おおいたをたのしむ
2020年05月15日
おうち時間で臼杵煎餅を作ってみた!
大分県民にはおなじみ、生姜のスパイシーな風味と素朴な甘さがおいしい『臼杵煎餅』。
表面の白い生姜糖の縞模様が手作業で作られているって知ってましたか?
今回はこの臼杵煎餅の縞模様を自分でつくることができる『手塗り体験キット』に挑戦してみました!!
手塗り体験キットができるまで
このキットを開発したきっかけを臼杵煎餅の販売元、後藤製菓の後藤亮馬さんに聞いてみました。
「新型コロナウィルスの影響で売上減少もありましたが、自粛で窮屈な思いをしている人たちに少しでもおうち時間を楽しんでいただきたい!と思い、1週間ほどで急遽開発してGWに間に合わせました。このキットの金額は破格なんです。煎餅の表面に塗るシロップは自宅で簡単に作れるよう、専用のものを開発しました。気軽にご家庭で楽しんでいただけると思います。
GW期間中、Zoomを使用してオンラインワークショップを開催したんですが、5家族に楽しんでいただけました」。
YouTubeの『臼杵せんべいチャンネル』ではこのキットの説明動画がありますので、これを見ながら作れば簡単!
では私も早速作ってみたいと思います!
生姜のにおいを嗅ぎながら♪まずはタレ作り!
このキットはネット通販で購入することができます。
こちらからお取り寄せしました♪
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https://gotoseika.theshop.jp/
届いた箱を開封すると、手書きのメッセージが!こういう心遣い、うれしいですよね♥
メッセージと一緒に同封されていたのは、パンフレットと創業100周年を記念して生まれた新ブランド『イクス・アティオ』のお菓子などおまけ付き!これもまたうれしい♪
さらに箱を開けると中身はこんな感じ。なんと販売されている商品もある〜!!
(これで失敗しても大丈夫と思うのは私だけじゃないはず…)
■生姜糖 1袋
■刷毛 2本
■素焼き煎餅10枚
■素焼き煎餅(割れ用 予備)10枚
■作業シート 2枚
■説明書 1枚
予備のお煎餅までこんなに…。至れり尽くせりのキットです。
さあ、タレを作りましょう。耐熱容器に生姜糖と水40ccを準備。この時点ですでに臼杵煎餅の匂いがします♪
水ってこんな少なくていいの??と思ったのですが、
混ぜるとドロっとして馴染んできました。
※ 容器はタレが1/3くらいに収まる大きさにしましょう!
ラップをせずに500Wのレンジで60秒。
一度取り出し、そこにたまっている砂糖が溶けるように軽く混ぜ混ぜ。
これを2回繰り返します。
※ 容器が熱くなってるので注意!
さらに500Wで約30秒温め、全体的にふきこぼれる手前にくらい煮たったら、少しかき混ぜてできあがり!
ご家庭のレンジによると思いますが、私は50秒ほど温めました。煮立ちが弱いと砂糖が溶けてないので、途中で様子を見ながら温めてください。
※ ボコボコっとふきこぼれそうになるので目を離さないように!
あらかじめ作業用シートにセットしておいた素焼き煎餅と刷毛、それにタレでセット完了!
いよいよ塗っていきます♪
煎餅は利き腕ではない方の手で、上下を抑えて持ちます。
刷毛は短く切りそろえている方にタレをつけていきます。これで臼杵煎餅の特徴の縞模様をつけますよー!
臼杵煎餅の曲がった形は餅つきで使う臼の形を表し、表面に描かれる縞模様は臼の木目を表しているという由来があります。
刷毛でタレをすくい、全体的にざっと広げていきます。力をいれてこすることを繰り返すと白っぽい縞模様がでてきます。
※ タレは熱くなっているのでやけどに注意しましょう
※ タレのつけすぎ注意!ちょっとずつつけるとうまくできました
裏も同じくザッザッザッと♪繰り返していくとだんだん慣れてきました。
3枚終わりました。左は一番最初に塗ったものですが、タレをつけすぎたので模様がうまくでてません。(いっぱい塗ったほうが美味しいかも…という欲は捨てましょう)
他の2枚はいい感じですよね♪ 臼杵煎餅っぽい!
そして…
全部塗り終わりました〜!
塗る作業はとても楽しかったのですが、均等にきれいにするのは難しい。販売されている商品はすべて1枚1枚が手作業で塗られているのを考えると頭が下がります。
比べてみました。当たり前ですが、既製品のほうは砂糖がきれいにたっぷりついてて美味しそう。でも作ったのもなかなかよい出来栄え?!
肝心のお味はというと、既製品のほうは硬さ、厚みがあり、バリッといい歯応え。キットで作ったほうはやや薄めで乾燥工程がないので、ちょっと柔らかい感じ。
生姜の風味はバッチリで、「あの味だ♪」と感動しました!
※ 時間がたつとタレが染み込んで湿気たような食感になりますので早めに食べちゃいましょう!
残ったタレでアレンジ!
20枚塗っても、結構タレが残ります。そこで説明書に記載されていたおすすめアレンジでドリンクも作ってみました!!
★ タレ+湯=生姜湯
★ タレ+紅茶=生姜紅茶
★ タレ+炭酸水=ジンジャーエール
紅茶は書いてないかったのですが、オリジナルで♪個人的には暖かい飲み物のほうが生姜の香りと甘さがより引き立って美味しかったです!
他にはタレをフルーツや別のお菓子にコーティングするのもおすすめとのこと!
ぜひ、この機会にみなさんも自宅で『臼杵煎餅の手塗り体験』を楽しんでみてください♪
- 後藤製菓
WRITER
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美味しいもの、猫、温泉、旅行が好きです。子供のころは久住の大自然の中で育ちました。福岡に住んだこともちょこっとあり。大分の行ってないところ&食べていないものを発掘中。