おおいたをたのしむ
2020年08月28日
えっ、まだ行ってないの?!くだもの狩りも白鳥ボートもお花畑もいちどに楽しめちゃう!よくばりパーク
『大分農業文化公園』って、知ってますか?
まだ行ったことがないそこのアナタに!今年の秋、カテテがぜひ行ってみてほしい!と思っているのがこの公園。実はここ、素朴な名前からは想像つかないほど、園内「映えまくり」で穴場な遊び場なんです。今回はその魅力をお伝えすべく、県内の大学に通うrinoちゃん&megumiちゃんと一緒に、遊びに行ってきました!
待ち合わせをしたのは、JR亀川駅。そこから車でしゅっぱーつ!公園までは30分くらいで到着です。ちなみに高速道路だと最寄りの「大分農業文化公園IC」からすぐ。このアクセスの良さも気軽で良いですよね。しかも、以前は入園料が必要でしたが、今は無料になっているのもウレシい。
ダム湖をぐるりと囲む広〜い敷地
杵築市山香町と宇佐市安心院町にまたがる大分農業文化公園は、日指ダムを中心に広がっており、園内に農園や果樹園、キャンプ場などさまざまなフィールドが点在しています。敷地総面積は約120ヘクタール。東京ドーム25個がすっぽり入るくらいの広〜い広い公園です。日指ダムの水は、世界農業遺産にも認定された宇佐地域の農業用水として役割を果たしているんですって。
そう、広すぎて、1日でぜんぶを楽しみ尽くすのは無理かも……汗
と、いうことで! rinoちゃん、megumiちゃんが、思いっきり遊びたい人向けの【アクティブコース】と、頑張らずにのんびりしたい人向けの【ゆったりコース】を考えてくれました〜!
【Plan 01】アクティブコース(所要時間:約4時間)
果樹園でくだもの狩り
食欲の秋、そして果物の産地としても有名な杵築、宇佐エリアはくだもの狩りシーズンに突入しています。たくさんの観光農園がありますが、ここ、農業文化公園にも「果樹園」があり、9月はいろんな品種のぶどう狩りができます。
世界最大と言われている「ネヘレスコール」も!
いちばん大きなぶどうは房が90cmにもなったそうです。
そんな果樹園があるのは、正面ゲートの正反対の場所。歩くと…なんと…30分もかかってしまうので!正面ゲート右側の「交流研修館」にあるインフォメーションで申し込んで自転車を借りることに。ちなみに公園は1周5.4kmあり、ふつうに歩くと約80分くらい。心地よい季節には、体力づくりをかねてウォーキングするのも良さそうですね。
園内を気持ちよくサイクリングしながら、目的地へ向かいま〜す。
訪れた8月中旬は、小粒で甘〜いデラウェアがシーズンに突入。ふたりとも、いっちばん大きな実を探しに探して…ふたりの小顔くらい大きな房をゲット!
高級ぶどうのシャインマスカットも、そろそろ食べごろを迎えていましたよ。
ちなみに、果物狩りは「収穫体験」という農業体験の一環で行われています。開催日や定員、料金など詳細はホームページやSNSで情報発信されているので要確認です。
それから、正面ゲートからではなく果樹園に直接向かうなら、東ゲートからの入場がおすすめです。
そこにはオートキャンプ場やコテージもあり、宿泊も大人気だというので、ちょっとだけコテージを見学させてもらいました。
木立の中にあるコテージは、1棟1棟が離れていて、プライベート感たっぷり。
三角屋根の2階部分も、屋根裏みたいで可愛い!
いちばん驚いたのは、2001年の開園からもう20年近く経つのに、新品同様にきれいなこと!キッチンに家電まで揃った「おうち」感覚で、森で暮らすようにステイできそうです。
貸しボートでダム湖を遊覧
つづいて、コテージから正面ゲート方面へ向かう途中に何かが見えてきました。
白鳥や恐竜の頭…
その正体は、ノスタルジックな、ボートでした!
愛くるしいその顔に近寄ると、子どもの頃を思い出して、キュンとしてしまうではないですか…
貸しボートには、3〜11月までの週末土・日曜、祝日のみ乗ることができます。
1艇に最大6人乗れる大きなボートに乗り、乙女ふたりはテンションあがりっぱなし。
シルクハットの白鳥男爵に導かれ、いざ湖面へ!
megumi「次はぜったいデートで来たいなあ…」
rina「早く、相手を探さないとね…大募集だー」
…と、湖面で妄想デートまで楽しんだあとは、お約束の撮影会(笑)。
このあとは、カフェでソフトクリームを食べて、物産館でお買い物、という流れになるのですが、続きは【ゆったりコース】の後半で!
【Plan 02】ゆったりコース(所要時間:約2時間)
フラワーガーデン
公園内に入るには2つのゲートがありますが、東ゲートはキャンプ場やコテージに宿泊する人向けなので、正面ゲートから入場するのが一般的。そこからいちばん近い場所が、遊具のある「みどりの広場」と、「フラワーガーデン」です。
とくに「フラワーガーデン」は、季節ごとの“お花畑”が広がる夢いっぱいのフィールド。実は昨年から、ここが“ある植物”で注目されているんです。
ある植物、とは…
コキア!
見てください! モコモコした形が、可愛すぎるぅ〜!
ドット好きにはたまらない、ぽってり、まんまるなフォルム♡
ホウキギとも呼ばれるこの植物は、その名の通り、草ほうきをつくるときに使われるそうですが、そっと触ってみると葉先はトゲトゲしていなくて、むしろふんわり。
思わず、もふもふ(笑)。
8月にはあたり一面、爽やかなグリーンのコキアガーデンも、秋になると赤色に染まり、最終的には黄金色になるとか。
こんな風に!
実はこのコキアガーデン、昨年初めて栽培したものの、なんと、秋になっても真っ赤にならなかったそうで(泣)。スタッフの皆さんが、「今年こそ実現させます」と、力強くリベンジを誓っているのです!その結果がわかるのは、10月上旬頃からの予定。赤くなりますように…と、今は祈りましょうっ。
コキアガーデンは、遊歩道に沿って上からも下からも眺められるし、ほかにも可愛いお花がたくさん。ゆったりと散歩しながら、お花を撮って…
コキアを撮って…
自撮りもして…
大満喫!!
豊の国物産館
コキアガーデンでたっぷり過ごしたら、正面ゲートの「豊の国物産館」にあるカフェへ移動。
おめあては、「コキア風ソフト」!
といっても、コキアの成分が練りこまれているわけではありません(笑)。
rino「すごい、見たことない色づかい・・・」
megumi「え、ブルーベリーソフトと抹茶ソフト、だって・・・」
rino「斬新・・・」
と、なぜか不安げなふたり(笑)。夏はグリーン、秋は赤くなるコキアをソフトクリームで表現してみました!という強引(?!)さに脱帽ですね。ただし、抹茶は杵築のお茶、ブルーベリーは園内で収穫した実を使っているというのがすばらしい、地産地消のオリジナルソフトなのです。
で、お味のほうは?
「ん・・・?」
「んまーい!!」と、合格点、でました!
物産館にあるのはカフェだけではありません。
果実や野菜からつくるジャムやジュース、お茶や紅茶やスイーツまで、ずらりと並ぶ特産品コーナーで、最後はやっぱりお土産選びでしょ♡
ふたりが気に入ったのは、杵築産のみかん果汁100%のジュース。皆さんもぜひお試しあれ〜♪
さて、皆さんはどっちのコースを辿ってみたいですか?!
ゆったりでもアクティブでも、大満足できる『大分農業文化公園』は、ファミリーで、カップルで、いろんな思い出をつくってほしい!穴場なスポットです。とくに「コキア」の色の変化には、この秋、乞うご期待!
動画はこちら
- 大分農業文化公園
-
〒879-1312
杵築市山香町大字日指1-1
0977-28-7111
営 〈3〜6月・10〜11月〉9:30〜17:00、〈7〜9月〉9:30〜18:00、〈12〜2月〉10:00〜16:00
休 火曜(9〜10月は毎日開園)
HP:https://www.oita-agri-park.or.jp
WRITER
- rain記事一覧
佐伯市生まれ大分市育ち。大学で関西へ、就職で東京を寄り道してから大分へUターン。地元雑誌社勤務ののちフリーランスに。「帰っても仕事がない」なんて言ってる人に、大分にもスゴい会社、スゴい人がたくさんいることを伝えたい!