おおいたをたのしむ
2020年12月25日
ねっとり蜜の味♡ ”甘太くん”のひみつ教えます
急に冷え込んできた今日この頃。
冬の訪れとともにやってくるのは、そう!ほかほかの焼きイモ♡
数ある種類の中でも、オススメは何と言っても大分県産かんしょ「甘太くん」!ご存知の方も多いのではないでしょうか。今日は、ねっとり、しっとり、果てしなくあまーい大分県産ブランド“甘太くん”を深掘りします!
甘太くんってどんなお芋?
お話を伺ったのは、こちらの方。
JAおおいた「甘太くん」部会・青年部部長の後藤謙治さん。
早速ですが、甘太くんについて教えてください!
「品種はべにはるかですが、甘太くんの特徴として一番大きいのは、ウィルスフリー苗を使っているという事です。いわゆる種芋を使って育てるのではなく、病気のリスクはもちろん味や質感においても、苗を毎年更新する事で品質劣化を防げるんです」。
また、畑ごとに糖度検査を実施し、収穫日付はすべて記録。収穫後は、専用の貯蔵庫で40日以上寝かせる事でより高糖度のお芋に。厳しい検査を受けて、ある一定の糖度を超えたものだけが“甘太くん”として出荷されるそうです。
なるほど。様々な工程を経て、あの蜜が溢れる濃厚な美味しさが生まれるわけですね!甘太くんの栽培は主に臼杵市、豊後大野市を中心に生産されていますが誕生から11年経ち、今では関西をはじめ全国各地へ届けられています。更には香港、シンガポールなどのアジア圏にも!大分から世界へ誇るサツマイモ・甘太くんの快進撃は留まることなく続いています。
オススメの食べ方教えてください!
ちなみに、スペシャリストの後藤さんに一番美味しい甘太くんの食べ方を問うと、
「一番は焼きイモです!素材の美味しさがそのまま感じられますね。あとはスープや天ぷらもオススメです!うちでは小ぶりな甘太くんは切らずに、1本丸ごと揚げますよ」。
なんと、そのまま1本とは!でも甘さを閉じ込めているので、美味しいこと間違いなしですね。今度試してみます!
また後藤さんのSNS上では、こんな声も。
「甘太くんを使ってスイートポテトを作ったというお客様の声も届きますが、通常は砂糖や甘味を入れるけど甘太くんは何も入れなくて十分甘いと言われます。それって、ただ甘太くんを潰しただけかな?と思いますが(笑)それだけ甘みがあるということなので、嬉しいですね」。
ローソンで絶品焼いもを♡
そんな美味しい甘太くんをぜひ食べてみたい!という方に朗報です♪
甘太くんは大分県内の八百屋さんやスーパー、道の駅など色々な場所でももちろん購入できるのですが、もっと身近なコンビニでも買うことができるんです!ローソン広報部によると、大分県内を中心に、今では九州圏内の専用什器設置店舗約130店ほどで甘太くんの石焼いもが味わえるそう♡
(甘太くん Mサイズ:税込180円、福岡、佐賀、長崎、熊本、宮崎の約50店舗/甘太くん Lサイズ:税込210円、大分県内の約80店舗)
ローソンでは、なんと各店舗で一本一本焼き上げているそうで。焼き時間と焼き加減を調整し、「甘太くん」の美味しさのポイントである、高い糖度としっとりした食感を引き出しています。昨年度、約29万本ほど販売した大人気商品です!今年の販売期間は、2020年11月20日(金)~2021年3月頃終了予定。この冬は、ローソンで手軽に甘太くんを味わいましょう♪
お取り寄せ&カフェで絶品スイーツを!
また、今巷で話題なのが甘太くんのお取り寄せ!
絶品・冷凍焼き芋が、家にいながらにして購入できるとあれば早速ポチッと。
JAおおいた楽天市場
自然解凍でも、レンジでも食べたい時にすぐに味わえます。夏場は冷やし芋、冬は焼き芋と一年中アレンジしながら楽しめますね♡
更に、大分駅ビルアミュプラザ内「カフェ&ダイニング みのりみのる」では、甘太くんを使用したスイーツも♡
(甘太くんのおさつタルト 480円+税)
甘太くんの持つ甘みをふんだんに味わえる季節限定スイーツ、ぜひお試しくださいね!
(甘太くんのおさつパフェ 780円+税)
後藤さんに甘太くんを育てる上で大切にしていることを聞くと、
「まずは植え付け時期を適期にするということ。そして、寒い時期にしっかり土作りをするということが何より大切です。それが害虫や病気の元を軽減する事にも繋がりますし、春先に土がふかふかになるよう寒くなるこの季節が大事になりますね」。
これからも1人でも多くの方に甘太くんを食べてもらいたいと話す後藤さん。人気がゆえにもっと面積を拡大していきたいという想いの反面、行き届いた生産方法をきちんと伝えることが大前提だと言います。生産者さんの想いがぎゅっと詰まった「甘太くん」。今日は、そのおいしさの秘密が分かった気がします。この冬は、甘い天然スイーツ「甘太くん」をぜひ味わってみてくださいね。
- 甘太くん
- JAタウン
- カフェ&ダイニング みのりみのる
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!