おおいたではたらく
2021年01月15日
株式会社想夫恋若手社員
焼きそばひと筋65年。今や全国区の人気を誇る「日田焼きそば・想夫恋」。長い歴史の中で先代の味を受け継ぎ、毎年着実に店舗を拡大している日田を代表する老舗企業です。今日は、そんな歴史ある会社で自分のやりがいを見つけ、今や会社の顔として邁進する一人の先輩にお話を聞いてきました!
お邪魔したのは、こちら!!
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株式会社想夫恋
https://favoita.com/companies/243
1957年創業の焼きそば専門店。日田産の素材、調理法、接客サービスにこだわり、長年多くのお客様に愛される老舗。現在は大分、福岡、熊本、佐賀と九州を中心に、京都や横浜まで全国42店舗を展開中。
お話を伺ったのはこちらの方。
- お名前
- 長尾 逸朗
- 所属部署
- 総務部
- 入社年
- 2012年
- 出身地
- 大分県日田市
- 出身学部
- 大分大学経済学部
元々、地元志向が強いという日田市出身の長尾さんは、地元の高校を卒業後、大分大学へ進学しました。
「日田で生まれて、幼い頃は大分市内に住んでいた事もあって、進学の際も住み慣れた大分を離れるという選択肢はありませんでしたね」。
学生時代も、大好きな大分トリニータの設営アルバイトに励み、休日になると地元へ帰るという地元愛に溢れる日々。もちろん就職活動の時も、県内企業中心に足を運びました。
「日田で生まれ育ったからには、日田の企業を知りたいと思い説明会に行きました。そこで今働いている“想夫恋”という企業と出会いました」。
大分市内で開催されていた説明会で日田の企業を見つけ、最初は軽い気持ちで入ったという長尾さんですが、そこで角社長に出会い強く惹かれたと当時を振り返ります。
「当然なんですど、バリバリの日田弁で(笑)でもそれが私に大きな安心感を与えてくれて、嬉しかったですね。事業内容を聞いても、焼きそばを焼くだけではなく、色々な意味で面白そうな会社だなと興味を持ちました」。
聞き慣れた地元の言葉と、社長や社員さんたちの熱意を感じた長尾さん。調理の経験や興味はなかったと言いますが、そこで感じた人の良さに惹かれ入社を決めました。
「ここでは入社してからは誰でも現場からのスタートで、私も皿洗いから学びました。少し想像と違ったかなと思った事もありましたが(笑)よく社長が伝えて下さる、忍耐と継続の精神で乗り越えました」。
本店での研修を経て折尾店、小倉エキナカ店を経験し中津店では初めての店長に。役職のある仕事は、最初は食事がのどを通らない時期もあったと言います。
「当たり前ですが、それまでは従業員だったので店舗責任担う店長になり、パートさんのシフト管理や業務管理など本当に苦労しました。先輩方にも沢山相談して助けてもらいました。そんな時、お客様からの美味しいという声をいただいたり、店舗の売り上げが伸びた時は本当に嬉しかったですね」。
当時はまだ26歳という年齢ながら、店舗を束ね、働くスタッフの意識改革に着手。周りは全員年上ながら声を掛け、食事会を開きコミュニケーションを取ったという長尾さんの手腕、流石のひと言です。
そんな経験を経て、昨年10月から本社総務部の部長職へついた長尾さんの姿は、想夫恋という企業のお手本となり、歩んでいるような気がします。
「今は各店舗を回り、改善点や問題点を本社に伝えたり、本社での決定事項を店舗に伝えたりと多忙な日々ですが、朝は調理もしているんですよ(笑)」
なんと朝は冷凍焼きそばの調理を担当して、それからスーツに着替えるというから驚きです!自分は何でも屋なんですよと謙遜する長尾さんですが、着実に努力を重ね頑張る彼の姿は、今の想夫恋にとって欠く事のできない存在になっていると言っても過言ではありません。
大分で就職した理由・大分で働く魅力について
生まれ育った街なので暮らしやすさは第一ですが、何より大分県の経済の発展に貢献したいと思ったからです。日田で生まれ育ったので、地元の企業に就職する事で日田の経済発展に少しでも繋がればと思っています。
学生の時に経験しておいた方がいいことは?
学生の頃はできる事は何でもして欲しいと思います。勉強、遊びもアルバイトも何でも自分の経験になると思うので、時間がある時は何かに費やしてほしいと私は思っています。また就職活動の際には、きちんと業務内容を把握しておくことが大切です。入社前に自分が何をするのか、何をすればいいのかイメージを持ち挑めば随分と違うと思います。頑張って下さい!
- 企業データ
株式会社想夫恋
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!