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おおいたではたらく

2024年11月22日

地元で輝く、農業ライフ!なりたい自分を目指して
シセイ・アグリ株式会社若手社員

毎日の食卓に並ぶ野菜やお肉など、私たちにとって欠かすことのできない食材たちは農家さんの努力によって生まれています。今回は白ねぎをメインに生産し、出荷までのすべてを手掛け、 ICTを活用したスマート農業の実践にも積極的に取り組む「シセイ・アグリ株式会社」を訪ねました。
紆余曲折ありながら、誇れる仕事に出会えた先輩のリアルな就活のキロクをぜひ!

お邪魔したのは、こちら!!

  • シセイ・アグリ株式会社
  • シセイ・アグリ株式会社

    https://www.shisei-agri.com

    有限会社衞藤産業として1977年に創業。堆肥や土木資材の販売を行いながら、2001年より農業生産事業に参入。現在は主に白ねぎの生産から出荷までを手掛け、ICTを活用したスマート農業の実践にも積極的に取り組んでいます。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • シセイ・アグリ株式会社
  • お名前
    久下 空馬(ヒサカ クウマ)
    所属部署
    アグリマネジメント事業部出荷調整課 主任
    入社年
    2024年
    出身地
    大分県大分市
    出身学部
    高知工科大学

県外への進学と地元への想い

シセイ・アグリ株式会社

小学校の6年間、大分トリニータのスクールでサッカーに励んだという久下さん。スポーツも得意ですが、何より好きだったのは数字の世界。幼い頃から、数字や数学が好きだったといいます。
「将来は教師になるのが夢でした。でも大学進学の時に教育学部ではなく、先生に勧められ理工学の方へ進みました」。
当時は、あまり将来を深く考えていなかったと話す久下さん。この仕事に出会うまでは、もっと慎重に自分の進む道を見据えておけば良かったかなと少しの後悔もあったといいます。

進学した高知工科大学では環境理工学を専攻し、環境学や数学、物理などを広く学んだそう。大学の勉強も楽しみながら、フットサルのサークル活動やアルバイトをしながら多くの人とも出会い、初めての県外生活を経験しました。順調な大学生活の中で就活の時期を迎え、地元に帰りたいという気持ちから、大分市内の住宅設備会社へ就職することを決めました。
「高知の生活も楽しかったですが、そのまま県外で就職するということは考えていませんでした。当時はそんな勇気もなかったですし、離れてみると地元や家族の良さも再確認できました。やっぱり地元がいいなという気持ちから、地元へ戻り就職する道を選びました」。

転職の葛藤、そして楽しいと感じる仕事との出会い

シセイ・アグリ株式会社

初めての就職は大分市内にある住宅設備会社。お風呂やキッチンの据え付けをする仕事でしたが、県外での案件が多く出張の日々が続いたと当時を振り返ります。スポーツマンで体力には自信がある久下さんも、弱音を吐いてしまうほどのハードな毎日。3年間頑張れば、乗り越えられると思い踏ん張りましたが、そこにやりがいや達成感を見出すことができず転職を決意します。

シセイ・アグリ株式会社

そんな久下さんはハローワークに通いながら、アルバイトアプリ「タイミー」に登録。早く次なる就職先を見つけなければという焦りはありながらも、自分が納得いく仕事を見つけたいという思いもあり、空いた時間にアルバイトで経験を重ねました。グランピング場や湯布院の旅館など様々な会社へ出向いた中で出会ったのが、現在働く「シセイ・アグリ株式会社」。大学の頃、ニラの収穫のアルバイトをしていたという久下さんにとって農業への壁は低かったといいます。最初は白ネギ収穫の仕事をしていましたが、出荷調整場でも働いてみないかと声をかけられ、働きやすさと同時に職場のアットホームな雰囲気も感じるように。
「色んな会社で働いてみたけど、ここが一番居心地よく、働きやすい空気感がありました。気付けば毎日通うようになってましたね(笑)。今までで初めて、こんなに良い会社があるんだと感じました」。
働く楽しさを体感した久下さんは、今の上司に誘われ考えた末に就職を決意。自分を必要とされていると感じたことが何より嬉しく、入社の決め手になったと話します。

“ここに来てよかった。”大好きな仕事で成長を続ける

シセイ・アグリ株式会社

入社からまだ4ヶ月ほどですが、仕事ぶりを認められ入社早々に主任という役職に就いた久下さん。朝4時に起床し、5時半には出社しスタッフが来る前に準備をしておくという毎日ですが、慣れると全然大丈夫ですよ!と笑顔。白ネギの出荷調整場で作業にも携わりながら、働く人たちの場所や時間の管理もこなしています。
「1日の作業効率を考えながら、逆算して動いています。かつての僕と同じようにアルバイトで来る人もいるので、仕事を教えたりもしますし、全体的に効率よく作業ができるよう心がけています。意外と得意なのかもと自分では感じています」。
出荷に関わる久下さんの仕事は好きな数字に関わること。大学で学んだことが今に活きているといいます。これまで積み重ねてきた経験や努力が実を結び、自分のプラスとなり働く喜びにつながっていると笑顔を見せます。

シセイ・アグリ株式会社

「その日のネギの状態によって出荷量は変わってくるのですが、ネギの出来が良い日はみんな嬉しそうな表情で雰囲気も良いんですね。今はそれを見るのが何よりも嬉しいです」。
また自分たちで作った作物が実り、出荷されていく時は何にも変え難い達成感があると久下さん。反面、まだまだ課題ややらないといけないことも多く、これからが頑張りどきですと話す表情には強い覚悟がみえました。この仕事に就くまでは、大学進学時や就活時に周りに流されて進んだ道を後悔することもあったと言いますが、今は大好きな仕事に就けていると胸を張り言えるそう。
「これからは1人で現場を任せても大丈夫だと思われる人になりたいです」。
色々な経験を重ね、本当に楽しく、面白いと感じられる仕事にたどり着いた26歳の未来が今からとても楽しみです。

シセイ・アグリ株式会社

地元で働く魅力

自分たちで育てたものを県外や、色々なところに発信できることでしょうか。自分が生まれ育った土地で育てたものを通じて、多くの場所へ大分の魅力を伝えることができるのは何よりも喜ばしいことだと感じています。

学生さんへのメッセージ

最初はみんな自分たちのやりたい仕事をすると思いますが、上手くいかなくて辞めたとしてもそれはダメなことではないと僕は思います。転職してから成功することもたくさんありますし、自分が嫌な思いをしてまでも続けなくてもいいと思っています。それは僕自身も経験してきたことですし、自分のようにいつか自分に合う仕事に出会えるその日まで、何度でも挑戦してほしいと思っています。頑張って下さいね!

企業データ

シセイ・アグリ株式会社
〒879-6433 大分県豊後大野市大野町大原554-2
0974-34-2114

もっと詳しく知りたい方

企業HPはこちら

WRITER

  • 塩月 なつみ
  • 塩月 なつみ記事一覧

    かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!

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