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2022年11月11日

約2,500万本のコスモスがお出迎え! 西日本最大級の規模「三光コスモス園」

目の前いっぱいに広がるコスモスに出会ったことはありますか?

大分県には桜や藤の花など様々な季節を感じられる場所がありますが、中津では毎年秋に「三光コスモス園」が開園されています。(その数なんと2,500万本!!)

今年16年目となる三光コスモス園。今回は、国東市出身・在住の大学生、倉石 真ノ愛まのあさんと一緒に行ってきました!

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」 約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」
倉石 真ノ愛さん

倉石さんは国東市出身・在住の北九州市立大学4年生。国際関係学科でアメリカ地域研究ゼミを専攻し、主に男女格差について学んでいます。
倉石さんが取材した過去記事はこちら→大学生が取材!化学のチカラで生まれるスイーツ「湯けむり洋菓子店」

「以前も来たことがあるんですが、開催場所って毎年変わるんですね!」と倉石さんの一言から始まった今回の取材。そう、そうなんです!三光コスモス園は毎年会場や規模が変更されており、今回の会場はなんとその広さ15ha!これは西日本最大級の規模で、この広さに約2,500万本のコスモスが咲き誇っているそうです。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

今年の開催場所は八面山の裾野、三光田口・成恒地区。八面山をバックにコスモスの写真を撮影している方もたくさんいらっしゃいました。

コスモス園が始まったのは今から16年前。少子高齢化などにより過疎化が進んでいることや、合併後の地域のつながりや一体感が希薄になっていることを危惧した三光地域の人たちが、活気があふれ、安心・安全な地域づくりができるように「何かできないか?」と考えた事がきっかけで、コスモス園が開園されるようになりました。開催前になると地元の人たちが協力しながらコスモス園を作り上げていくのだそう。

三光地域の活性化や観光振興を目指し、地域の方が協力し合い三光コスモス園は続いています。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

休日はもちろん、取材日の平日も多くの方がコスモスを楽しみに訪れていました!

三光コスモス園のおすすめと見どころ

受付を担当されていた市役所職員守田さんに、今年の三光コスモス園のおすすめや見どころをお聞きしました。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

守田さん(左)は、なんと高校生の時にコスモス園で開催されたステージイベントに出られていたそうです!「事務として三光コスモス園に関われていることが嬉しい」と話してくれました。

おすすめ①切り花体験

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

毎年人気の切り花体験!指定されたエリア内であれば、自由に好きなコスモスを切り取って持ち帰ることができます。
「受付時にお渡しする50センチメートルの紐で、縛れる分だけお持ち帰りいただいてオッケーです!」と守田さん。週末になると1日250人以上の方がこの切り花体験を楽しんで行かれるそうですよ。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

参加費の300円は、来年のコスモスの種代へと使われるそうです!こんな循環がまた素敵ですよね。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」 約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

50センチは思ったよりもたっぷりで、両手に抱えるくらいの花束が完成しました。倉石さんも「これで300円って…安すぎませんか??」と大満足の様子でした!

おすすめ②草屋根の小屋

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

「草屋根の小屋はインスタ映えする人気スポットです!」と守田さん。

こちらの草屋根の小屋(魔女の小屋)は三光地域おこし協力隊や三光地域の有志団体「元気会」の方々などが作成したのだそう。草屋根部分はもちろん、看板から中の装飾までひとつひとつがとっても可愛く絵本の世界のようでした。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

小屋の横にはハンモックがあり、そこでゆっくりしている方がいたり、おやつを食べている子どもがいたりと流れている空気もまた素敵。

小屋の制作の様子は三光地域おこし協力隊のInstagramでも発信しているので、興味ある方はぜひこちらもご覧ください!→Instagram

おすすめ③コスモスアート

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

「三光地域を中心とする保育施設や小・中学校、各団体の皆さんにご参加いただき、コスモスの花の色を利用して、可愛らしいキャラクターや模様など様々なアートを描きました」と守田さん。

三光地域を中心とする保育施設や小・中学校、各団体から275人がアート作品作りに参加。作成する図を基に配色を考えながらどのコスモスの種を蒔くか決め、メジャーや石灰を使いながら田んぼに直接描いていくのだとか。小学生が希望した模様(土星、星、鳩等)や1万円札(不滅の福澤プロジェクト)、企業キャラクター、その他文字や絵等の個性豊かな作品など、今年は16種類のアート作品がお出迎えをしてくれました。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

今年は「やぐら」が設置されており、高い場所からコスモスアートを楽しむことができるように!上から観るコスモスアートやコスモス園全体の景色は、地上からとはまた違う顔を見せてくれました。

おすすめ④コスモスマルシェ

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

コスモス園の中心エリアでは、三光地区やその他中津市内の企業が中心となって、飲食に限らず野菜や盆栽など幅広いものの販売やイベントも行われている「コスモスマルシェ」が開催されていました!

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

取材日は暑かったこともあり、倉石さんは数あるお店からコスモスソフトクリームをチョイス。コスモス色のソフトクリームは「ミルクベースでちょっと桜のような香りがして、すごく美味しいです!」とのこと。

からあげ、おこわ、赤飯、枝豆、ブルーベリーアイス、農産物など出店数も多く、見て回る時間もとても楽しいものとなっています。

またマルシェの横にはコスモスパークもあり、小さい子どもが楽しめるような遊具などもたくさん!トランポリンを楽しんでいる姿も多く見ることができました。

三光コスモス園2023が今から楽しみ…!

美しい秋の風景に出会える三光コスモス園。2022の開催は残念ながら10月30日に終了してしまいましたが、三光コスモス園2023の開催が今から楽しみです。

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

最後に倉石さんに三光コスモス園の感想をお聞きしました。

「コスモスがすっごく綺麗で美しかったのはもちろん、秋特有の香りも感じられて、自然に触れ非日常に出会えてリフレッシュできました!来年はまた違うエリアで開催と伺ったので、違う景色に出会えるのも楽しみです。来年も絶対に来ようって思ってます!」

約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」 約2,500万本のコスモスがお出迎え!西日本最大級の規模「三光コスモス園」

今年咲いていたコスモスはなんと12種類+パレード特選混合!エリアによって植えてあるコスモスが違うので、お気に入りの種類や色を探すのもまた楽しい時間でした!

毎年秋になったら「三光コスモス園の季節だな」と思い出して、ぜひ訪れてみてください!

三光コスモス園
2023年の開催情報は、中津市のホームページ等でご確認ください。
https://www.city-nakatsu.jp/

中津耶馬渓観光協会

WRITER

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    東京のはじっこ生まれ。ライター・編集業をしながら2年間全国を放浪したのち、2016年にとにかくご縁があった大分県にお引越し。現在は中津市にある小さい森のキャンプ場「バルンバルンの森」の企画や広報を担当。日々おおいた暮らしを満喫中。

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