おおいたではたらく
2022年06月24日
白ネギの産地より安心安全を食卓へお届け
株式会社仲井農園代表取締役社長
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- 業種
- 農業
白ネギの産地、大分県豊後高田市の干拓地で白ネギを周年栽培しています。暑い夏の間は標高の高い九重・飯田高原で栽培をするなど、年間を通して良質な白ネギを販売する農園です。
また、JGAPという食の安全や環境保全に取り組むことが確認された日本の農場に与えられる認証制度を取得し、安定した生産販売による安定した雇用を確立しています。
社長インタビュー
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- 企業名
- 株式会社仲井農園
- お名前
- 仲井 貞一(ナカイ テイイチ)
- 役職
- 代表取締役社長
わたしたち仲井農園は、豊後高田市
大分県の白ネギ生産量は全国で6位。なかでも、県の8割ほどがこの豊後高田市の干拓地で生産されています。
もともとは畜産業をしていましたが、ここの土地が水はけの良い砂地で白ネギの栽培に適しているということで、白ネギの周年栽培をして雇用を生んで販売するというやり方に変えました。
現在は干拓地と、7~9月の夏場は九重の飯田高原の畑で白ネギを栽培しています。広さは全体で約35㏊あります。飯田高原までは1時間半~2時間かけて毎日通い、収穫したらまた出荷の準備をするために豊後高田まで戻ってくるというような流れですが、今後は倉庫を借りて現地で出荷調整ができるようにする予定です。
また、当農園の白ネギは「JGAP(ジェイ・ギャップ)」の認証を受けていて、環境保全にも取り組んでいます。
求める人材
農業はとても根気のいる仕事です。たとえば1ヶ月のスパンで考えた場合、毎日収獲をして畑が空いたら次の定植(苗を苗床から移動して、畑に植え替える)の準備をして、また定植していく・・・という同じことの繰り返し。
これは農業に限ったことではないですが、繰り返しの作業を1年間やってみるとやっとそこでその会社の流れが分かってくると思います。
自分1人だけできればいいという考え方ではなく、仲間と協力し合う協調性も必要な仕事です。
専門的な知識は必要ありません。農業は毎日の観察や作物への愛情がとても大切になってくるので、優しい気持ちがあれば大丈夫です。 これから先を考えたときに、若いみなさんの力が必要になってきます。仕事で何か困ったことがあれば、気軽に相談してくださいね。 「真面目にコツコツ作業するのが好き」「農業や機械に興味がある」というみなさん、ぜひ一緒に大分の農業を盛り上げましょう。
学生のみなさんへ
興味があることには何でもチャレンジしてみてください。やってみてダメだったらまた次のことにトライしてみるという、前向きな姿勢が大切かなと思います。若いうちにしかできないことはたくさんあるので、あまり偏った考えじゃなくていいんですよ。視野を広く持ちましょう。
- 企業データ
株式会社仲井農園
WRITER
- 日名子 真衣記事一覧
猫とパンを愛してやまないママライター。食べ歩きと写真を撮ることが趣味です!美味しいものを探して、相棒のカメラと一緒に大分県内を旅します。将来の夢は、縁側のある家で猫とのんびり暮らすこと。
「JGAP(Japan agricultural Practice)」:日本の良い農業のやり方
第三者機関の審査によって、安全や環境保全に取り組むことが確認された日本の生産・社会環境に合わせた農場に与えられる認証。