おおいたではたらく
2018年10月12日
Design City Japan株式会社(旧社名・株式会社 九州機設)代表取締役社長
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- 業種
- 機械設計
Design City Japan株式会社(旧社名・株式会社 九州機設)
https://favoita.com/companies/2
昭和53年創業。機械設計コンサルティング会社。全国でも数社しかできないほど特殊な技術が必要とされる石油化学プラントの設計において、絶大な信頼と実績を誇る機械設計のプロフェッショナル集団。また第二技術部では製鉄機械を中心とした、装置、設備の設計・製図を行っており、取引先からの派遣要請も多く寄せられるなど、国内だけでなく世界に活躍のフィールドを拡大中。
社長インタビュー
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- 企業名
- Design City Japan株式会社
- お名前
- 加治 耕二(カジ コウジ)
- 役職
- 代表取締役社長
Design City Japan株式会社は、石油分野をはじめとする化学工業の機械設備を設計しています。私自身ずっと現場で働いてきましたが、今もこの設計という仕事が大好きです。ものづくりの8割は企画・デザイン・設計で決まると思っており、まさにそこに貢献できる仕事だと思います。どんなにこれから自動化が進んでも、設計なしに機械は動きません。社員のみんなにも「設計とは決めること」と伝えていますが、自分たちが決めた設計が通れば、中身をデザインすることができるのです。これは自分の名前が大きくでるものではないですが、「自分が決めたこと」で世界を動かせることは、何よりも喜びがあり、やりがいに繋がっていくのです。
入社式ではいつも「就職ありがとうございます」と伝えています。「就社」ではなく「就職」。この職を選んでくれてありがとう、と。我が社の仕事は面白いと思うんですけどね、面白さを伝えるのが難しいんです(笑)
この仕事においては何よりも「自分にしかできない設計ができるようになりたい」という意欲が大事ですね。頑張って結果を出した人は、年齢にかかわらずきちんと評価をしますし、そのためのチャンスは必ず全員に与えます。担当者、責任者として自分がお客様の風を全面で受ける、というチャンスです。結果は自分次第、評価はお客様次第。自分から学び手をあげる意欲がある人は、学びの機会が多く、実力も結果もついてきます。我が社では担当する仕事も給与も、年齢などに関わらず実力や結果に比例して平等に与えています。
現在我が社は20代と30代が7割を占めており、若い活気が会社中に溢れています。技術者としての成長には10年必要と言われ、達成感が分かり仕事が本当の意味で楽しくなるのは30代からかもしれません。でもそこに、この仕事の面白さや将来性があると思っています。設計の会社ですが女性社員も多く、産休を取得している人もいます。結婚をして県外へ出たOBにも、ネットを通じて我が社で働いてもらっていますよ。技術力さえあれば、例えば子供が幼稚園に行ったあとの食卓で仕事をすることも可能で、生涯の仕事になると思います。
また世界各地のプラントを設計しており、今や実績の半分以上を海外物件が占めています。「2020年ミャンマーに子会社をつくる」と会社の目標を定め、海外の方も積極的に雇用するなど、世界に向けた動きを進めています。
大学生のみなさんには、ぜひ今のうちに自分にあった勉強法を確立してほしいですね。自分流の勉強フォームを持っている人は、仕事を覚えるのがとにかく早い。高い点数を取ることだけでなく、「自分流のパターンを探すこと」を意識できる人は強いと思います。
また設計の仕事など机に向かう仕事に就きたい人は、自分のリラックス方法を知っておくことも大切です。特に真面目なタイプの人は、学生時代のうちに自分の力の抜き方を遊びながら覚えると結果集中して長く仕事ができるようになりますよ。
出会った瞬間に距離を近づけられる人間スキルは、社会に出ても役立ちます。人を見る目を養うために、1週間連続で合コンをするなどもいいですね(笑)
私がずっと携わっている鶴市花傘鉾祭りでは、多くの中高生と一緒になります。お祭りに参加をすることで、郷土の経験が増え、大人になって地元に貢献するきっかけになる。
しんどいときに思い出すような、文化的な思い出のネタを残してあげたいという気持ちです。そして「生まれて育った街に戻ってこいよ」と言えるよう、入りたいと思う元気な会社の一つになれればと思っています。「地元大分で就職したい」という若い人たちとの出会いを私たちも楽しみにしています。
- 企業データ
Design City Japan株式会社(旧社名・株式会社 九州機設)
WRITER
- yuchico記事一覧
東京のはじっこ生まれ。ライター・編集業をしながら2年間全国を放浪したのち、2016年にとにかくご縁があった大分県にお引越し。現在は中津市にある小さい森のキャンプ場「バルンバルンの森」の企画や広報を担当。日々おおいた暮らしを満喫中。