おおいたのしゅうかつ
2024年06月14日
「電気施工管理職」「電気工事士」の仕事体験!
インターンシップ・就業体験潜入レポート
「株式会社大和電業社」
「自分にはどんな仕事が向いているのか」「どんな企業がどんな仕事をしているのか」
知りたい学生さんが多いと思いますが、相性や企業を知るために重要になるのがインターンシップや就業体験。今回は、大分の電気工事業に新風を吹き込む「株式会社大和電業社」の現場へお邪魔してきました。
株式会社大和電業社は1958年創業。大分県全域の工場や病院の電気工事、トンネルや国道の照明設備など、電気に関するあらゆる工事を行っている会社です。
「全従業員の物心両面の幸せを追求する」「仕事を通じて、どれだけ多くの人の役に立てるか」という経営理念のもと、SNSの発信や会社説明会などを通じ新たな電気工事業界の働き方を発信する “情熱を持った電気屋集団”を目指しています。
今回の就業体験には、2名の学生さんが参加しました!
今回の就業体験の流れ
10:00 | 大和電業社本部にて、会社説明や現場の説明などのオリエンテーション。(作業服への着替えあり) |
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11:00 | 現場へ移動。今回はデイサービスセンター川添清流苑さんへ。 |
13:00 | 大和電業社本部にて、就業体験の感想やフィードバック。(人数によってはグループワークも) |
今回の現場はデイサービスセンター川添清流苑さん。
まずは外観の説明からスタート!
どのような設計意図を持ってこの建物を施工していくかを知ることが大切になります。老人保健施設であることも再度確認です。
中に入り、各部屋の用途と構造をチェック。この日は主に配線について学びました。
壁内や屋根裏の配線がどこに繋がっているのかなど、現場担当者さんから細かく説明を聞きます。
「この建物は特有の構造で、ツーバイフォーと言います。通常は土台の上に柱を立てて、天井を作り、壁を立てます。その場合はできあがった天井の上に電線を通すことができますが、今回は壁が先に立ち上がり、そのあと天井ができるため、通常の方法では工事ができません」。
「今回の場合は、壁にスイッチなどを先に取り付けて、電線用の配管を天井まで這わせておいた後、天井ができあがったら他の線と繋げるというやり方で工事をしています」。
その他にも、部屋の用途とそれに対する照度がどれくらい必要かなど、奥深い所まで説明してくれるので学生さんも興味津々!
本社に戻り、就業体験したことの意見や感想をそれぞれが発表。ここでは様々な意見があり、担当者さんにとっても新たな発見につながることもあるそうです。
電気工事業と聞くと文系には難しいのでは?と思う方も多いと思いますが、決してそうではないそう。
「実際の就業体験では、建物や構造・詳しい電気の用語について説明をしてから現場に向かいます。採用担当も文系出身なので、事前にわからないことは調べてからお伝えするようにしています。現場にも同行し、難しいなと感じたところは現場担当者にわかりやすい説明をするようお願いしています。また事前に現場担当者へどのような学生さんが参加するか共有し、文系の学生さんや、何度も来てくれている学生さんなど、それぞれに合わせた説明をしています」。
これなら文系の学生さんでも安心して参加できますね!
参加した学生さんへインタビュー!
Bさん
参加したきっかけ
今回が初めての就業体験になるのですが、合同説明会でお話させてもらった時にウエルカムな空気を感じたからです。「興味があるなら現場に来てうちのことを知ってよ!」と(笑)。未経験だったので緊張はありましたが、その空気感が大きなきっかけとなりました。
就業体験の感想
設計図を見ると自分にもできるのかなと不安になりましたが、実際の仕事内容を知って将来図が浮かびました。僕は大学受験の時に熊本地震や停電などの自然災害を多く目にしましたが、電気のない生活は考えられないなと感じました。そのような理由から大学でも工学部へ進学し、専門的なことを学んでいます。自分を育ててくれた地元に、工業や産業などの仕事を通じて地域貢献し、恩返しができたらと思っています。
就活生へメッセージ
エントリーシートなどを作成する中で、インターンシップに参加したという内容を記載することができていたらもっと良かったなと改めて感じています。皆さんには後悔のないように、今できることを何でも経験していてほしいと思っています。僕自身も入社後にしっかりとレベルアップできる企業と出会えるように頑張っていこうと思います!
採用担当の方へインタビュー
入社2年目にして、採用やインターンシップなどを担当する総務の朝来野さん。学生さんに近い年齢でもあることから、ご自身の経験談も踏まえてお話をお聞きしました。
- 入社までの経緯が少し珍しいそうですが、教えていただけますか
私は別府大学の国際経営学部で地域経営の勉強をしていました。地元に貢献したいと思い就職先を考えていたのですが、絞りきれずにいた頃大和電業社を知りました。それまで電気関係の仕事は考えたことがなかったのですが、大学で街灯の研究をしていたので、興味を持ちマイナビでエントリーしたんです。
- そこから説明会に?
はい。エントリーしてからご連絡をいただいたのですが、直近の説明会会場が福岡だったんです。実は私は本社の近所に住んでいるのに(笑)。でもすぐに行こう!と思って福岡会場へ行きました。このタイミングを逃したら、出会えないんじゃないかという直感です。
- 福岡まで行って良かったですね(笑)
本当にそうですね(笑)。しかも内定後に、大和電業社でアルバイトとして働くことになりました。会社や社員の人たちにも慣れていいのでは?と勧めていただいて、入社前1年間アルバイトしていたんです。
- かなり珍しいケースですね、不安や緊張はなかったですか?
そうですね。正直なことを言うと、最初はかなりビビってました(笑)。というのも、建設や電気工事のイメージはガテン系な感じがあったので、どんなところだろうと…でも、皆さんとても温かくていい人だったので安心しましたね。実際に働いてみると、すごく面白い業界なのになぜ志望者が少ないんだろうと感じました。それが採用に力を入れるきっかけにもなったと感じています。
- 働いていて良かったことは、どういう点ですか?
昨年から2泊3日の新人研修が行われていますが、私は昨年は内定者として、今年は先輩社員として参加しました。中途採用者も一緒に入社するので、年齢差のあるメンバーが同期になります。そんな中で最初は不安が大きかった人が、最後の日に「この研修を通して新生活がとても楽しみになりました!」と言ってくれた時は嬉しくて涙が出ましたね。総務なので色々なイベントを企画することも多いのですが、みんなに楽しかったとよ言われると頑張ってきたことが報われますし、この会社に入って良かったなと感じます。
大和電業社ってこんなとこ!推しポイント教えます♡
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風通しの良い空気感
学生さんにも言われることが多いのですが、ここで働いている社員はみんな仕事がとても楽しそうだということ。普段は寡黙な社員さんが、インターンシップの現場では目をキラキラさせて学生さんに説明している姿を見ると、本当にこの仕事が好きで働いているんだなと感じます。実際にみんなこの仕事が好きで仲も良いので、何でも話せる雰囲気は他社にはないものだと思っています!
若手社員が急増中
ここ数年で社員の平均年齢がグッと下がりました。若い社員さんも増えてきているので、学生さんが溶け込みやすい雰囲気はバッチリだと思います!
人を大切にした働き方改革
会社は2023年に65周年を迎えましたが、歴史の中で築いた信頼は大切にしながら、時代に合った働き方ができています。在宅ワークも導入しましたし、家族に合わせた時間勤務など、それぞれに合わせた働き方ができるのは大きな魅力だと思っています。
何事にもチャレンジできる!
こんなに新しいことにチャレンジさせてくれる会社はないと思います。入社当初から新人の私が言ったことを逃さす聞いてくれて、やってもいいんだ!と思うことが沢山あります。後押ししてくれる上司の存在はとても大きいです。また大和電業社では近く、温泉施設やゴルフシミュレーションの新事業が始まります。この企画や運営なども新卒の方に任せてみようと考えています。若い力や発想を活かせたらと思っています。気になる方はぜひご連絡ください!
担当採用者さんから就活生の皆さんへメッセージ
丹羽さんと朝来野さん
- 朝来野さん
今はSNSやネットで検索したら様々な情報がある時代。私自身もコロナ世代で、対面での活動がなかった世代なんです。なので実際にインターンシップに行ったら、全然違う!という経験を何度もしてきました。足を運ぶことの大切さを痛感しましたね。だからこそ皆さんには、ネットの情報だけではなく、少しでも気になったら自分の目で見て、足を運んでほしいなと思っています。
- 丹羽さん
この業界は想像と現場は全然違うんですね。現場の人たちがみんなでコミュニティーとりながらワイワイしている姿が印象的です。和気あいあいと過ごすって大人でもあるんだと(笑)。向き不向きはあると思いますが、インターンシップや就業体験ではそういう空気感も見てほしいと思います。また採用担当者は、皆さんを選考している立場ではないということを知ってほしいです。選考ではなく、私たちのことや仕事内容を知ってほしいなと思いながら、お互いにミスマッチをなくして幸せになりたいと思っているので、億劫にならず何でも聞いてほしいです!
インターンシップや就業体験に参加することは、仕事内容だけではなく企業の想いを深く知ることができる貴重な経験になると思います。今、将来に悩む学生の皆さんにはとても役立つと思いますので、積極的に参加してなりたい自分を探してくださいね。きっと、思い描く未来がどこかにあると思いますよ。
- 企業データ
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株式会社大和電業社
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!
Aさん
参加したきっかけ
大和電業社さんを知ったのはマイナビの合同説明会でした。会場は福岡だったのですが、大分にもこんな企業があるんだな、面白そうだなと思ったことが参加の大きなきっかけとなりました。説明会では色んな企業さんの話を聞きましたが、担当の丹羽さんが一番インパクトがあったなと思います(笑)。仕事内容以外の話もたくさんしてくれたことも、今回のインターンシップ参加に繋がりました。僕は高校も電気電子科で、大学でも電気工学科を専攻しました。好きな電気関係の仕事に就きたいと思っています。
就業体験の感想
インターンシップには県外も含めて、今まで10社以上参加しています。前回は鉄筋の建物だったのですが、今回は木造住宅のコンセントの配置など学ばせてもらいました。配線の順番なども違うのでとても勉強になりましたね。
就活生へメッセージ
インターンシップを経験して思うのは、絶対に行ったほうがいいということです。今はネットやSNSでも色んな情報を知ることができますが、実際に行って体験することで、仕事内容や自分の働く姿をイメージすることができると思います。一緒に就活頑張りましょう!