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おおいたではたらく

2018年10月31日

The Japan Travel Company 株式会社若手社員

この頃、日本全国でたくさんの外国人旅行者の方々を目にするようになりました。ここ大分県でも、観光名所などでは数年前に比べ色々な言葉を耳にしますよね。国籍や国境を超えた交流は、今まで感じたことのない新たな感覚や文化に刺激を受けるものです。今日は国東半島のほぼ真ん中、杵築市大田にある旅行会社「The Japan Travel Company 株式会社」ではたらく先輩をクローズアップ!入社したての彼がどうやって生きる道を決めたのか、22歳のホンネをお聞きください。

お邪魔したのは、こちら!!

  • The Japan Travel Company 株式会社
  • The Japan Travel Company 株式会社

    http://www.japantravelcompany.com

    大分県国東半島のほぼ真ん中に位置する、杵築市大田の山間にて2010年11月に設立。香港の旅行会社「Walk Japan」が企画募集する、日本ツアーの予約代行業務を主軸として活動をしています。また地方の魅力に特化したコンサルティング業も行い、地域貢献の方面でも大きな注目を集めています。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • The Japan Travel Company 株式会社
  • お名前
    伊藤 孝紘
    所属部署
    企画・コンサルティング事業部
    入社年
    2018年4月
    出身地
    大阪府
    出身学科
    立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部 観光学専攻

大阪に生まれ、18歳まで大阪で育った伊藤さん。
これからの道を考えていた時、ちょうどテレビで放送していた大学紹介が目に止まり、大分にある「立命館アジア太平洋大学」へ進学することを決めたと言います。
「実は、大学に行くこと自体も悩んでいました。行くなら東京かな…という単純な思いもありました(笑)でもテレビで紹介された大学の内容は、普通の大学とは違うグローバルな環境の中で、個性に合わせて自由に学んでいる印象で。そこに惹かれました」。
それまで、具体的な将来の夢がハッキリとしていなかったという伊藤さん。しかし、この決断が彼のその後の人生を大きく変える選択となるのです。

The Japan Travel Company 株式会社

以前から、地方の在り方に興味のあった伊藤さんは大学入学後、とある学生団体に所属。そこは、タイの田舎で子供たちの教育を支援する団体で、現地へも年2回出向き活動していました。
「実際に現地に行くことで多くのことを学びました。でも、もっと各事業を多角できるのではないかと感じる事も多くて。100人を超える大きな団体だったので、小さな学校を支援するだけでは勿体ないと提案しました」。
タイでの経験を経て、気が付いたのは地方活用のノウハウがない事。観光や農業関係でアプローチすれば、もっと地方を支援できると実感。それをきっかけに観光開発を軸に、日々たくさんの事を学んだと当時を振り返ります。実際に活動するとどんどん関心が強くなり、教育を改善する事は地域貢献となり、それが日本の地方にも活かされるのではないかと感じ始めた頃。現在務めている「The Japan Travel Company 株式会社」に出会います。

The Japan Travel Company 株式会社

「日本の田舎を観光資材にして、且つその田舎の良さや文化を守れるという理想的な原理を実践する会社の在り方が魅力的でした」。
会社の利益のためだけではなく、それがその地方創生に繋がっている会社の姿に大きく感銘を受けた伊藤さんは自ら入社を志願。インターンでも働き、想いは大きくなるばかりでしたが当時は人数的な問題もあって内定とはなりませんでした。実は、それまで就職活動を精力的に行っていなかったという伊藤さん。理由を聞くと、
「自分のやりたい事が積み重なって人生は成り立って行くのかなと思っていたので、無理に周りに合わせてしなくてもいいのかなと(笑)でも断られた事で、やりたい事がハッキリしました」。
そして、実際の地方や田舎の暮らしを自分で理解するため、大分での旅行会社を探していた頃、今の会社から声がかかったという幸運に見舞われた伊藤さん。切望していた会社との運命に導かれて、無事入社しました。現在は、企画・コンサルティング事業部に所属し、自治体や企業でのインバウンド関係の観光、商品開発を任されています。

The Japan Travel Company 株式会社

また一方で、部署に内包しているコミュニティプロジェクトにも在籍。その地域の魅力を高めるために、ただ農業をサポートするのではなく、それがどう地域に貢献できるのか、里山の景観を守る事を直接的に管理。地域の人と一緒に共生して行く事を作業者の方々と考え、取り組んでいます。仕事にプロジェクトに多忙な毎日を過ごす伊藤さんは笑顔でこう言います。
「自分が学びたい事を仕事として出来ているので、幸せですね。会社や地域の人の優しさを感じながら、日々成長させてもらってますね」。

The Japan Travel Company 株式会社

今後の夢を問うと、
「今、自分が経験している田舎の営みをもっと分析していって、もっとより良くしたいです。このまま過疎化が進み、のどかな生活が姿を消してしまわないように、会社としてどう担って行くかを考えて実行しなくてはいけませんね」。
普通なら自分自身の夢を語る若者が多い中、入社から半年ほどで会社としての夢を語る伊藤さん。具体的に将来を描けなかった18歳が、大学と今の会社に出会う事でこんなにも大きく成長できるとは…素晴らしい!!小さな頃から夢に向かって突き進むのはもちろん大切ですが、出会った場所で自分を見つめながら将来を考えて行くのも大事な選択肢のひとつなのではないでしょうか。

The Japan Travel Company 株式会社

最後に、学生の皆さんへメッセージをもらいました。
「大学の勉強だけではなく、今自分が興味のある事にまっすぐに取り組める時期だと思うので、その時間を存分に楽しんで勉強してほしいと思います。学びながら、人と出会うことで自然とやりたい事は出てくるし、それが自分自身の人生のステップになると僕はそう思っています」。

企業データ

The Japan Travel Company 株式会社

〒879-0901
大分県杵築市大田石丸1094-2
0978-52-2779

もっと詳しく知りたい方

企業HPはこちら

WRITER

  • 塩月 なつみ
  • 塩月 なつみ記事一覧

    かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!

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