おおいたではたらく
2020年07月31日
大分合同新聞社代表取締役社長
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- 業種
- 新聞、雑誌発行業など
https://favoita.com/companies/233
1886年創業。「大分県を豊かに」を社是とし、県内のあらゆる情報を様々なメディアを通じて発信しています。中でも主軸となる新聞は、大分県内のシェアは6割を占め、1日約18万部を発行。長い歴史と伝統を誇る大分県唯一の県紙です。2021年で創業135年、大分県の更なる情報や文化の担い手となる総合情報メディアとなるべく、新たなステージへと進化を続ける未来創造企業を目指しています。
社長インタビュー
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- 企業名
- 大分合同新聞社
- お名前
- 長野 景一(ナガノ ケイイチ)
- 役職
- 代表取締役社長
歴史が長く広範囲にわたるため、この仕事は知れば知るほどに奥深く、私にとっても日々発見があり学ぶことは多いです。私たちの仕事は、大分県に関することは全てキャッチしていかないといけない難しさはありますが、逆に軸足を大分県に置いてさえいれば、どんなことでもチャレンジできる面白さがあります。そのためには常に大分に興味を持ち、何より大分を好きであることが大切だと感じています。私たちが大分を知り続けること、そしてよりよく伝え続けることが、ミッションである社是「大分県を豊かに」に繋がっています。また、歴史が長く認知度が高いブランドを絶えず磨き続けることも大切にしています。常に自分たちの持つキャパシティはここまでなのか?と自問自答しながら、日々の業務と向き合うことを忘れません。今後も「大分合同新聞」を中核としながら、様々な商品・サービスの提供へチャレンジしていくことが、もっと大分の皆さんの生活の役に立ち、もっと地元を豊かにできると私は感じています。
今はSNSなどの発達によって、世の中の興味も分散化しています。私たちは皆さんの興味がどこにあるのかを探し当てながら、そこに最適化した情報の出し方や受け皿を作っていかなくてはいけません。メディアは、時代に対応して変わっていかなければいけない仕事。よりディープな情報を発信できるメディアを創り出していくためにも、自分のセンサーの感度を常に高くキープしておくことが大切です。新聞社というのは人と人、人ともの、地域と地域など、あらゆるものを繋いでいくことが出来ます。新聞業には留まらず、我々の強みを活かして大分をもっと輝かせるための新規事業開発に、今まさに取り組んでいるところです。
私が社員に言い続けているのは「変わらないために、変わろう」という言葉です。世の中が複雑化し不安定になってきたなかで、今まで培ってきた私たちのブランドや信頼感・存在感は守りながら、一方で新たな価値観や思考を取り入れ、新しい会社へと脱皮しなければ成長はないと思っています。
私たちの仕事は、幅広いアイデアや新しいインスピレーションが必要な世界なので、この世界を目指す学生の皆さんにメッセージを送るとするならば、今の内にできるだけ時間とお金と体力をかけて遊んでほしいということ。そして旅と恋愛をたくさんして下さい。旅に出ることで、ネットでは知り得ない経験が待っていますし、様々な対応力も身に付きます。旅も恋愛もまず自分のペースで思うようには進みません(笑)でもその経験こそが自分の引き出しを作り、成長させてくれるのではないでしょうか。
これからも共に大分を愛し、フレッシュな発想を持つ皆さんとの出会いを楽しみにしています。ぜひ私たちと一緒に、大分をもっともっと豊かにしていきましょう。
- 企業データ
大分合同新聞社
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!