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おおいたをたのしむ

2026年04月24日

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所
辛島 虚空乃蔵

大分を代表するお酒といえば、そう「いいちこ」。
他にも「安心院ワイン」や「西の星」などなど、皆さんも一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。そんな名品の数々を手掛けているのが、宇佐市に本社を置く「三和酒類株式会社」。1979年に誕生した「いいちこ」は、今や麦焼酎の代名詞。全国、世界で多くの方に嗜まれています。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

そんな三和酒類が2022年にオープンした「辛島からしま 虚空乃蔵こくうのくら」をご存知ですか?
“宇佐という地から世界へ、発酵文化を紡ぎだそう”というコンセプトのもと誕生したこの施設。今回は、その背景にあるストーリーや、施設の楽しみ方についてご紹介します!

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

ここ「辛島 虚空乃蔵」は、三和酒類が創業以来大切に育んできた、日本が世界に誇る「麹と発酵文化」を体験できる施設。酒蔵見学や日本酒づくり体験など、「識る・感じる・愉しむ」プログラムを体験することができる場所になっています。まさに、酒づくりの文化や発酵の魅力を身近に感じてもらいたいという三和酒類の想いが詰まった場所なんです。

今回お話を伺ったのはこちらの方々。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

三和酒類株式会社 辛島 虚空乃蔵 課長・近藤 賢太さん
「山口県出身ですが、就職を機に大分へ来ました。自分がチャレンジできる企業を求めて三和酒類へ辿り着きました。自分で酒づくりをしたいという想いをもって入社したことを今でも思い出しますね」

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

三和酒類株式会社 辛島 虚空乃蔵 古谷 祐磨さん
「大分県に生まれ育ち、大学は関東へ進学しました。県外生活を通じて、改めて地元の人の温かさを感じたこと。また宇佐から全国、世界と仕事ができる三和酒類に魅力を感じ入社を決めました。地元で働く1番の魅力は、自分が落ち着ける場所での暮らしやすさですね」

「辛島 虚空乃蔵」誕生の裏にある、日本酒と創業家の想い

三和酒類の始まりは、1958年(昭和33年)。良質な地下水や、自然豊かな大地で育てる米や麦に恵まれた宇佐市で、4つの造り酒屋である「赤松本家酒造」「熊埜御堂酒造場」「和田酒造場」「西酒造場」の創業家からスタートしました。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

また、2020年3月には清酒製造の体験を通して、地域の活性化を図る清酒製造特区(日本酒特区)として認定され、「宇佐のうまい酒 製造体験特区」となりました。日本酒づくりから始まったことから、創業以来ずっとものづくりの起点は日本酒にあるといいます。

「弊社にはワインや焼酎など様々な商品がありますが、商品開発においても日本酒の発酵、麹の技術を応用しています。そこには創業家の想いも受け継がれているんですよ」と近藤さん。
日本酒へのリスペクトを忘れないものづくりは、今も受け継がれています。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

宇佐産の麦をはじめとする地元産の原材料にこだわりながら、商品づくりを続けている三和酒類。
「宇佐から、世界へ『麹と発酵』の魅力を伝えたい」という想いから、旧本社跡地である辛島に「辛島 虚空乃蔵」は生まれました。

限定酒から清酒醸造場見学まで「米の蔵」

施設は大きく2つの空間に分かれていて、まずは「米の蔵」から。
「米の蔵」では、「辛島 虚空乃蔵」限定の日本酒やクラフトビール、三和酒類が手掛ける酒類の販売はもちろん、なんと清酒醸造場が併設されているんです。ここでは、「辛島 虚空乃蔵」限定の日本酒「和香牡丹 輪奏りんそう」を醸造しているほか、蒸米、麹づくりや仕込み、貯蔵など酒づくりの営みが行われています。酒づくりの様子を目の前で見ることができる贅沢な空間には、甘い麹の香りがフワッと広がっています。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

また施設内の“一角BAR”では、この蔵でつくられる生酒や、三和酒類の日本酒の飲み比べが楽しめますよ。お酒により変わる色や香り、風味を味わえるのは酒蔵ならではの醍醐味! 経験豊富なスタッフさんと、酒づくりについて語り合えるという貴重な体験ができます。
「将来の仕事を考える中で、醸造に興味のある学生さんにもぜひ体験してほしいですね」と古谷さん。
お気に入りの酒器を選んで“蔵元ならではのおもてなし”を心ゆくまでご堪能くださいね。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵 宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

地元のおいしさを満喫!「麦の蔵」

お隣の「麦の蔵」は、ここでしか味わうことのできないお酒や料理を楽しめる飲食スペース。麦の蔵で醸造されたクラフトビールはもちろん、三和酒類が醸造するお酒やオリジナルカクテルなど、様々なドリンクを提供しています。お料理も地元食材にこだわり、オリジナルの赤酢や、クラフトビールでも使われる大麦“ニシノホシ”が使われた味噌を使用したメニューをご用意。どれも、大分や宇佐のおいしさがギュッと詰まった逸品たちです。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

また仕込み水を使ったコーヒーやスイーツもあるので、お酒が苦手な方やドライバーの方も楽しめますよ。なんといっても、このスペース全体が洗練されたオシャレな空間! 居るだけでおなかも心も大満足な「麦の蔵」は、ドライブの寄り道にもぴったりなお店です。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

スタッフ一押しのお酒は?

おふたりがおすすめするお酒は、三和酒類の原点である「和香牡丹」から、瓶内二次発酵のスパークリングSAKE「和香牡丹 天衣スパークリング」と、様々な醸造技術からなる白ワインのような味わいが特徴の「和香牡丹 宵花」。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵
和香牡丹 天衣スパークリング
青リンゴや洋ナシ、炊き立ての米やヨーグルトなどの香りが感じられます。口内でクリームのような泡立ちと、しっかりとした酸味が余韻を引き締め、すっきりとした飲み心地が特徴。やや辛口なので、近藤さんは晩酌の際にお刺身とのペアリングを楽しんでいるそうです♫
和香牡丹 宵花
日本酒でありながら果実やフルーツの風味が豊かで、ワイン感覚で楽しめるモダンな味わいが特徴です。商品の裏側に記載されているロットで、情報がわかるようになっていると古谷さん。
「たとえば梅やブドウなども毎年の出来で味が違うように、お酒もまた毎年の麦や米の味が違ってきます。なので、その時期の情報を知ることで、また違ったお酒の楽しみ方ができると思いますよ」。

「20歳になり初めて飲むお酒は、”何を飲むか”というよりも”誰と飲むか”が大切だと思います。ご両親や先輩など、信頼おける人たちと一緒に嗜むことから始めてみてはいかがでしょうか。お祝いのスパークリングなどが初めは飲みやすいかもしれませんね」(近藤・古谷)

酒蔵体験や様々なイベントも開催!

「辛島 虚空乃蔵」では、年間を通じて様々なイベントも開催されます。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

平日限定の酒蔵体験プログラム(1日2組(1組5名まで))は年間通して利用できます。清酒醸造場に実際に入って、酒づくりの現場を見ることができるという、他ではなかなかできない貴重な体験ですよ。ぜひご利用くださいね!

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

また、日本酒の楽しみ方や勉強会、味噌づくりワークショップやクラフトビールについて学ぶワークショップ“蔵塾”など、季節によって色々なプログラムを体験できますよ。詳しくはHP、SNSをチェックしてくださいね。

地元で育み、地元から伝えたい想いと文化

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

若者を中心に日本酒に触れる機会が少ないとされる今、年齢に関係なく多くの人たちにお酒を楽しんでほしいと近藤さん。
「ぜひここで、大分・宇佐の原材料にこだわったお酒やお料理を味わってほしいですね。私たちは地元・宇佐と共に成長し、全国、そして世界へと発酵文化を紡いでいきたいと思っています。今、県外で学ぶ学生の皆さんもいつか大分の文化の奥深さや、面白さを感じてもらえたらうれしいですね」。

宇佐の自然風土が育む発酵文化を通じて、人と人のつながりを深め、広げて、紡いでいきたいと近藤さん。地域の方々に「辛島 虚空乃蔵」があって良かったと言っていただけるような宇佐に根付いた場所になりたいと笑顔をみせます。

宇佐から世界へ! 発酵文化で紡ぐ、人と場所がとけ合う場所 辛島 虚空乃蔵

「辛島 虚空乃蔵」は、自然豊かな宇佐の地で育んだ恵みと発酵文化、そして人と人が出会い、とけ合い、ひびき合う場所。大分でつくられる酒づくりの文化や醸造、麹など、お酒に関することを体いっぱいに体験し、知らなかったことを知ることで、暮らしに彩りを添えてみてはいかがでしょうか?
この土地でしか感じることのできない、今まで知らなかった何かが見つかるはずですよ。

辛島 虚空乃蔵
〒879-0456 大分県宇佐市辛島4-3
TEL:0978-32-1432
WEB:https://www.sanwa-shurui.co.jp/factory/karashima/
Instagram:https://www.instagram.com/karashimakokunokura/

WRITER

  • 塩月 なつみ
  • 塩月 なつみ記事一覧

    かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!

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