おおいたではたらく
2021年06月11日
有限会社ベストクロップ若手社員
今回の先輩は、大分と自然をこよなく愛する24歳。自分の夢とは違う着地点で頑張る日々ですが、辿り着いた先は自分の人生を変えるほどに温かく優しい場所でした。地元・臼杵の大自然の中で、自分の居場所を見つけた若き先輩から頑張るあなたへのメッセージ。ぜひご一読くださいね。
お邪魔したのは、こちら!!
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有限会社ベストクロップ
https://favoita.com/companies/288
自社農場でのパプリカの生産と、野菜種子の輸入販売が事業の両輪。オランダの野菜種子メーカー・ENZA社と契約し日本における同社の総代理店を務めています。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 石川 芙沙子
- 所属部署
- 農園事業部・作物管理
- 入社年
- 2020年
- 出身地
- 臼杵市
- 出身学部
- 福岡ECO動物海洋専門学校
臼杵に生まれ、臼杵で育った石川さん。
高校を卒業すると、小さな頃からの夢だった動物の飼育員を目指し福岡の専門学校へ。「初めて地元を離れましたが、帰りたくて仕方なかったですね。大分が恋しかったです(笑)」と当時を振り返ります。就活時には、専門学校で学んだ知識を活かすべく、大好きな動物に携わる仕事を求め情報収集する日々。昔から熊本・カドリードミニオンで働くという夢を持っていましたが、当時は熊本地震の影響で思ったようにはいかない状況だったと言います。厳しい状況の中、地元から離れた県内の牧場で働くことが決まり社会人1年目がスタート。朝の6時から始まるハードな生活ではあったものの、3年間頑張り抜いた石川さん。「念願の仕事に就けて楽しかったですが、就業時間も長くてかなりハードでした。専門学校でやってきた事と現実の世界は別物でしたね」。
社会の厳しさを感じていた頃、不慮のケガを負った石川さんは、そのケガをきっかけに地元へ帰ることを決意。地元で働くなら農業か海関係だろうと考え、就農フェアや農業農村振興公社に足を運び、現在のベストクロップへ。小さな頃から裏庭にある家庭菜園を育てることが好きだった彼女にとって、農業の道へ進むことは必然だったのかもしれません。
「就職先を探していた頃、地元の人たちからも今の会社を勧められて。職場体験にも行きましたが会社の雰囲気も本当にアットホームで、大きな決め手になりました」。
これまでとは全く異なる仕事への挑戦。当然ながら知識も経験もゼロからのスタートでしたが、社長をはじめ先輩方からの指導を受けるうちに楽しさを覚えたという石川さん。1年が経った今、作物管理担当として温室の管理も任されるようになりました。「最初は整枝など難しい事もありましたが、できる仕事も増えてきて色々と任せてもらえて毎日楽しいですね」。
社長が言う、“地元で働きたい・ここで生活の基盤を作りたい“という大きな軸を持つ彼女の意思は、まさにベストクロップの在るべき姿と言えるのではないでしょうか。
大分で働く理由・魅力について
やはり家族が近くにいるという点は大きいですね。私自身も前職でケガをした時に、家族の有り難みを実感しました。福岡に出て感じたのは、私はやっぱり大分が好きなんだなということです、田舎ライフの方が合っているのかなと(笑)。個人的には、休みの日も登山したり道の駅を巡ったりするほど自然好き。だから大自然に触れたり、その恵みを受けた美味しい食べ物がある大分で暮らせることは幸せだと思っています。
学生の皆さんへメッセージ
専門学校の先生がよく言われていたのですが、就職活動においても一箇所に絞らずに視野を広げて行くことが大切だと思います。自分と関係のないと思ったことでも、アプローチをする事で必ず得るものはあると思うので、何事も決めてかからずに多くのことに挑戦してみて下さい。
メッセージ動画
- 企業データ
有限会社ベストクロップ
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!