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おおいたではたらく

2025年11月28日

夢を叶え、養殖業のヒーローへ!“好き”を仕事にする責任と覚悟
株式会社兵殖若手社員

大分といえば関あじ関さばやフグなど、新鮮で美味しい鮮魚が豊富にある県として知られていますが、日本屈指の養殖業を営む「株式会社兵殖」をご存知でしょうか?
津久見市に本社を置く兵殖は、ブリやクロマグロの養殖から加工、販売まで自社で行い世界へ輸出している企業なんです。歴史長い会社の中で、若手のホープとして活躍中の1人の先輩にお話を聞きました。子どもの頃からの夢だった海の仕事に就き、目標を持って成長する先輩のストーリーとは。

お邪魔したのは、こちら!!

  • 株式会社兵殖
  • 株式会社兵殖

    https://hyoshoku.com

    昭和37年創業。自然豊かな九州近海でブリやクロマグロの養殖、加工、輸出を行っています。創業から60年以上、「美味しい魚を創り育てる」を信条に、安全・安心な魚を世界中の食卓へ届けるため魚類養殖の技術を磨いています。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • 株式会社兵殖
  • お名前
    伊賀上 学(イガガミ マナブ)
    所属部署
    津久見事業所
    入社年
    2019年
    出身地
    大分県臼杵市
    出身校
    大分県立海洋科学高校

父、そして兄の背中を追いかけた海への憧れ

幼い頃から養殖の仕事をする父の姿を見てきたと話すのは、入社6年目を迎えた伊賀上さん。実家の目の前に広がる海を見て育ったことから、自然と海に関する仕事がしたいと思うようになったといいます。
「同じように兄も海に関する仕事を目指し、地元の海洋科学高校に入学したので自分もその道を歩みました」。

株式会社兵殖

学校では海洋に関する専門的な勉強に取り組み、改めて知ること、初めて知ることばかりだったと当時を振り返ります。船舶コースを専攻した中で印象に残っているのは、遠洋漁業の授業。マグロの延縄漁法を学ぶため多くの仕掛けをし、翌日獲れたたくさんのマグロの姿を見たときには驚きを隠せなかったといいます。そんな日々を重ねながら迎えた就活の時期。
高校卒業とともに働く道を決めていた伊賀上さんは、自分の進みたい道を先生に相談しました。
「先輩たちが兵殖に就職していたので、安心感もありました。あとは兵殖のブリを食べたこともあって、それが何より美味しかったので(笑)」。

そんな思いを持って見事入社を決めた伊賀上さん。入社時から現在働く津久見事業所で、希望していた餌やりを担当しています。

株式会社兵殖

自然と魚を愛し、自分たちの魚を育てていく覚悟

伊賀上さんは7時半には出社し、準備を進め万全の状態で仕事に取り組みます。毎朝30トンの魚の餌を下ろし、船に詰め込む重労働からスタート。そこから餌を撒き終えるまでは4、5時間の時間を要するといいます。
「ブリは1年をかけて成長させるのですが、ただ餌を与えればいいというわけではないんですね。出荷する順番に成長させないといけませんし、約2万匹いるので病気になってないかなど広く見ていかなければいけません」。
いけすや魚の状態を見ながら、細かい所まで気を配らなくてはいけないと伊賀上さん。大変な仕事ではあるけど、働く時間はあっという間なんですよと笑顔を見せます。

株式会社兵殖

「自然や生き物が相手となる仕事なので大変なこともあるけど、先輩や上司がとても優しくて会社自体がアットホームな雰囲気なので助けられています」。
自分のやりたいことにチャレンジさせてくれる会社の風潮や、困った時は手を差し伸べてくれる先輩たちに感謝の気持ちでいっぱいだと話す伊賀上さん。そんな温かい雰囲気が頑張る原動力になっていると言葉を重ねました。

幼い頃から憧れていた海での仕事。夢を叶えた伊賀上さんは将来、自分を可愛がってくれる先輩のような人になりたいと前を向きます。
「今の仕事以外にも色んなことに挑戦していきながら、先輩たちのように頼られる人になりたいですね」。
大好きな海の上で輝く伊賀上さんの頑張りが、世界中の人たちへ安心安全な鮮魚を届けています。これからも美味しい養殖の魚を津久見から世界へ_。伊賀上さんのこれからを応援しています!

株式会社兵殖

地元・大分で働く魅力

大分は食べ物も美味しいというのが1番の魅力かもしれませんね。あとは人の優しさ。ここはアットホームで風通しの良い会社なので、困った時も助けてくれる温かさがあります。また自分は会社の寮で生活しているのですが、会社の人も寮母さんもみんなが色々気にかけてくれて有り難いですね。

企業データ

株式会社兵殖
〒879-2412 大分県津久見市高洲町3824-71
TEL 0972-82-8200

もっと詳しく知りたい方

企業HPはこちら

WRITER

  • 塩月 なつみ
  • 塩月 なつみ記事一覧

    かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!

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