おおいたをたのしむ
2017年04月28日
大分に世界の音楽がやってくる!
クラシックコンサートは敷居が高い?!
吹奏楽部だった私としては、音が重なり合って体中に響く心地よさが、懐かしくも恋しくもあるのですが、クラシックコンサートは、なんとなく敷居が高くて足を踏み入れたことがありません。(オトナの階段登りたい…!)
ただ、そんなことを言っていると世界レベルの音楽が味わえる「1年に1度のチャンス」を逃してしまうのです!
\そう、今年も5月に「アルゲリッチ音楽祭」がやってきます!/
しかし、『iichikoグランシアタ』や『ビーコンプラザ』の開催分はすでに完売。
しいきアルゲリッチハウス開催分はあと僅か!
よく知らないから怖い
そもそも、クラシックコンサートのマナーやルールを知らないクセに、敷居が高いと懸念していた私。「場違いなんじゃないか」とか「楽しめるかな」なんて思いを払拭すべく、気になることを調べてみました。
「コンサートって、どんな格好していけばいいの?」って思いませんか。
「アルゲリッチ音楽祭」のメインコンサートには、“非日常”を楽しむためにドレスアップしてくる方も多いとのこと。(楽しそう!)
これは「ちょっとしたパーティーにも」と、そそのかされて購入した洋服たちの出番♥
女性の方は、ÅNDでレンタルして、ドレスアップを楽しむのも良いかも!(というか私がそうしたい。)
気をつけたいのは、やっぱり携帯電話や時計のアラーム。音を楽しむ空間なので、邪魔しないように気をつけるのが最低限のルールですね。
音と言えば、拍手のタイミングも気になるところ。
クラシックには、途中(楽章と楽章の間など)で無音になる曲もあります。
いつ拍手したら良いのか、そわそわしちゃいますよね。
でも、このタイミングはアーティストが集中を高めていて、拍手は厳禁とのこと!
静かに終わる曲の場合は「余韻を味わう」という愉しみ方もあるので、いろいろ考えずに拍手は周りのタイミングに合わせるのが間違いなさそう。
「アルゲリッチ音楽祭」は、例年小学生〜90代の方が来場していて、 初心者も安心していける音楽祭ということもわかりました!
「アルゲリッチ音楽祭」は今年で第19回目
1998年以来毎年開催され、2017年5月で19回目を迎えます。
「アルゲリッチ音楽祭」の名前の通り、クラシック音楽界でも世界的に高い評価を受けるピアニスト、マルタ・アルゲリッチが総監督を務める音楽祭です。
まだ見てない方はこちらの動画も是非!
大分にアルゲリッチの音楽が溶け込んでいます♡
今年は5年ぶりに、アルゲリッチ音楽祭オリジナル企画「マラソン・コンサート」も開催されるそう。マラソンのように次から次へとアーティストが代わり演奏し「星の王子」の朗読も一緒になった企画…。気になる!
「アルゲリッチ音楽祭」の事を調べれば調べるほど行きたい気持ちがウズウズしてくるのですが、ココは来年のためにももう少し。
マルタ・アルゲリッチとは
3歳からピアノに触れ、5歳からピアノをはじめ、その才能を開花。
現在も、精力的に音楽活動に取り組むパワフルさも彼女の魅力。
三女が監督をした映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』では、アルゲリッチのプライベートが描かれ、 彼女の音楽と触れ合うきっかけの作品としてもオススメです!
天才もひとりの人間なんだと思えて、なんだかちょっと親近感が湧きます。
しかも、今年は三人の娘さんもマラソンコンサートに参加されるんだとか!
音楽を通じて人を育む
音楽祭の大きなテーマは、音楽を通じて人を育んでいくこと。
第1回目から、テーマやコンセプトを貫いているからこそ20年近くも愛され続けているのかもしれませんね♡
今年もテーマに沿って、様々なイベント・コンサートが予定されています。
「子どもによる子どものためのコンサート」では、ジュニアオーケストラが『水戸室内管弦楽団』にレッスンを受けて、招待された同年代の子どもたち700人の前で演奏。
その他にも、94歳(!)のヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリスによる公開レッスンをみることができたり、若手音楽家のコンサートなどのプログラムが組まれています。
しいきアルゲリッチハウス
プログラムの会場でもある「しいきアルゲリッチハウス」(大分県別府市野口原3030-1)は、アルゲリッチ芸術振興財団の名誉理事・椎木正和氏から”尊敬と親愛の証し”として、アルゲリッチに贈られたもの。
全150席なのでアーティストとの距離の近さも魅力。
こちらでのプログラムはあとわずかですが席があるようなので、チェックしてみてくださいね。
2017年のスケジュール
■5/6(土)・ビーコンプラザ・国際会議室
音楽祭オープニング『大分県出身若手演奏家コンサート』
■5/8(日)・しいきアルゲリッチハウス・サロン
しいきアルゲリッチハウス スペシャルコンサートVol.3『ミッシャ・マイスキーチェロ・リサイタル』
■5/16(火)・ iichiko 総合文化センター・音の泉ホール
大分県芸術文化スポーツ振興財団共催事業『子どもによる子どものためのコンサート』
■5/17(水)・ iichiko 総合文化センター・iichikoグランシアタ
別府アルゲリッチ音楽祭・水戸室内管弦楽団共同制作 ベスト・オブ・ベストシリーズVol.5『室内オーケストラ・コンサート』
■5/18(木)・しいきアルゲリッチハウス・サロン
『公開ヴァイオリン・マスタークラス』
■5/20(土)・ ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール
『室内楽マラソン・コンサート』~アルゲリッチが贈る星の王子さま
■5/21(日)・しいきアルゲリッチハウス・サロン
『フィルムコンサート』
■5/26(金)・ しいきアルゲリッチハウス・サロン
世界へ羽ばたく音楽家たちVol.3『樋口一朗ピアノ・リサイタル』
2018年の予定
「別府アルゲリッチ音楽祭」は、第20回も来年5月開催を予定しているそう。
それに先立って、しいきアルゲリッチハウスでは今年の9月からイベントを予定しているらしいので、こちらは早めにチェックを。
来年こそは、チケットとるぞー!
- 公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団
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〒874-0903 大分県別府市野口原3030-1 ニューライフプラザ内
TEL:0977-27-2299 FAX:0977-27-2301
HP:http://www.argerich-mf.jp/
- しいきアルゲリッチハウス
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〒874-0903 大分県別府市野口原3030-1
HP:http://www.argerich-mf.jp/haus/
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- 門 まりこ記事一覧
大分生まれ大分育ち。2年間福岡で生活するも、そそくさと大分へカムバック。からあげが美味しい、お刺身がおいしい、食べ物がなんでも美味しい大分が大好き。故にオトナになった今もすくすくと成長中。(明太子が美味しい福岡も大好き。)