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おおいたをたのしむ

2019年01月18日

ROAD to J1!
-大分トリニータ、全員サッカーで掴んだ悲願のJ1昇格-vol.2

前回に続いてお送りする大分トリニータインタビュー。今回は2018年新加入ながらも10番を背負い戦った藤本憲明選手のインタビューをお届けします!
-大分トリニータ、全員サッカーで掴んだ悲願のJ1昇格-vol.1(片野坂知宏監督インタビュー)はこちら

稀に見る混戦を見せた2018年のJリーグ。大分トリニータが属するJ2リーグでも、僅かな勝ち点の中で複数のチームがひしめき合う昇格争いが続き、最後まで気の抜けない週末の連続でした。トリニータは、前半戦を首位で折り返しながらも夏場に失速、そして後半は怒涛の追い上げで戦い抜き、見事「J1自動昇格」を手にしました。今日は2018年新加入ながらも10番を背負い戦った藤本憲明選手にお話を伺いました!

藤本 憲明(ふじもと のりあき)選手

1989年8月19日生まれ、大阪府出身。175cm、69kg。ポジションはFW。
2016年から鹿児島ユナイテッドFC(J3)で2年連続得点王となり、2018年大分トリニータへ完全移籍加入。背番号10を背負い、ゴール前での得点能力を発揮し12得点を決めた。(26試合出場)
【サッカー歴】ガンバ大阪堺ジュニア → ガンバ大阪堺Jrユース → 青森山田高 → 近畿大 → 佐川印刷SC/佐川印刷京都SC/SP京都FC → 鹿児島ユナイテッドFC

藤本選手にとって、2018年はどんな1年でしたか?
藤本選手:
2018年初めて大分に来てトリニータに入って、まずは片さん(片野坂監督)のサッカーに慣れるというところから始まりました。試合に出られない時期もありましたが終わってみればJ1昇格、そして二桁得点もできました。それはどんな時も、周りの人の支えがあったからこその結果だったと思うので、1年通して大分県にはたくさんお世話になり、本当に来てよかったです(笑)
なかなか出場できない時期、どのようにメンタルやモチベーションを保ちましたか?
藤本選手:
試合出たら、絶対に結果を残そうということしか考えてなかったですね。勝ち点、得点、アシストという目に見える結果を残したいという気持ちがモチベーションでした。そして何より「J1」へ行きたいという気持ち。自分自身JFLからJ3、J2まできて、J2では通用しなかったなと言われるのは嫌でした。でも最終的に結果は残せたので、JFLやJ3の選手たちにも諦めない気持ちを見せる事ができたのは良かったですね。
片野坂監督のサッカーは実際やってみてどう感じましたか?
藤本選手:
最初は自分が少し考えすぎたところもあって、難しかったですね。悩みや迷いもあって試合に出られないのかなと考えて、そこから少しずつ自分らしさやプレースタイルを出そうと変えていきました。やり切った上で結果が出ない方が納得できるし、また違う方向で挑戦しようと思えますしね。それを周りのチームメイトたちが理解してくれたのもあって、得点を重ねられるようになったのかもしれませんね。
大分トリニータ 藤本憲明選手
藤本選手の自分らしさ、ストロングポイントは?
藤本選手:
…結構ないんですよね、僕(笑)
あえて言うならば「感覚」ですかね、特にボールを持っていない時の感覚です。たまに、ここでこう来る!?って思うボールもありますけどね(笑)
その感覚は練習する事のできない、才能というか天性のものですよね?
藤本選手:
ですね、経験もあると思いますが。才能…まあそうしておきましょう(笑)
今シーズンで印象の残っているシーンは?
藤本選手:
自分的にはアウェイの松本山雅戦。久しぶりのスタメンでしたが、アウェイの大観衆の中で自分も逆転ゴールを決めて、大分らしいサッカーで勝てました。そこから波に乗れましたし、そこが昇格への始まりだったと感じています。
大分トリニータ 藤本憲明選手
来季へ向けての野望、意気込みを教えて下さい。
藤本選手:
J1で戦うということは、サポーターの数も全然違うと思います。その中でも浦和レッズの大観衆の中で僕たちが勝って、ロスタイムにはレッズサポが帰って行くくらいの試合をしたいです(笑)個人的には、今までより余計にゴール前の隙のなさがあると思うので、そこをどう突いていくか、その感覚というのをより研ぎ澄ませていきたいです。チーム全体で相手の変化を見ながら、焦らず戦っていきたいですね。
大分での暮らしの中で好きなところ、オフの過ごし方は?
藤本選手:
好きなのは「人」。サポーターもめちゃめちゃ温かいです。勝っても負けても同じように接してくれて愛を感じます!食べ物でいえば、唐揚げですね。スタジアムの唐揚げは本当に美味しい!あと、よくチームメイトと行く「モンテ」ですね。最高です(笑)。休日は大分のいいとこ探しをしていますね、別府とか今まで行った事のない場所を探索中です。
大分トリニータ
最後に「オオイタカテテ」の読者へメッセージをお願いします。
藤本選手:
学生の方は、将来県外に出たいという方も多いと思いますが、やっぱり最終的には大分に帰ってきてほしいです。というか、大分の人は結局大分が好きやなぁと感じる事が多いので(笑)大学や就職で違う景色を見たいと思うかもしれませんが、最後は大分に戻ってきて、県外で学んだことを大分で活かして欲しいなと思いますね!そして、帰ってきた時にスタジアムにきてもらって、“大分にはトリニータがある!”と思ってもらえるようなチームになっていたいですね。皆さんにとって魅力的なチームにあるように僕たちも頑張ります!
大分トリニータ

WRITER

  • 塩月 なつみ
  • 塩月 なつみ記事一覧

    かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!

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