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おおいたよもやま

2018年05月31日

神秘が誘う幻想の地底世界へようこそ_。「稲積水中鍾乳洞」

GWも終わり、季節はジメジメとした梅雨へと移り変わる今日この頃。
そんな時は少し気分を変えて、身も心もリフレッシュしてみませんか?

今日は豊後大野市三重町にある、日本一の水中鍾乳洞「稲積水中鍾乳洞」へGO!
神秘的な鍾乳石の数々に癒されるのはもちろん、目の前には名水百選の「白山川」が流れ、目の前に広がる大自然に包まれると、何だか気分もスッキリ♪ちょうど今から6月までは、沢山のホタルを見ることもできるそうです。美しい水と大自然…デトックス効果に期待大です!

名水百選の「白山川」 稲積水中鍾乳洞

そもそも「鍾乳洞」とは、石灰岩が地表水や地下水によって侵食され出来た洞窟のこと。ここ「稲積水中鍾乳洞」は3億年前の古生代に形成されましたが、その後、今から30万年前の阿蘇火山大噴火により水没したことで、現在の「水中」の形になりました。実は世界的にも非常に珍しいとされる「水中鍾乳洞」なのです!
また洞内は年間を通じて一定の温度(16度)で、夏は涼しく冬は温かいという快適空間。では、早速探検してみましょう♪

稲積水中鍾乳洞 日本文理大学・稲川研究室

と、その前に。聞くところによればここには「底なしの渕」と呼ばれる場所があるそうで。今日は日本文理大学工学部機械電気工学科・稲川研究室の皆さんのご協力のもと一緒に検証してみたいと思います。底なしの渕……何だかワクワクしてきました!
(左から、武鴻程(ブ・コウテイ)さん、稲川直裕教授、鶴野瑞穂さん、朴宰用(パク・チェヨン)さん)

稲積水中鍾乳洞 日本文理大学工学部機械電気工学科・稲川研究室

慎重に機材を運び入れながら、一歩入ると幻想的な鍾乳洞の世界が広がっています。ひんやりとした心地の良い温度に誘われ、思わず日常を忘れてしまいそうです。

稲積水中鍾乳洞 ベルホール 稲積水中鍾乳洞 「底なしの渕」

洞内には水中鍾乳石や珊瑚礁、世界的にも珍しいベルホールやヘリクタイトなどが数多くあります。中でもベルホールは、地上で見られるのはここだけだと言うから驚きです!こんな近くに貴重な遺産があったのですね……もっと早くに知っていれば良かったと少し後悔…。

※ベルホール・・・まるいお椀の形にくりぬいたような、釣り鐘型のくぼみで、天井に向かって伸びていく。
※ヘリクタイト・・・様々な鉱物が不規則に曲り、洞穴の壁や天井に堆積したもの。

稲積水中鍾乳洞 日本文理大学・稲川研究室

進んでいくと、「底なしの渕」に到着!
ここは本当に底なしなのか?水中はどんな感じなのか?文理大のみなさん、よろしくお願いします!!

稲積水中鍾乳洞 日本文理大学・稲川研究室 稲積水中鍾乳洞 日本文理大学・稲川研究室

日本文理大学・稲川研究室では日頃から様々な研究を行っています。
今日使用する水中ロボットの観測技術は、実際に県内の防災事業関係施設やダムなどのインフラ点検に使用されているそうです。更に驚くべきは、このロボットも含め稲川研究室で使用するロボットはすべて手作り!「買ったほうが早い時代ですが、本物のものづくりの教育と研究のためには手作りであることが重要です。」と稲川教授は言います。なるほど……こういう研究に対するこだわりが、私たちの生活に密かに役立っているわけですね。何とも素晴らしい!!
また、手作りロボットがゆえ、独自のカスタマイズができることも特徴のひとつ。この水中ロボットは水深50mまで調査できるそうですよ。

稲積水中鍾乳洞 水中ロボット

これが水中ロボット☆
いざ底なしの渕へ!

稲積水中鍾乳洞  水中ロボット 稲積水中鍾乳洞  水中ロボット

そーっと水中ロボットを沈めていくと……

稲積水中鍾乳洞 水中

そこには川魚の姿が!!
普段は魚がいることは珍しいそうですが、前日の大雨の影響もあって沢山の川魚が泳いでいましたー!カワイイ♡
……そういえば、この高性能カメラに写っているのは、そ、そ、底なのでは?!

稲積水中鍾乳洞

色々な機能を駆使して、多方面から確認してみましたが、確かに底!
底なしの渕は底なしではなかったのですねー(笑)ちなみに底までの距離は12、13m。誰が名付けたか「底なしの渕」には、しっかりと底が存在しましたー!w

稲積水中鍾乳洞 稲積水中鍾乳洞

とはいえ、水中鍾乳洞の底を見ることができる様になったと時代の進化を感じます。水中の様子はカメラで録画してありますので、ぜひこちらからご覧ください!見たことのない景色が広がっていますよー

稲積水中鍾乳洞 稲積水中鍾乳洞

昭和52年にオープンした「稲積水中鍾乳洞」は全長約1kmあり、そのほとんどが歩いて探索できるんです。しかも歩道が広いので、車イスでもOK!小さなお子さまからお年寄りまで、みんなに優しい水中鍾乳洞です♡美しい水の透明度や、癒し効果のある異空間を存分に満喫しましょう!
ちなみに洞内は携帯も圏外!でも、この地球の歴史を身近に感じられる空間に、電波は不要。携帯を手放す時間、それこそが最大の癒し効果となっているのかもしれませんね。

文理大の皆さん、今日は本当にありがとうございましたー!!
これからも色んな研究、頑張ってくださいね。楽しみにしています!

余談ですが、この「稲積水中鍾乳洞」の出入り口には昭和の世界が!!自然が作った遺産とのギャップに思わずホッコリしてしまいますが(笑)、見事に作られた昭和の世界はとてもリアル!ここも是非お楽しみくださいね。

稲積水中鍾乳洞 昭和の世界 稲積水中鍾乳洞 昭和の世界 稲積水中鍾乳洞 昭和の世界

追記

鍾乳洞の神秘的な水底の様子を伝えてくれた水中ロボット。その活躍はこんなところにも!

稲積水中鍾乳洞 昭和の世界

7月末、大分市木佐上地区のサマースクールで子どもたちが水中ロボットの操縦を体験しました。「淵の滝」の滝壺にロボットを投入、水中や魚の姿に子どもたちも大興奮の様子。
みなさんの安全を守るだけでなく、子どもたちがロボットや工学に触れる貴重な機会にもなっているんですね。

稲積水中鍾乳洞
〒879-7263
大分県豊後大野市三重町大字中津留300番地
TEL:0974-26-2468
営業時間:9:00〜17:00(夏季は延長営業)
年中無休
入場料金:一般・大人1200円、大学生1000円、中高生800円、4歳〜小学生600円
http://www.inazumi.com/

WRITER

  • 塩月 なつみ
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