おおいたではたらく
2022年06月24日
豊後高田の農業を担っていく
株式会社仲井農園若手社員
白ネギ生産量全国で6位を誇る大分県。なかでも豊後高田市は、生産量の8割ほどを占めているそうです。今回は、そんな豊後高田市に「独立して農業をやりたい」という大きな目標をもって神奈川からやってきた白ネギ農家さんにお話を聞いてきました。
お邪魔したのは、こちら!!
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株式会社仲井農園
白ネギの産地、大分県豊後高田市の干拓地で白ネギを周年栽培しています。暑い夏の間は標高の高い九重・飯田高原で栽培をするなど、年間を通して良質な白ネギを販売する農園です。
また、JGAPという食の安全や環境保全に取り組むことが確認された日本の農場に与えられる認証制度を取得し、安定した生産販売による安定した雇用を確立しています。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 坂田 章太
- 所属部署
- 栽培管理
- 入社年
- 2014年
- 出身地
- 神奈川県藤沢市
- 出身学部
- 大分県立農業大学校 農学部 総合農産科
大学時代の研修で訪れた「仲井農園」で、社長の人柄に惚れ込み『ここで就職したい!』と強く思ったという坂田さん。今後は、「仲井農園」で積み上げた経験を活かして独立することが決まったそうです。はるばる神奈川から、大分へやってきた経緯についてもお聞きしました。
きっかけは1ヶ月研修
神奈川の高校を卒業後、農業の勉強をするため大分県立農業大学校へ進学。神奈川出身の坂田さんが大分の大学を選んだのは、「祖父が玖珠に住んでいて、大分はいいところだと知っていたから」と言います。
坂田さんが仲井農園に出会ったのは大学1年生の頃、大学の授業にあった「1ヶ月研修」でした。学校の指定する農家で寝泊まりを共にし、作物の育て方や出荷の方法などを学ぶというもの。
そのとき、社長の仲井さんが誰よりも早く仕事に出ていて、社員を引っ張っていく姿を見て『仲井農園で就職したい』と感じたそうです。
大分で働く理由や魅力について
出身は神奈川なんですけど、祖父が玖珠に住んでいてよく大分には遊びに来ていたんです。大分は空気がおいしくて、とてもいいところだと知っていたので大分の大学へ進学しました。
実際、仲井農園で就職してからも、大分が素敵な場所だという印象は変わりません。
就職してよかったこと・仕事のやりがい
僕が担当する仕事は、全体的な流れを把握することです。もちろん、部下の指導もやります。「明日はそこに肥料をやったほうがいいよ」というようなアドバイスもしたり。
仲井農園は畑の面積が広いので、一通りの作業ができないといけないんです。専門的に何かを担当するというよりは、種まきから収穫までを一通り経験できるというところがすごくいいなと思います。
最初から独立するという明確な目標を持っていたので、楽しいと言うとまた違う感じかもしれませんが、仲井農園を就職先に選んだことは自分の間違った選択ではなかったです。
ネギはすぐに出来上がるものじゃない。半年くらいかかります。長い間育てる分、愛着が湧いてきますね。肥料をやるとまた形も変わってくるし本当に手が掛かるんですけど、そういうところも作物を育てるということの魅力かなと思います。
学生さんへのメッセージ
僕は大学時代から独立することを目標にしていました。独立するまでのプロセスを、自分でしっかりと勉強して頭に入れておくことを常に意識していたことが大きかったですね。 農業にかかわらず、何の仕事もそうですが、簡単な仕事はないと思います。仕事をしていれば、心が折れてしまうようなこともたくさんあります。しかし、自分の目標と信念を強く持っていればいつか道は開けるはずです。みなさんも、目標を持って頑張りましょう!
- 企業データ
株式会社仲井農園
WRITER
- 日名子 真衣記事一覧
猫とパンを愛してやまないママライター。食べ歩きと写真を撮ることが趣味です!美味しいものを探して、相棒のカメラと一緒に大分県内を旅します。将来の夢は、縁側のある家で猫とのんびり暮らすこと。