おおいたをたのしむ
2016年12月16日
明日はきっといい日になる♡in国東半島
–あなたの恋、叶えマス。-
…突然ですが、みなさん「恋♡」してますか?
人肌恋しい季節になり、街にはイルミネーションやジングルベル。クリスマスを前に、あの子もこの子もなにやら浮かれモード。にぎやかな雰囲気が漂う日々…。
が、しかーし!
「恋人のいない俺はどーすればいいんだー!(怒)」「彼と早く結婚したいのに、なかなか前に進まないの…(涙)」
という方もたくさんいますよね!…え、いますよね?w
大分には、そんなハッピーになりたい皆さんの夢を叶える街があるのをご存知ですか?
豊後高田市の国道213号線沿いに、その名も「恋叶(こいかな)ロード」と呼ばれる恋人たちの聖地があるんです!知る人ぞ知る、恋愛成就のスポットがわんさか♡
この道を辿れば、きっと幸せな明日が待っているはず!早速訪ねてみましょう♪スタートは、豊後高田の名物スポット「昭和の町」から!
見事に再現された懐かしい昭和の町並みにとけこむ「昭和ロマン蔵」は昭和10年頃、大分県きっての大金持ちとされた野村財閥が米蔵として建てた旧髙田農業倉庫。
中に入ると懐かしいおもちゃの博物館や絵本美術館、昭和の教室に揚げパンなど、昔ながらの風景にほっこりしちゃいますね。いつもとひと味違ったデートにもぴったり♡
日常を忘れて、一気にタイムトリップした後は…
北に向かって、ちまたで話題の壁画スポットへ!
真玉人道トンネルという、人が歩くためのトンネルがあるのをご存知ですか?そこは今「恋叶トンネル」と呼ばれ、中に入るとたくさんの壁画たちが。
実はこの壁画、全国公募の中から選ばれた作品を地元・髙田高校の美術部の皆さんが描いてくれたものなんです。壁画と人を組み合わせると文字になったり、ケーキ入刀できたり、相合い傘になったり♡恋人やお友達と、家族でも!絶好の撮影スポットです♪
トンネルを越えた先に広がる真玉海岸の左手に、ちょこんと見えてくるスカイブルーの建物。
フランセス・スィーヒさん(愛称フランキーさん)が豊後高田に滞在して制作した壁画アート、「Tomorrow’s Sunset~明日の夕陽~」です。
真玉海岸の海や風、夕陽などが重なり合って感じた自然のイメージを表現した作品で、消防団の詰所の壁面を利用して制作されました。真玉海岸に隣接しており、海辺にたたずむ小さな可愛らしいお家のようにも見える、素敵なスポットです。
次のスポットは、「チームラボギャラリー真玉海岸」!
チームラボとは、たくさんのジャンルのスペシャリストで構成されるウルトラテクノロジスト集団。サイエンス、テクノロジー、アート、デザインの境界線を曖昧にしながら世界中で活動中です。みなさんも一度は耳に、目にしたことがあるのではないでしょうか?このギャラリーでは、2014年の「国東半島芸術祭」で発表した参加型のデジタルアート作品『花と人、コントロールできないけれども、共に生きる-Kunisaki Paninsula 』を常設展示。壁面に描かれているのは国東半島に咲き誇る花々。国東半島の四季を1時間で見事に再現しています。また壁面に近づくと花が散る音がして、人と自然の適度な距離間を表現。真っ暗な通りを抜けると見えてくる“別世界”をぜひ体感してください!
他にはない世界観をSNSでアップするのもおススメです。
ではなぜ、世界で活躍するチームラボがこの地にギャラリーを置いたのか、作品のルーツなども含めて直接聞いてきました!
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- 最初に、真玉海岸に作品を展示することを決めた理由は何ですか?
- チームラボ:
- 夕方、真玉海岸の干潟のストライプの海をはじめて見たとき、世界にはこんなにも多様な色があることに感動してしばらくその場に立ちすくみました。2014年の国東半島芸術祭でお声をかけていただいたとき、ある瞬間にだけ見せる美しい優美な海の傍に、国東半島の1年の美しさを凝縮したような作品を置くことができたらと思いました。そして、多くの人の協力のもと、常設展示させていただくことになったのです。
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- 真玉海岸からどんなインスピレーションを受けましたか?
- チームラボ:
- 春、国東半島に訪れたとき、山の中の桜やふもとの菜の花を見ているうちに、 どこまでが人が植えたものなのか、どこまでが自生している花々なのか疑問に思いました。とにかくそこは、多くの花に溢れ、非常に心地よい場所だったのです。どこからが自然で、どこからが人の営みなのか、境界が極めてあいまいなのですが、自然と人間は対立した概念ではなく、心地良い自然とは、人の営みも含んだ生態系なのでしょう。そしてそれらは何か、未来のヒントになるのではないかと考えさせられたのです。
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- 大分で作品展示をしてみて良かったことはありますか?
- チームラボ:
- 国東半島に訪れるたびに、近代以前の日本の人々の世界のとらえ方や自然と人間との関係の在り方、そんなものが色濃く残っている気がし、その後の多くの作品に影響を与えたと思っています。国東半島で体験した里山の気持ちよさ、1000年以上続く水田の美しさ、そういうことがその後の2015年でのミラノ万博日本館での展示、『ハーモニー』に繋がっていきました。日本館は、歴史上はじめて金賞をいただきましたが、『ハーモニー』はベストプレゼンテーションという個別の作品への最高賞をいただくことになり、日本館は10時間待ちという状態になりました。この展示がきっかけになり、デジタルアート作品『四季千年神田図 田染荘』を豊後高田市役所に常設展示することになりました。
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- 展示につきまして、どのような思いを込めて制作しましたか?
- チームラボ:
- 国東半島は、1000年以上全く同じように使われ続けている棚田があったり、奇怪な祭りが残っていたり、日本に現存する磨崖仏のほとんどが国東半島にあったりと、陸の孤島だったがゆえに、近代化される以前の日本が色濃く残っている場所で、数少ない現存する里山かもしれません。里山は本当に気持ちがよく、人と自然のあり方についていろいろと考えさせられ、そして、新しい社会のヒントが実は多くあると感じ、今回の作品の制作に至りました。
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- 訪れた人に伝えたいことはありますか?
- チームラボ:
- 真玉海岸は、大分県では珍しく、西方に開けた海岸です。天然の干潟を前にする夕陽、その美しさを永遠に留めようとシャッターを切る者、目に焼き付けようとする人々で海岸は溢れています。子どもたちは無邪気に走り回り、県外から来たカップルは床に寝そべり思い思いに鑑賞し、あるご老人は、この作品を前に「まだ逝きたくない」と涙します。季節は巡り、また別の花が咲き始める。そんな残酷さと希望が入り混じり、一瞬の闇を経て、目の前の真玉海岸を見て何を思うのか、それぞれの方に感じ取っていただければと思います。
チームラボさんの言葉を聞いていると、大分にはこんな素晴らしい景色や歴史があること、まだまだ知らないことがたくさんあるのだと気付かされます。こういう想いを知って、国東半島を巡ってみるとまた違った景色が見えるかもしれませんね。
そんなチームラボギャラリーにはもうひとつ。
“超小型モビリティ”なる新兵器が!
か、かわいい♡
それもそのはず、この超小型モビリティはフランスの自動車製造会社、ルノー製!チームラボギャラリーの入館特典として無料でレンタルできるんです♪(要予約)
2人乗りの電気自動車でとっても静か。自然の風を肌で感じることができるので、ぜひ体験してみてはいかがでしょう!(ちなみに、このナンバー「51-44」…「恋しよう」号なんですって♡もう1台は…「11-50」、「良いご縁」…もう完璧です!笑。)
そして、縁結びの神様といえばココ!
粟嶋神社!!
粟嶋公園も併設されていて、広々とした敷地を歩いて行くと神社に辿り着きます♪ここは、女性の願いをひとつ必ず叶えてくれるという、私たち女性のつよーい味方!(あんなことや、こんなこと…何をお願いしようかとついつい欲張りになっちゃうw)海に突き出した岩窟に社が設けられている、その姿も全国的にも珍しい神社なのです。
また、入り口から神社までの間に、縁結びモニュメント「結(ゆい)」や、“愛鍵”を掛けて恋愛成就を願う「縁(えにし)」があります!「縁」は「恋叶ロード記念日」(2月13日)にオープンしたスポット。2人の名前を書いた鍵を掛けて、永遠の愛を誓いましょ!
ここでホッとひと息つける粟嶋神社のスポットをご紹介♪
「café&kitchen結」では、石釜で焼いた本格的なピザやクレープなどが楽しめます。テイクアウトメニューもあるので、桜や菜の花のキレイな季節は海を眺めながらお散歩してもいいかも。
さらに足を伸ばして…「長崎鼻」へ。
花とアートの岬として有名な長崎鼻は、四季折々の花々が1年を通じて咲き誇る景勝地。春の菜の花、夏のひまわりの時期は目の前に広がる黄色い絨毯に引き込まれるほどの絶景です!また、あのオノ・ヨーコ氏の「見えないベンチ」「念願の木」や、チェ・ジョンファ氏の「色色色」などのアーティスト作品も楽しめます。(ちなみに「念願の木」に願い事を結ぶとイマジン・ピース・タワーに送られるそうです♪しっかり結びましょ!)
恋叶ロードのラストはやっぱり、ここ。「真玉海岸」。
「日本の夕陽百選」にも選定されている真玉海岸の夕陽は、本当に一見の価値アリです。幻想的な世界の中で身も心も浄化されちゃいますね。海岸沿いには、干潮の干潟に沈む夕陽を狙ってカメラを構えた人々がいっぱい!
真玉海岸「干潟の夕陽」見頃の日カレンダーはこちら!
チームラボさんのお話にもあったように、こんな幻想的な景色は他にはありませんね。ロマンチックな夕陽に包まれながら、永遠の愛を、そしてこれからの未来をのんびりと語らえば、明日はきっといい日になる♡そんな気がする「恋叶ロード」いかがでしたか?
パートナー募集中のあなたも、自然に包まれながら心を浄化させることで、きっと恋の神様が味方してくれるはず!どなたさまにも、ハッピーな毎日が訪れますように…♡
さ、今度のお休みは恋人や友達と「恋叶ロード」に出かけましょ!
- 恋はここから―「恋叶ロード」
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- 恋・運 周遊ラリー
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平成28年11月5日(土)~平成29年2月14日(火)
豊後高田市・恋叶ロード、国東市・開運ロード、夢咲ロードの各スポットを巡るスタンプラリーが「恋・運 周遊ラリー」。スタンプを集めると、数に応じて、文殊仙寺で祈願した「盛り塩」や、自分の干支を表す梵字をパワーストーンにあしらった「満願ペンダント」など、幸運の祈念(記念)グッズがもらえます。
- 昭和の町・昭和ロマン蔵
豊後高田市新町989−1
0978-23-1860
営業時間9:00〜17:00
休:12/30,31
- 真玉海岸
豊後高田市臼野真玉海岸
- チームラボギャラリー真玉海岸
豊後高田市臼野4467−3
TEL:0978-23-1860
営業時間10:00〜16:00(最終入館15:30)
休:3〜6月、9〜11月は月曜日定休、7、8月は無休、12〜2月は月曜〜木曜までお休みです(金、土、日、祝日営業)
- 長崎鼻
豊後高田市見目4060
TEL:0978-54-2237(長崎鼻リゾートキャンプ場)
営業時間9:00〜17:00
休:木曜日(7、8月は無休)
- 粟嶋公園・粟嶋神社(cafe&kitchen「結」)
豊後高田市臼野7−15
TEL:0978-53-5253
営業時間 11:00〜日没まで
無休
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!