おおいたではたらく
2023年10月27日
“今、この瞬間を全力で生きる” 情熱あふれる電気屋集団
株式会社大和電業社代表取締役社長
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- 業種
- 電気工事業、管工事業ほか
https://favoita.com/companies/406
1958年創業。工場や病院の電気工事、トンネルや国道の照明設備など、電気に関するあらゆる工事を行う。経営理念は「全従業員の物心両面の幸せを追求する」「仕事を通じて、どれだけ多くの人の役に立てるか」
代表取締役社長インタビュー
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- 企業名
- 株式会社大和電業社
- お名前
- 大西 康生(オオニシ ヤスオ)
- 役職
- 代表取締役社長
私たち大和電業社は1958年に創業し、2023年に65年目を迎えました。
主に電気工事業を手掛けておりますが、トンネルや球場の照明関係の他、コンビナートなどの機械周りの電気工事など様々な事業に携わらせていただいています。皆さんがよく目にする代表的なものですと、レゾナックドーム大分の柔剣道場やわさだタウンの映画館などがあります。
社員のため、お客さまのために全力で生きる電気屋集団
現在、社員は60名。長い間大切にしているのは会社の経営理念であり、全従業員の目標でもある「全従業員の物心両面の幸せを追求する」という想いです。
会社というのはまず、社員が頑張ってくれることが大切であり、一人ひとりの達成感がある場所でなければなりません。近年では、その想いをより具現化するため社内制度も見直しました。まず、新人の教育制度は先輩とのマンツーマンで行い、細かなミスマッチを防ぐため新入社員の配属先は慎重に決めています。
またSNSでの発信、女性が働きやすい環境づくりやパパのための育休なども取り入れながら、社員たちが少しでも長く働ける企業であることを目指しています。社内制度を整え、社内の風通しをよくすることは社員一人ひとりのモチベーション向上にもなり、「仕事を通じてどれだけ多くの人の役に立てるか」という私たちの理念にも繋がっていると感じています。
「人生は一度きり」と言いますが、今日という日は二度とありません。私たちは“今、この瞬間を全力で生きる”情熱を持った電気屋集団でありたいと思っています。
65年の歴史に新しい息吹を吹き込む
社内制度を見直した理由の一つとしては、娘夫婦が入社したことも大きかったと思います。
今は、企業の若き力として熱量を持つ彼らを中心に、社内制度だけでなく外部への発信に力を入れています。会社のHPを大きくリニューアルしたほか、大分県の就職説明会などにも積極的に参加。社屋も建て替え、イメージを一新しました。若い社員たちのエネルギーと、長く会社を支えてくれている社員たちの力が一つになった事で、「大和電業社」の名前が多くの人に認知され新卒採用数もぐっと増えてきました。
また外部だけでなく、社内の雰囲気にも変化を感じています。朝の挨拶や日々のコミュニケーションも活発になり、社内に活気が生まれました。これまでは地元に根付く電気工事屋として地道に頑張る毎日でした。ですが、自分たちの仕事を外部へアピールする機会を増やしたことで、自分たちの想いを知っていただくことの大切さを実感しています。
当初は、長く守ってきた電気工事屋のスタイルを変えることに戸惑いもありましたが、新入社員の増加などの結果を目の当たりにすると、挑戦することで得るものがあると感じています。これからも時代のニーズに合わせた会社づくりを社員と共に取り組んでいきたいと思っています。
この先もただ単に会社を大きくするのではなく、小さな仕事をコツコツ積み上げて沢山の人に愛される会社にしたいと思います。若い力が会社を引っ張りながら、お客さまはもちろん社員たち自身もこの会社を愛し、愛される会社づくりを目指していきます。そのためには、“この人ならついて行きたい”と思えるようなリーダーの育成にも取り組みながら、皆で成長していきたいと思っています。
求める人材像
大和電業社では、学生さんの学部や学科は採用には関係ないと思っています。もちろん業種的に技術者の方は大歓迎ですが、文科系の方でもこの仕事をやってみたい!という情熱を持っていれば、それだけで大丈夫です。何事もやる気が大切ですので、私たちの想いに共感してくれる方とお会いできることを楽しみにしています。
学生の皆さんへメッセージ
この会社は父が設立し、私で二代目になります。ですが、私は昔から理数系が苦手で、学生時代はこの業種に携わることを考えたこともありませんでした。しかし長崎大学を卒業後、上京して就職活動をしていた時に思い出されたのは幼い頃の記憶でした。父は事故で車椅子生活をしていましたが、それでも会社や社員のために一生懸命に働く姿勢や、その父を支える母の姿を思い出し、この道で生きていこうと覚悟を決め、今があります。
就職は一つの覚悟だと思います。家族と同じくらい人生を支える大切なものだということを忘れず、就活に挑んでほしいと思います。若い時代は一度しかありません。今の自分にしかできないことを後悔のないよう全力で取り組んで下さい。
- 企業データ
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株式会社大和電業社
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!