
おおいたではたらく
2025年11月28日
養殖一筋の歴史と共に。確かな技術と美味しさを世界へ届ける
株式会社兵殖代表取締役社長

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- 業種
- 魚の養殖、加工業全般
昭和37年創業。自然豊かな九州近海でブリやクロマグロの養殖、加工、輸出を行っています。創業から60年以上、「美味しい魚を創り育てる」を信条に、安全・安心な魚を世界中の食卓へ届けるため魚類養殖の技術を磨いています。
代表取締役社長インタビュー

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- 企業名
- 株式会社兵殖
- お名前
- 中迫 猛(ナカサコ タケシ)
- 役職
- 代表取締役社長
日本の美味しい養殖の魚をもっと世界へ!
私たち株式会社兵殖は、九州近海の豊かな自然環境を活かし、ブリやクロマグロの養殖・加工を行う企業です。昭和37年の創業時から「美味しい魚を創り育てる」を信条に、魚類養殖の技術を磨いてきました。弊社の特徴の一つとしましては、一般的な生簀の約48倍もの広さを誇る「ひろびろいけす®」です。潮の速い豊後水道の沖合に設置し、魚に十分な運動空間を与えることで、身の引き締まったブリの生産を実現しました。
また、2007年にはクロマグロの養殖を再開させ、2016年にはメーカーと共同開発した配合飼料のみで育てた、栄養価の高いマグロ「豊後まぐろヨコヅーナ」を発表するなど、餌や生産方法にも工夫を重ね、高い品質を追求しています。
歩みを止めず、美味しいお魚は「兵殖」を目指して
弊社では30年以上前から世界各国へ輸出をしていますが、近年は海外での和食ブームも追い風となりアジアやアメリカへの輸出量も増加。EUへの輸出も開始し、さらなる販売先強化に取り組んでいます。2018年からはハローキティとのコラボレーションも開始しました。弊社のスーパーセールスマンであるキティちゃんと共に、国内のみならず海外の多くの方にも、日本の美味しい養殖の魚を召し上がっていただきたいという思いを込め、商品のブランド化をより一層強化していけたらと考えています。この先も皆様へ安全・安心な魚を届けるため、また環境への配慮と持続可能な養殖にも取り組みながら、世界中の食卓においしい魚をお届けしたいと思っています。
今後は、美味しいお魚=兵殖という企業になることが私たちの目標です。マヨネーズといえば…ポテトチップスといえば…皆さんそれぞれに思い浮かぶ企業があると思います。弊社のロゴにもありますが、“あっ、美味しいお魚!それ兵殖です。”のコピーこそが私たちの目指す未来です。
求める人材像
どの業種も同じかもしれませんが、仕事は“好き”である気持ちが何よりも大切です。
特に私どもが営む養殖業は、自然や魚が好きという気持ちがないと楽しく働くことはできないと感じています。例えば、家庭菜園をいやいやながらしている人はいないように、養殖の仕事も毎日ブリの様子を見て、体調の変化を感じながら餌を調整すること、また気候や自然の豊さを感じながら働くことのできる人は大歓迎です。またこの仕事は、餌の積み下ろしから機械の修理など1人ではできないことばかりです。自分たちで育てた魚を自分たちで加工から販売まで行うので、チームワークを持ち働くことを楽しいと感じられるかも大きなポイントとなるのではないでしょうか。
学生さんへのメッセージ
私が学生の頃は、勉強というよりも色んな人との出会いを大切にしていたような気がします。多くの人と出会って、人間観察をしながら様々な人を見ることでわかることがたくさんありました。人と出会い、コミュニケーションを取ることは社会に出た時の大きな財産になります。誰とでも話せることは自分を守る大きな武器です。今のうちに多くの出会いを経験しておくといいのではないでしょうか。また、社会人になると大半のことは初めての経験となります。その経験を嫌がらずに自身の経験として重ねることが、将来の自分に繋がるのだと私は思っています。
- 企業データ
WRITER

- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!























