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おおいたのしゅうかつ

2024年01月12日

仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA

県外へ進学したのち、「いつか大分県に帰ろう」とそのまま就職。
その「いつか」って、いつにする? その時どうやって大分県での仕事を見つける?
20・30代で培ったキャリアの可能性を考えると、地方である大分県での再就職や転職はかなり勇気がいるという経験談を耳にすることがあります。Uターンだけでなく、I・Jターンを検討している人も、どこに相談すべきか、まず何をしたらいいのかわからない人も多いはず。

そんな若い世代を中心とした大分県へのUIJターン者の移住や転職、起業をサポートする事業「Dive OITA」が2023年10月にスタートしました。そこで今回は、Dive OITAでキャリア相談はもちろん、大分県での新生活までサポートしてくれるキャリアアドバイザーのお二人に話を伺ってきました。

<キャリアアドバイザー>国家資格キャリアコンサルタント保有

仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA

サンバシ株式会社(別府市) 小島健一さん
大学卒業後、大分県に就職でUターン。大学職員として働いたのちにフリーランスのキャリアカウンセラーとして若年者支援に取り組む。2010年から上京し、大学と専門学校のキャリア支援に関わるが、2014年に2度目のUターン。再び大分県内で若年者支援と県内企業の採用支援に携わる。

仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA

株式会社キャリア・ウィーバー(大分市) 花田有里紗さん
学生時代まで大分県で過ごし、理学療法士として神奈川県の総合病院に就職。2021年に大分県へUターンし、現在は株式会社キャリア・ウィーバーで就職や転職、人事の支援に従事。2023年に国家資格のキャリアコンサルタントを取得。

DiveOITAとは

移住を希望する20・30代の転職支援を実施し、キャリア相談をはじめ、就職先の紹介や斡旋を伴走型で支援。国家資格であるキャリアコンサルタントを保有するアドバイザーが仕事、生活面などの移住に関することを幅広くサポートします。先輩移住者をゲストスピーカーに招いたイベントなども東京、福岡で開催。
https://dive-oita.com/

Dive OITA 支援内容とスケジュール(約1年間の流れ)

  • 募集人数 50名(定員に達し次第、締め切り)
  • 対象者 大分県外在住で大分県への移住希望者
  • 募集期間 ~2024年2月29日
  1. 対象者選定(申し込み、プレ面談、履歴書等書類提出)
  2. オンライン等のキャリア支援(企業紹介、キャリアコンサルティング、模擬面接等就活サポート)
  3. 企業紹介(就職決定)
  4. 移住(就職、フリーランスとして起業など)
  5. フォローアップ

移住のための3step

  1. 1.支援を希望

    応募フォームで問い合わせて、まずはキャリアコンサルタントと面談。お仕事探しに関して、移住に伴う不安をご相談ください!

  2. 2.キャリア面談

    みなさんの興味や適正に合った仕事をご紹介。県内企業の紹介も手厚く、きめ細かくサポート。履歴書添削、面接練習などなど就職試験対策もバッチリ!

  3. 3.おおいたへ移住

    就職後のフォローアップもDiveコンシェルジュが担います!

窓口はUターン経験のあるキャリアアドバイザー

仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA
小島さん(以下、小島)
私も花田さんもたまたまUターン組だったんですよね。私なんて2回もUターンしていますけど(笑)。2度目のUターンの時は、地域おこし協力隊からスタートしようと思っていましたが、家族を養うためには現実的ではなかったんですよね。大分に帰るにはまず「職」だと気付き、自力で友人やいろいろな人に相談して仕事を決めました。
花田さん(以下、花田)
やっぱり仕事が心配でしたか?
小島
めちゃくちゃ不安でしたね。以前働いていた東京と比べて給料の相場も違うし、大分の職場になじめるのかも気になりました。だからこのDive OITAでは、私の経験も語りながら移住を検討している方の不安を解消してあげたいんです。
花田さんもUターンとともに大きなキャリアチェンジをしましたね。
花田
理学療法士からキャリアコンサルタントへの振り幅はなかなかないですよね(笑)。前職時代、神奈川県で就職した直後はコロナ禍で帰省もできなくなってしまって、落ち着いた時期にSNSを見ると地元の同級生同士がご飯に行ったり、仕事帰りにカフェに行ったりしているのが心底うらやましかったんです。家族や友達が私にとって大きな心のよりどころになっていたことに初めて気付きました。
小島
やっぱり大分が一番いいですよねー(しみじみ)。大分はちゃんと呼吸できる感覚があります。精神的に健康でいられる大分が断然いいですね。
花田
同感です!都会での通勤は想像しただけで気が遠くなります。人ごみや窮屈さは私には合っていなかったんだと改めて感じます。大分のゆったりとした日常が大好きです。

Dive OITAのイベントで大分県への移住を決断する人続出!

花田
Dive OITAでは11月に福岡で、12月は東京でゲストスピーカーをお招きして大分県へのUIJターンにまつわるトークイベントを開催しましたが、小島さんの感触的にはどうでしたか?
小島
東京も福岡も熱気のあるイベントになりました。20代から40代ぐらいの年齢層の方が来てくださって、半分は大分県外出身者だったことに驚きました。旅行で大分県への移住に興味を持ち、イベントに参加してくださった方が多かったですね。
仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA

渋谷ヒカリエで行ったイベントはほぼ満席!

花田
旅先での思い出や印象が、その地域の良いイメージとして根付くものなのでしょうか。
小島
「大分は人が優しかった」と参加者の皆さんが口々に言っていました。それが強く残っているのかもしれません。
イベントに足を運んでくださった方たちは、移住後の就職先や住む場所が自分に合うのかどうか、あとは移住の費用感や補助金制度などの予算の問題点をクリアさせて、大分への移住を決心するために話を聞きに来ていたように感じます。
その中に、フリーランスでイラストレーターの活動をしている方がいたんですけど、移住後の大分での仕事のことがやはり心配だったそうです。私たちのネットワークを駆使してクライアントを紹介するなど、橋渡しができる旨をお伝えすると、大分への感覚や認識が変わり、移住に気持ちが傾いたようでした。直接話ができて、より移住が現実的に感じられたのでしょうね。
仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA

東京の移住イベントにゲストスピーカーとして登壇した沈彦希さん(YOGIRLS 代表、写真右)と相談する大分県内への移住希望者

花田
移住に対して二の足を踏む理由は、住む場所もそうですが、一番気になるところは就職先の企業とのマッチングですよね。
小島
そこなんですよ。転職サイトから移住先で条件を満たす職場に出合うのは本当に難しいですから。
若い方たちは新しく学ぶことにも意欲的なので、今までのキャリアを生かしながら新たに挑戦する方も多いです。
あとは友達ができるかどうかも大きな課題。コミュニティーの紹介もできるので、そのあたりもカバーしてあげたいですね。
仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA

移住希望者と家族以上の関係になる!?

小島
Dive OITAの事業は始まったばかりですが、花田さんはどんな気持ちで取り組んでいますか?
花田
私が過去に移住支援をさせていただいたときに、大阪から家族での移住が決まった方がいらっしゃって。結果として当社が紹介した企業への就職も決まったのですが、そこにたどり着くまでに1年かかりました。家探しや子どもさんの保育園など、家族の生活に関わる全てを踏まえてのサポートが必要になるので、安心して任せていただけるように、とにかく移住する方と密に連絡を取り、情報を細かく把握します。住む場所に近い保育園があるのか、小学校や小児科の近くならこのエリアがいいかなど、地域のことを知っている私たちだからこその情報を提供することができると思っています。ぜひDive OITAでも全力で支えたいです!
小島
まさに伴走ですね。仕事以外に人の紹介や物件探しにおすすめのサイトをお伝えするなどもしているので、Dive OITAを利用すれば仕事に付随する移住の情報が集められることを知ってほしいです。
花田
そうですね。普段から小島さんとしっかり連携していますので、相談を受ける側の私たちがお互いをフォローしあえるところもDive OITAの強みだと思います。それこそ別府市の移住者への情報提供は、実際に別府市に住む小島さんの方が強いですし、小島さんがこれまでに積み重ねた人脈をフル活用されていて、私一人ではどうにもできないことも「私につないでいいよ。任せてください!」と言ってくださるのがとてもありがたいです!
仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA
小島
「同じ会社の社員か!」というほど花田さんとは定例ミーティングをしていますからね(笑)。実際に花田さんが受けた別府市の物件相談で候補先を見せてもらった時は、「新しくていい部屋だけど、ここは交通量が多い交差点だから車が入りにくい」とか「築年数は長いけど、通りから入りやすくてスーパーが近い」とか、ざっと2、3分ほどで情報をまとめて送りましたけど、そんなことでも「大分に移住したい」と思うきっかけになるかもしれません。大分県は移住相談の窓口をたくさん持っていますが、Dive OITAとしてやっていく以上は「私たちが大分県の最初の窓口だ」という意識を持って仕事していますので、「手間を惜しまずにやる」というのをモットーにしています。

環境を変えれば、人生が変わる

小島
大分へのUIJターンをぼんやり考えていて、まだ悩み中という方には、「環境を変える」ことの大切さを伝えたいですね。
私がこれまで見てきた移住者はハードワーカーが多いように感じています。私たちキャリアコンサルタントと話すことは「自分自身の見つめ直し」をすることだと思うんです。人生の分岐点になる移住について、たっぷり時間をかけて今までの行動や習慣、思考を振り返り、一度整理するために私たちと話をするのもアリだと思います。
次の人生のステージに、温泉がたくさんある大分県での暮らしを選ぶのはとてもいいと思いますね。きっと癒されますよ。
花田
新しい環境に大分を選んでくれる方には、大分県での暮らしをリアルに包み隠さず話したいです。キラキラの大分スローライフの良いイメージだけでなく、都会に比べたら給料は下がるし、かっこいい仕事は少ないかもしれない、大分の移動には車が必要不可欠であることなど、地方の大分県あるあるを全て知ってもらいたいです。それは、実際に大分に来てがっかりさせたくないから。たとえマイナスなポイントがあったとしても、それを上回る素晴らしさが大分県にはあります。
小島
本当にそうですね。我々、その気持ちを経験していますから間違いないです。大分はバスや電車の本数は少ないけれど、車があれば休日は大分県内を隅から隅までドライブできるのが最高です! 温泉はあちこちにあるし、海も山も川も高原もあって自然も美しくて、アクティビティーも多い。交通の便ぐらいじゃ動じません。
移住には複合的な要因が重なっています。移住希望者が言葉には出さないけれど本当はどこに不安を感じているのか、何が心配なのか、どんなことを望んでいるのかを探って「実はそれなんですよ」と引き出せるスイッチをうまく押して上げられたら、するすると移住に動き出しますからね。キャリアコンサルタントとして本人の気持ちに寄り添うことを重視しながらこれからもやっていくということに尽きます。
今後は大分県のさまざまな分野の専門家とタッグを組んで、よりスムーズに移住が実現する動きも取り入れていきたいです。例えば不動産会社と組んで物件の相談を担当してもらうとか、湯治宿で短期間のプチ移住体験ができる拠点をつくるとかいいと思うんですよね。UIJターンをお手伝いできる移住サポート集団が大分県内にできたら、大分県に移住したいという方がもっと増えるのではないかと妄想しています。
花田
お試し移住、賛成です!
いつも小島さんとも話していますが、「否定しないこと」をモットーに移住希望者の方と向き合えたら、小島さんのおっしゃる「スイッチ」が押せるはずです。「無理ですよ」ではなく、希望をかなえるためにはどんな準備が必要なのかを考えて、現実的な一歩を踏み出せるサポートをしたいと思っています。「これは言わない方がいいかな」と思わず、まずは理想を本音でぶつけてほしいです。そんなスタンスでこれから皆さんと一緒に大分への移住を実現していきたいです。
仕事も暮らしも、大分県への移住は丸ごとお任せあれ! Dive OITA

大分県から離れていた人、初めての大分県の暮らしを考えている人にとって、大分県での充実した日々と新しい人生のスタートの架け橋となるDive OITA。移住者以上に移住者のことを思い、大分県への移住の実現に向かって一緒に走ってくれる小島さんと花田さんの魅力にもすっかり引き込まれました(「大分県移住推進大使」という肩書を勝手にお二人につけたい!)。
仕事も生活も安心して頼ることができるなら、大分に帰ろうかな、大分県に住んでみたいなと思いたったが吉日。この記事を読んだのも運命かもしれない! Dive OITAへの応募は2024年2月29日まで。Dive OITAを今すぐチェックしてみてください♪

Dive OITA
Dive OITAのサポートを希望する方は、下記のHPの「お問い合わせはこちら」から、申込みを行ってください。
運営:大分県庁企画振興部 おおいた創生推進課
事業受託者:サンバシ株式会社、株式会社キャリアウィーバー
問い合わせ先:090-9656-5419、info@dive-oita.com
https://dive-oita.com/

WRITER

  • 牧 亜希子
  • 牧 亜希子記事一覧

    planner/writer。特に大分県の観光情報が得意な自称「勝手に大分県の魅力案内人」。友人からのリクエストで旅行プランを立て、アテンドすることも。 特技/取材や撮影に行くことが多いにもかかわらず、「超」が付くほどの雨女。私の行き先ではかなりの確率で降らせます。取材先の皆様、ご了承くださいませ。

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