷へのUターンの思いを加速させました。
「まったく情報がない」
大分でもIT系の企画職を希望していた後藤さんだが、ホームページやハローワークで探せど探せど、まったく情報が出てこない。このままでは埒があかないと考えた後藤さんの行動が、仕事を辞めて、現地で探すこと!! 家族がいる身で考えると暴挙に近い行動。「遠隔地だとそれだけ探しづらいということですね。幸い、両親が大分にいたからできたことですが」と当時を振り返りました。
帰郷後、県発行の冊子などに載っている情報を基に経験を活かせる仕事を探し、モバイルクリエイトの求人を発見!! これだ!と感じた後藤さんでしたが、求人職種は『コールセンター』。なんとか会社と接点を持とうと応募、いざ、面接で「企画がしたい!!」とアピールするも感触はイマイチ。「次探さないと」と考えていた時に人事担当から電話があり面接できることになり、見事就職。晴れて企画、商品開発の仕事に就いています。「技術力が高く、スピード感のある会社です。もっと多くの人に製品を知ってもらうために、幅広く関わらせてもらっています」と、充実している様子でした。
2014年10月に入社して約2年、大分で働き、大分に住むことにどんな思いがあるのか聞いてみました。「仕事上で地の利のハンディキャップは感じません。就職活動の情報量は大きく改善の余地があるとは思いますが。生活でいえば、子育てには最高の環境ですね。休日はもっぱら子どもたちと海や山で遊んでいます。病院やライフラインも充分なうえに、自然環境に恵まれているのは、大分の良いところだと思います」と後藤さん。誰しも、最初の就職で生涯不満なく働き遂げられるわけではありません。“転職”も人生では充分あり得るイベントです。後藤さんのように、ドラマのようなことがあるかはわかりませんが、どんな時も前向きに進むことで未来が拓ける。ということを体現していて、とても励みになるケースですね。
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- お名前
- 佐藤 いずみ(23歳)
- 所属部署
- 技術部 開発室
- 入社年
- 2015年4月
- 出身地
- 大分県臼杵市
- 出身校
- 愛媛大学 工学部
さてさて、後藤さんを取材した大分駅南事業所から、都会のオシャレオフィス感満載の本社に移動して、2015年度入社の佐藤いずみさんに話をお聞きしました。愛媛大学の工学部出身の佐藤さん。勉強という道を踏み外し、獣道を歩いてきた私からすると後藤さんも佐藤さんも雲の上の存在。どうして、工学部に進んだのかが気になりました。「小さな頃からインターネットやゲームで遊んでいて、小中学校のPCの授業でおもしろいと感じました」…そうですね。我々と違い、物心着いた頃からインターネットがあったんですよね。ネットワークやプログラミングに興味を持つのも珍しい事ではないですね。そうした環境のなか、PCに触れられる仕事に就きたいと考え始めたのだそうです。自ずと、就職先はIT企業に絞り込まれていたそうです。「大学のある松山も凄く好きな場所だったんですが、リアルに就職してからの日々を想像してみたら、慣れ親しんだ土地で働くことが自分には一番合っていると思いました」と語る佐藤さん。そこで、大分県にあるIT企業を探し始め、一番興味を持ったのが『モバイルクリエイト』だったのでした。もちろん、東証一部上場企業というのも魅力でしたが、幅広く商品開発を行っていることにも大きく興味を持ったそうです。「もちろん、就職してみないと社内の雰囲気などはわかりませんが、やりがいのある仕事ができるだろうと思いました」。
第一志望のモバイルクリエイトに入社して1年。現在は、技術部開発室というセクションでタクシー決済システムのソフトウェア、端末とサーバー、アプリケーションの開発に従事しています。まさに、即戦力として大いに力を発揮しているようです。「まだまだ、先輩方の技術には及びませんが、開発のスピードアップ、技術の勉強を重ね、プロフェッショナルと呼ばれる人間になりたいです」と夢を語ってくれました。
地元で、やりたい仕事に就いた佐藤さん。一度県外で暮らしたことで、大分の良さを実感しているそうです。「やはり、食べ物がおいしいです。刺身が厚い!! 人も温かくて優しいし、私は、地元で就職の道を選んで正解だったと思っています」。就職活動のスタートが遅かったという佐藤さん、後輩たちに対しては、早めにスタートし、余裕を持って色々な業種を見てみるのも良いのでは?と経験を踏まえてのアドバイス。
就職して間もない時に、安心して仕事に集中できる環境というのは、とても大切。学生から社会人として、スタートを切った時、あれもこれもすべて変化するなかで、覚えることだらけというのも少し酷な気もします。もちろん、それを乗り越えてこそ、見えるものもありますが、それは人それぞれ。自分に合った道を、先輩の言葉を通して探す。そんなスタンスで就職活動も楽しめるといいのではないでしょうか?
- 会社データ
モバイルクリエイト株式会社
WRITER
- 嶋山 哲史記事一覧
上京する仲間を見送り、彼らより充実した仕事、暮らしをココ(大分)で叶えると誓った20代。寝る間も惜しんで働き、遊んだ20代。下積み活きてきた30代。あっという間に40代。一所懸命生きていると自ずと自分の道が見えてくる…? しんけん働こう。