おおいたではたらく
2021年04月30日
河野電気株式会社若手社員
今回は配電盤の設計に携わる入社6年目の”先輩”をご紹介します。配電盤といってもあまりピンときませんよね。 私たちが普段目にすることはほぼありませんが、実は学校や工場など大型施設の電力供給に欠かせない縁の下の力持ちのような大事な存在なんです。後輩の良い見本になるようスキルアップしながら日々奮闘する様子をお聞きしてきました。
お邪魔したのは、こちら!!
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河野電気株式会社
https://favoita.com/companies/3
大正12年創業。主な事業は工場・プラントから公共施設、医療施設、商業施設から一般のご家庭の工事まで、電気設備工事全般を行っています。それに加えて、配電盤・分電盤・制御盤の設計・製作、電気機器・産業機器の販売を行っています。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 間部 雅哉
- 所属部署
- 配電盤事業部 技術営業部 設計課
- 入社年
- 2016年
- 出身地
- 大分県大分市
- 出身学部
- 九州産業大学工学部産業技術デザイン専攻
間部さんは大分市出身で現在29歳、入社6年目です。高校卒業後は九州産業大学工学部へ進学しました。
「高校時代、あまり勉強が得意なほうではなかったのですが、なぜか物理の成績だけはよかったんです。それでなんとなく工学部を選びました。1、2年では電気や情報系のプログラミングを学び、3年で電気科に進みました」。
就職活動では学んだ電気関係の企業以外にも様々な業種の面接を受けたそうです。
「就職説明会や2次・3次面接までありますので、大分への往復が大変で。主に福岡で活動をしていました。全部で12社くらい面接を受けたと思います。この時点でも特にやりたい職種がなかったんです。電気工事のほかにも、ゴルフショップやガスメーカー、お茶の営業の面接にもいきました。
河野電気を知ったのは就職情報サイトからのメールでした。それまで電気というと工事だけだと思っていましたが、河野電気は配電盤の設計など製造に関わる仕事などいろいろな職種がありました。特にやりたいことが決まっていない自分でも、大学で学んだ電気の知識を生かせて、入ったあとに何か見つけられるかと思い、入社を決めました」。
入社して新人研修後、配電盤事業部で配電盤の設計に携わることになりました。
「新人研修ではすべての部署の業務を経験します。配置は上司が適正を見て決定をします。私はどんな業務でもとりあえずやってみようと思っていましたが、就職活動の際に興味があった配電盤事業部 設計課に配属されました。
社長が新入社員にかけてくれた『置かれた場所でキレイな花を咲かせよう。もしきついときは必ず相談して欲しい』という言葉は心強かったです。
最初は右も左もわからない状態でしたが、自分からベテランの先輩方に質問をしに行ってましたね」。
資格取得にも積極的に取り組んだそうです。
「何も資格を持たずに入社したので、仕事が落ち着く夕方から先輩に教えていただき、第二種電気工事士を取得しました。第一種電気工事士は大分職業能力開発促進センター(ポリテクセンター大分)の研修に通わせていただき、取得しました。現在も後輩を含め、若手社員で終業後に勉強会を開いています。みんな技術向上の意欲を含め勉強熱心で、お互いによい刺激になっています」。
実務経験を積んできました間部さんですが、今でも苦労することがあるそうです。
「配電盤といっても、なかなか普通目にすることがないのでよくわからないと思いますが、簡単に言えば建物に電気を流す司令塔のようなものです。大学時代にプログラミングも少し学んでいたおかげで、設計に役立っています。設計といってもデスクワークだけではありません。
現地調査やお客様との打ち合わせなど現場にでることも多いです。設計図を書くだけではなく、お客様の意見を汲み取っていくのが大変と感じることもあります。とはいえ、やっててよかったと感じることも多いです。施設や学校に電気がついているのを見るとうれしいですね」。
今は若手も増え、後輩を指導する立場になっています。
「私が入社した翌年からメンター制度(Big Brother = BB制度)ができました。これは先輩社員が各新入社員に一名ずつ付き、業務のほかにマナーなど手本となって教えていく制度です。私も今までこの制度で2名後輩を指導しました。自分が入社したときにこうしてほしかったということをフィードバックするようにしました。現在も後輩の見本になるように気をつけています。新しいことにチャレンジするのも私が先頭になることが多いので、吸収したことをみんなに発信できるように心がけています」。
大分で就職した理由・大分で働く魅力について
「就職活動を始めたときは、そのまま福岡で働いてもいいかなと思っていました。大分へ帰ってきて思ったのは、人の密度がちょうどよくて都会特有の息苦しさがない。といっても田舎というわけではなく、若い世代でも過ごしやすいですよね。会社の後輩とプライベートでも食事やボーリングなど楽しんでいます。また地元ということで、家族が身近にいるのも心強いと思います」。
就職活動中の学生さんへアドバイス
「私は一度立ち止まったら動かなくなると思ったので、毎週説明会や面接など何かしら行動するようにしていました。
いろんな業種を受けたと言いましたが、お茶の営業の面接に行った時に質問に全く答えられなくて。そこで、この業種には自分は興味がないんだなと気がつきました。失敗しても場数を踏んだ分だけ、次に活かせます。だんだん面接にも慣れて、自分でも驚くほどスラスラと答えられるようになっていました(笑)。みなさんも自分はこれしかないと決めつけずに、いろんな会社に面接にいくのもいいと思います。動き続けることで見えてくるものがあります。ぜひ積極的にチャレンジしてみてください」。
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河野電気株式会社
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美味しいもの、猫、温泉、旅行が好きです。子供のころは久住の大自然の中で育ちました。福岡に住んだこともちょこっとあり。大分の行ってないところ&食べていないものを発掘中。