おおいたではたらく
2017年01月31日
社会福祉法人 安岐の郷若手社員
高齢化社会を迎えた今日、だんだんと歳を重ねていく自分の両親のことについて考える…という方も多いのではないでしょうか。長寿国日本では高齢者の暮らしを支える様々なサービスが提供されていますが、福祉サービスのみならず、地域の方々に愛される取組を行う「社会福祉法人・安岐の郷」。そこには、利用者さんの笑顔のために毎日頑張る先輩の姿がありました。
お邪魔したのは、こちら!!
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社会福祉法人 安岐の郷
https://favoita.com/companies/378
平成7年の創立から昨年20周年を迎えた「安岐の郷」。現在、特別養護老人ホームやサポートセンターなど4つの施設をグループ展開し、職員数は約290名。常に笑顔を絶やさず、利用者さんの心に寄り添った介護サービスを心がけながら、利用者さんの自立支援を行っています。仕事ぶりが認められて入社間もなく異例の大抜擢をされた、若き女性リーダーの“今までとこれから”を聞いて参りました。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 岡本 明菜
- 所属部署
- 地域密着型特別養護老人ホーム
「鈴鳴荘」 - 入社年
- 2012年4月
- 出身地
- 大分県杵築市
- 出身学科
- 熊本学園大学 社会福祉学部 社会福祉学科
杵築市出身の岡本さんは地元の高校を卒業後、熊本学園大学へ進学。社会福祉学科を選択しましたが、その頃はまだ将来の夢が定まっていたわけでもなく、福祉の世界に対するイメージも漠然としていたそうです。
「その頃もそうですが、大学に入学してからもしばらくは漠然としていましたね(笑)ただ、福祉の気持ちを持つ周りの友達の影響もあって、だんだんと福祉の仕事へのイメージが自分の中で具体的になってきました」。
また在学中の勉強や、実習で老人ホームや施設に行くことで大きな影響を受けたと言います。3年生の頃、別府市の地域包括支援センターで実習を受けて、自分で描いていた世界と、実際の現場のギャップを実感。机の上で学んできたこと以外にももっと学べることがあるのでは、という気持ちが湧いてきました。
そんな気持ちを胸に、福祉の仕事を志す決断をした岡本さんは、就職するなら地元でと考えていました。「大分県が主催する「福祉のしごと就職フェア」で何社か話を聞きましたが、やっぱり親元から通えるという安心感もありましたし、地元を元気にしたいという気持ちもありました。決め手になったのは、親戚のおばちゃんが「安岐の郷」はいいよ!と教えてくれたことでした(笑)」。
また大学卒業と同じ頃、国家資格である社会福祉士の資格も修得。福祉の仕事に向き合う覚悟と希望を持ち、安岐の郷に入社しました。
今年入社5年目を迎える岡本さんは、現在ユニットリーダーとして施設内の現場業務を担当しながら、グループの取りまとめも行っています。(ユニットリーダーとは、老人福祉法に基づく配置基準で必要となる職種。)また優秀な人材だと認められ入社2年目には、この年齢では異例の大抜擢となる介護リーダーも経験したそうです。
「リーダーに選んでいただいたときはとてもうれしかったですが、不安の方が大きかったですね。でも何でも相談できる上司や先輩方がいるので、その存在はとても大きいです」。
若きリーダーを支える上司や先輩たちのバックアップや、利用者さんの笑顔が辛いときも自分を支えてくれると言います。
これからの夢を聞いてみると、
「利用者さんが自分の顔を見ることで安心感を感じてもらえるようになりたいですね。あと、今はいつも自分を助けてくれる先輩がいるので、ゆくゆくは私もそんな存在になれたらと思います。利用者さんにも職員にも優しい先輩の姿は、私の目標です!その先輩は結婚も出産も経ているので、そこも目指したいですね(笑)」
▼岡本さん・・・後列右端
最初は漠然としながらも、誰かのためになりたいという気持ちと、地元の役に立ちたい気持ち、そして志高い周りの友達の影響を受けて飛び込んだ福祉の世界。「利用者さんの喜びが私の喜びです!」と笑顔で語る岡本さんの姿には、常に利用者さんの視点に立ち、一人ひとりに寄り添える介護サービスを提供する法人の理念がしっかり根付いていました。取材中もずっとみせてくれた岡本さんのすてきな笑顔は、きっとたくさんの利用者さんを幸せにしているはず。どんな職種であっても、私が岡本さんに抱いたように“この人にお任せしたい”と思われることが本当のプロと呼べるのかもしれませんね。
- 企業データ
社会福祉法人 安岐の郷
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!