おおいたをたのしむ
2018年10月31日
幻想的な三大竹祭りにでかけよう!
カテテでも『竹』についてたびたび取り上げていますが、大分県は“マダケ”の竹材生産量が日本一。
(ぜひこちらとこちらの記事もご覧ください!)
竹工芸が盛んではありますが、近年では竹の需要が減少してきています。この対策と町の活性化で始まったのが『大分三大竹祭り』!
毎年、臼杵市・日田市・竹田市で開催されています。
冬に差し掛かる11月、冷たい澄んだ空気の中にふんわり優しい灯が浮かび上がる風景…アナタの心が癒されること間違いなし!
竹ぼんぼり発祥の地『うすき竹宵』
竹で作ったぼんぼり(灯籠)を使ったお祭りは全国各地で開催されていますが、『うすき竹宵』が始まったのは平成9年(1997年)。竹祭りの先駆けです。
歴史ある町並みに約2万本の竹灯篭が並びます。また町の各所に展示されるオブジェは繊細な竹のアート作品としても楽しめます。
竹宵の期間中は臼杵の各地でライブやお茶会などさまざまなイベントを開催しています。昼間は城下町の雰囲気を味わいながら散策をして、夜は同じ場所でも違った景色を楽しむのはいかがでしょうか?
水郷ひたならでは!『日田市千年あかり』
『日田市千年あかり』のポイントは『水郷ひた』ならではの花月川に浮かび上がる幻想的な竹灯籠の灯り。
市の名産である杉やヒノキを竹の浸食から守るための活動と合わせて、「日田天領まつりに夜のイベントを」をいうことで平成17年から豆田地区の地元有志によって開催されています。
豆田の人たちを中心に真心を込めて作られた約3万本の竹灯籠が、豆田町の古い町並みを彩ります。
また天領まつりの見所は大名行列!総勢200名以上の江戸時代の衣装を着た市民が練り歩く光景は圧巻!タイムスリップしたような気分に浸れます。
シンプルな美しさ『竹田竹楽』
『竹田竹楽』はシンプルな三本組みの竹灯籠で彩られます。一定の比率によって組み合わされ、彫刻による造作や和紙、セロハンを貼るなどの加工は行わない潔さ!
市街地の象徴的エリアにおける竹灯籠の風景を「竹楽八景」と認定。このエリアは郷土の画聖・田能村竹田に代表される水墨画の世界をモチーフに竹灯籠によって陰と陽の化粧(装飾)を施す空間アーティスト『化粧師』によって管理されています。
シンプルなだけに完璧なバランスで配置された空間は必見!
竹灯籠による視覚的な効果だけでなく、多くのアーティストがいたるところでコンサートを開催しているのも楽しみのひとつ!ウェルカムゾーンの賑やかさを演出する音楽や闇に染み込む和楽器の調べなど、それぞれが竹楽のBGMとして風景の一部となっています。
ほかにもこれまでの取組みの軌跡をまとめたパネル展示や、かつて岡藩の迎賓館であった御客屋敷で演奏と竹灯籠の灯りを楽しむことがきる企画を実施。歴史を感じながら音楽と灯りを楽しんでみませんか?
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美味しいもの、猫、温泉、旅行が好きです。子供のころは久住の大自然の中で育ちました。福岡に住んだこともちょこっとあり。大分の行ってないところ&食べていないものを発掘中。