おおいたではたらく
2018年03月30日
株式会社フレイン若手社員
子供の頃はスーパーマーケットに行くこともちょっとしたお楽しみだった、という方も多いのではないでしょうか?そんなスーパーマーケットも時代とともに進化を遂げ、今では大家族からおひとり様まで幅広く対応した品揃えに驚かされることもしばしば。今日は大分県竹田市に本部を置き、大分のみならず熊本にも店舗を構える「株式会社フレイン」にお邪魔しました。私たちが生きて行くために欠かすことのできない「食」に真摯に向き合う企業で、年齢や勤続年数に関係なく、目覚ましい成長をみせる2人の先輩のお話をぜひお聞きください。
お邪魔したのは、こちら!!
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株式会社フレイン
https://favoita.com/companies/256
大正11年創立。現在は、株式会社フレインを筆頭に4つの会社を営んでいます。大分県に5店鋪、熊本県に2店舗あるスーパーマーケットの小売業をはじめ、不動産経営や100円ショップ、コインランドリーや商業テナント経営など幅広く手がけている会社です。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 矢野 久美子
- 所属部署
- 本部 惣菜アシスタントバイヤー
- 入社年
- 2015年4月
- 出身地
- 大分県大分市
- 出身学科
- 佐賀大学 文化教育学部 人間環境課程
素敵な笑顔で迎えてくれたのは入社4年目の矢野さん。元々は、福祉の勉強に興味があり佐賀の大学へ進学しました。
「美味しいものも多く、人も優しい大分が大好きで離れたくなかったのですが、二次試験の内容などのこともあり佐賀へ行くことを決めました」。
そんな矢野さん、大学時代はコンビニのアルバイトを4年間続けたと言います。
「そのコンビニが少し変わっていて、みんなで目標を立てて売り上げを達成しよう!とチラシやポスターを作って配ったり。ここまでやるかって感じでしたけど(笑)でもそのアルバイトを通じて、物を売る楽しさを知りましたね」。
バイトでありながらも、接客業やサービス業の楽しさを感じた矢野さんはその気持ちを持ったまま、自然と就職先もその道を探していました。
「面接では、どこに行っても必ず、なぜ福祉関係に就かないのかと言われましたね(笑)」福祉科を先行していた矢野さんにとって、全く違う職種を希望する就職活動は挑戦でした。それでも矢野さんは自分のやりたいことに迷いはなかったと言います。大手企業が並ぶこの業界の中で、なぜフレインを選んだのかと問うと、「正直当時はあまり知らなかったので、最初は軽い気持ちで話を聞きました。でもそこで、これから発展して行く会社であることや、“これからのフレインには君たちのような若い力が必要だ”と社長自ら語って下さった言葉が胸に刺さりました」。
社長の熱い言葉に心動かされた矢野さんは、自分もここで力になりたいとフレインに行くことを決断。入社当初は惣菜部でフライヤーを担当し、その後チーフへ昇格。その頑張りが認められ、今年2月には店舗を離れ、アシスタントバイヤーとして商品部の仕事を学ぶ毎日です。
今は新商品の開発や仕入先との商談まで幅広く携わり、バイヤーを目指して奮闘中。「ゆくゆくは、女性ならではの目線で惣菜などを開発できたらと思っています。この歳で責任ある仕事を任せてもらえていることは有難いのと同時に、自分のやりがいにも繋がっています」と充実した毎日を過ごす矢野さん。最後に、就職活動に頑張る皆さんへメッセージをもらいました。
「私自身がそうでしたが、自分の在籍する学部や学科にとらわれ過ぎないのも大切かなと思います。学んだことを活かすことも勿論ですが、今自分がやりたいと思うことを優先していいと思います。私も福祉で学んだことが、実はこの会社でも活かせる時があります。学んだことは必ずどこかで活かせると思うので、自分の気持ちに素直に活動して欲しいと思います。皆さん、頑張って下さい!」
続いてお話を伺ったのは、こちらの方。
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- お名前
- 朝木 聖也
- 所属部署
- 三重店 食肉チーフ心得
- 入社年
- 2017年4月
- 出身地
- 大分県大分市
- 出身学科
- 大分大学 教育福祉科学部 情報社会文化課程
フレイン三重店の食肉チーフとして働く朝木さん。大きな肉の塊を次々に捌いていく姿は、まさにプロそのもの。すっかりベテランさんなのかと思ったら、なんと入社1年目というから驚きです。
そんな朝木さんがここに至るまでの経緯もまた、予想外の道のりでした。
元々パソコン関係の仕事に就こうと考えていた朝木さんは、地元の高校を卒業後、好きなパソコンを活かそうと教育福祉学部 情報社会文化課程へ進学。システムエンジニアなどの道へ進むべく4年間学びましたが、日々勉強して行くうちにその考えが変わっていったと言います。「好きだからこそ、それを仕事にするのは違うのではないかと思うようになりました」。
詳しく学べば学ぶほど、色々な思いは交錯するもの…分かるような気がします。
そんな朝木さん、実はお料理男子。食べることも作ることも好きで、その腕前はなんとスイーツまで。そういう背景から小売業やサービス業に目がいくようになり、今の道に辿り着きました。就職活動の一環として、合同説明会に足を運んだ際に声をかけられたのが、フレインとの出会いだったと言います。
「正直、この業界というのはレジ打ちや同じ仕事の毎日なのかなというイメージが強くて。でも、担当者さんの話を聞いていると現場での仕事の大きさや、食事に対する専門的な考えを聞いて自分の概念を改めました」。
フレインの在り方に共感し入社、もうすぐ2年目を迎える朝木さん。1年も経たない間にチーフという役職に立つ急成長ぶりをみせています。
「正直、自分には早すぎると思いましたが(笑)任されることに感謝しています。誰かの下に付くというよりは、何でも自分でやってみたい性格なので、この会社の社風に合っていると思います」。
積極性を持ち頑張る人を望むフレインと、朝木さんの前向きな姿勢。その相乗効果はこれからも会社の大きな宝となるはずです。
「就職活動の際に、どうして教育学部なのに教師にならないのかと死ぬほど言われました(笑)でも矢野さん同様、学んだことは活かせる場があると僕も思います。就活中は、選択肢がたくさんあって悩むことも多いと思います。親や周りの意見もあると思いますが、やって行くのは自分。真剣に考えて、本当にやりたいと思ったことを選択して欲しいですね」。
今まで学んできたこと、学んでなかったことどちらにしても、これだと思った所をスタートラインにすれば、おのずと道は開けると朝木さんは言います。皆さんも、今自分が本当に歩きたいと思う場所はどこなのか、そこから見つめ直し、スタートしてみるのもいいのではないでしょうか。
- 企業データ
株式会社フレイン
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!