おおいたをたのしむ
2021年01月29日
ウェイクボード界の新星☆☆現る!
2020年12月に勝一くんのプロウェイクボーダーへの昇格が決定!
春には福岡大学への進学も決まっている勝一くんへ、今後の意気込みをお聞きしました!
☞詳細はこちら
梅雨が去り、ジリジリと暑い夏を感じる今日この頃。
突然ですが皆さんは、「ウェイクボード」をご存知ですか?モーターボードと板状の滑走具を繋ぎ、水上を滑るスポーツ。テレビなどで一度は見たことがあるのではないでしょうか?今回カテテではこのウェイクボードに注目‼︎なにやら中津に“ウェイクボードの新星”がいるとのことで早速会いに行ってきました♪
噂のウェイクボードの達人は、なんと高校生‼︎しかも、兄弟‼︎
(左:兄 瀬口勝一くん、右:弟 瀬口椋一くん)
幼い頃からウェイクボードを極めてきた2人。その背景をお聞きしました!
そもそも、ウェイクボードって?
ウェイクボード(wakeboarding)とは、モーターボート等に持ち手(ハンドル)の付いたロープを設置して航行し、それをボートの後部で握った人が板状の滑走具に乗り曳航されながら水面を滑るウォータースポーツである。曳航方向に向かって足先が正面に向くものを水上スキー、横に向くものをウェイクボード等に大別できる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なるほど。スノーボードの水上版のようなイメージで、足先の向きで水上スキーとの違いがあるんですね…知らなかった!激しいスポーツなイメージとは裏腹に、ほんわかカワイイ瀬口兄弟に色々聞いてみました♪
– ウェイクボードを始めたきっかけは?
元々は「耶馬渓アクアパーク」でキッズチームを作るという企画があって参加したのがきっかけです。小学校3年と4年の時でしたが、最初は本当に興味本位。水の上という日常にはない体験が楽しかったですね。やっぱり最初は難しかったですが、水の上を滑るという非日常的なスポーツを知って、どっぷりハマりました。
– 今までで一番辛かったのはいつですか?
兄)プロ資格の規定は、1年を通しての成績3位以上でプロになれるんですけど、去年自分が4位だったことが本当に悔しかったですね。他にも、息詰まることもありますがお互いに相談し合えるので、そこは兄弟の強みかなと思います。
弟)難しい技に挑戦し始めた小学5年生の頃です。キツくて過呼吸になったりもしたんですけど、親や兄に相談して乗り越えました。あとは、中学3年まではウェイクボードと部活のサッカー、そして受験も重なっていたので、そこは本当に大変でしたね。
ウェイクボードのプロになるには、
・ 1年間で4、5大会あるツアーを回り、年間成績で3位以上
・ 地区ブロックの選抜メンバーに入り、全日本大会で5位以上
のどちらかで決まります。年間で8名しかプロには進めないという超絶狭き門ですが、なんと!そこをくぐり抜けたのが、弟の椋一くん。︎昨年の全日本大会で見事3位に入賞し、現在は高校生プロ‼︎なんとも素晴らしい‼あまり緊張しないという強靭なメンタルで、見事プロの称号を手に入れたそう。頼もしい限りデス!
– お互いをどんな選手だと思っていますか?
弟)自分が躓いた時には相談する仲間でもあり、大会が近付くとやっぱりライバルですね。大会が近付くと相談する人は変わります(笑)
兄)基本的には自分の方が上手いと思っています(笑)でも、何しろ弟は本番にムチャクチャ強いんです。精神的な面では、見習わないといけない所が沢山あると思っています。
小さな頃から一緒にウェイクボードと向き合ってきた2人。順調にその階段を登ってきたように見えますが、2年前に久留米にある「78sparkys」に所属するまでは完全フリー。大会は全て個人エントリーで出場し、練習も動画などを見てのほぼ独学だったといいます。努力を重ね、多くの入賞を手にしてきた彼らのこれからとは?
– これからの夢や目標を教えて下さい!
兄)プロとなり、ツアーで良い成績を残していくというのはもちろんあります。あと大きな目標になりますが、その年のウェイクボードNo. 1を決める「シリーズチャンピオン」で、チャンピオンになりたいですね。一生に一度でいいので日本一になりたいです!
弟)大会に出て活躍するというのはもちろんですが、キッズを育てていきたいです。ウェイクボードの子ども競技人口は少ないので、そこを増やしていくのもプロの仕事だと思っています。今、キッズレッスンを開いてくれているプロの活動なども、自分たちが継いでいかなければと思っています!
今はコロナの影響で練習できない日々が続いていますが、しっかりとした目標と、輝かしい未来を描く2人にはもう期待しかありません‼︎これからの活躍を楽しみにしています♪
2020年12月に勝一くんのプロウェイクボーダーへの昇格が決定!
春には福岡大学への進学も決まっている勝一くんへ、今後の意気込みをお聞きしました!
– まずは昇格、おめでとうございます!決まったときはどんなお気持ちでしたか?
国内初のオンライン大会で優勝でき本当に嬉しかったです。大会自体のレベルも通年とは比べものにならない高度な技ばかりだったので本当に大変でした。
– 今後の意気込みをお願いします!
春より福岡大学に進学し、ウェイクボードと水上スキーの二足の草鞋で頑張ります。
昨年は新型コロナウィルスでアジア大会に行けなかったので、今年は両種目で出場できるように頑張ります。
大分からプロの世界へ羽ばたく新星の今後の活躍がますます楽しみですね!
大分でもウェイクボードができる!
大分にも、ウェイクボードが楽しめる場所があるのをご存知ですか?
まずは、瀬口兄弟の練習場でもある「耶馬渓アクアパーク」!
ウェイクボードはもちろん、水上スキーなどのアクティビティがたくさん!
バナナボートや湖面遊覧もあるので、ファミリーで楽しめますよ♪
詳しくはこちら
そして、竹田市にも!
「Stone Wake Park」ウェイクボードパーク
世界初、太陽エネルギーを利用したウェイクケーブルパークが長湯ダム湖に誕生しました!電動でトーイング(けん引)され水上を滑る気持ち良さは異次元の楽しさです。
詳しくはこちら
- 耶馬渓アクアパーク
- 「Stone Wake Park」ウェイクボードパーク
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!