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おおいたをたのしむ

2016年06月17日

知られざる大分の焼き物文化

カフェ飯への憧れ。

近々、ひとり暮らしを始める私。
雑貨屋さんを巡ったりして、作家さんの食器を定期的にチェックしています。
先月も、有田陶器市で、せっせと買い込んできました。
ひとり暮らしなのに、食器ばかりすでに大量です。

それもこれも、彼にオシャレなご飯をつくってあげたいから!

先日食べたオシャレなランチ。@ボレロ食堂

カフェ飯イメージ

その前に食べたオシャレなランチ。@レッドウッド

カフェ飯イメージ

こんなオシャレなカフェ飯なら、ひとりの時もテンションあがると思うんです!
ひとり暮らしも寂しくない!
むしろ、自分なりにこだわって作ったりするのも醍醐味だったりもすると思うんです。

「日本の料理人は、「味」だけでなく、美しく繊細な「盛り付け」にも特に注意を払う」と、どこかのサイトでみたことがあります。

料理人じゃないですけど。

そう、料理は五感で味わうモノ!
見た目、香り、音、食感、そして味。
まずは、見た目からマスターしたいと思っています!

カフェ飯の定番、プレートを探しに。

カフェ飯といえば、ワンプレートですよね?

だからプレートが欲しいのです!
希望は、白くてまぁるくて。
でも、ちょっと個性があるプレート。

シンプルなものも、もちろん良いんだけど、せっかく買うなら愛着を持ってずっと使いたい!

ひとり暮らしをはじめるにあたって、すべてにこだわっちゃうアルアルだと思いますが。
ここは、ゆずれません。

ここ最近ずっと探していましたが、
なかなかコレっ!!!というものに出会えませんでした。

そんな時、友だちと臼杵で遊んでいたら出会った、石仏様。
(なんか、本気で心が洗われた気がする)

臼杵石仏

あぁ。なんという優しいほほえみ…。

あ、いや。そうではないのです。
石仏様にも出会ったのですが、

ついに、ついに…
探していたプレートに出会ったのです!
(石仏様のおかげ様。)

臼杵焼輪花 皿

キューーーーーン♥
(※私が撮った写真よりずっと素敵な写真がサイトfacebookにいっぱいあがっていたので、いろいろとお借りしています。)

他にも、お花モチーフの可愛いものがいっぱい!
こんなにかわいい器にいれて出したら、もう絶対それだけで美味しいはず♥

この食器シリーズで揃えたいなぁ〜。
と、思って奥のポップをみてみると

『臼杵焼』と書いている。。。
う す き や き ? 「おもてなし」

大分にそんな焼き物が…?!

小鹿田焼や小石原焼はもちろんチェックしていたけど。
これは、初耳!
しんけん、気になる〜!

で、ギャラリーを訪ねてみる。

話を聞いてみると、このお皿に出会った石仏観光センター内の『郷膳うさ味』のオーナー宇佐美さんが臼杵焼の制作もされているとのこと!

しかも、ギャラリーがすぐ近くということで、お邪魔しちゃいました。
いつもオープンしているわけではないそうですが、7月にはイベントがあるそうです!
※詳細は、ページ下部へ

臼杵焼ギャラリー

お花モチーフのかわいい器が、ずらり〜!(お花畑や〜♪)

臼杵焼ギャラリー

無造作に飾られたこの感じが、インテリアとしても素敵♥️

11月に完成したばかりという、ギャラリーからはグリーンがまぶしい中庭!️
隣は、ご自宅ということで素敵なライフスタイルにも興味津々。

臼杵焼ギャラリー

ずらり〜!ずらり〜!ずらり〜!

臼杵焼ギャラリー

あれっ?写真間違ってない?

お花モチーフの気配はありませんが、間違ってません。
なんと、臼杵焼には『磁器』と『陶器』の二種類があるのです!
お花モチーフの磁気に比べ、ぽてっとしたフォルムと、飛びかんなの模様、どこか男性っぽいのに、可愛い陶器…
実はこの他にもいろんなタイプが…♥

臼杵焼ギャラリー

個人的に、大皿や奥に見えるどんぶりが特に気になっています。
しかもこのデザイン、彼も喜んで使ってくれるはず♥

臼杵焼の黒歴史?

そんな臼杵焼の歴史は、今から約200年前の江戸時代後期までさかのぼります!
今でいうインテリなお殿様が、長崎の島原、福岡の小石原、宮崎の小峰から陶工を呼んで、始まったそうです。
いろんな所(島原の磁気と福岡・宮崎の陶器)の文化がコラボして、できたのが臼杵焼ってことですね。

しかし、10年程度で終了。

えっ?えっ?えっ?
短くない?
というのも、殿様の趣味で始めたようなもの。
庶民の間に広まることがなく、需要と供給のバランスが合致しなかったのではないかと思われ…。
にしても、短すぎるー!
焼き物文化って途絶えるものなのですね!?

しかし、2015年 “現代版” 臼杵焼 復活!

臼杵焼のフォルムを引き継ぐお花のモチーフの白磁器と、臼杵の瓦屋さんから仕入れた土を使った陶器を『現代版 臼杵焼』として復活!

臼杵焼

こんなに色んな種類がある焼き物も珍しいですよね。
お殿様、各地から陶工さんを呼び寄せてくれて、ありがとう!
あなたのおかげで臼杵焼は、魅力を増しています!

臼杵焼だけで、いろんなテイストが揃っちゃうので、組み合わせてテーブルコーデするのも楽しそうだなぁ。
可愛らしいお花モチーフのものだけに目がいっていた私ですが、どれもこれも好みで困っています。

さらに、図々しくも工房にまでお邪魔しました。

元郵便局だったというレトロな建物がステキな工房!

臼杵焼・工房

今回は、臼杵の土を使って陶器を制作しているところを見せていただきました。
※ 白磁器のお皿は、現在は型を取っているそうです。

臼杵焼・工房

宇佐美さんに、職人技を間近で見学させていただきました!
土の固まりが、一気にお皿の形になる様は手品みたいです!(感動)

他にも、こんなパズルみたいなユニークなお皿も!

臼杵焼・工房

臼杵焼を復活させただけではなく、新しいモノも取り入れている臼杵焼。
こちらは、パズルのようにつながるプレート。
最近は、こんな遊び心のあるアイテムをパーティーなどで使用するのがオススメだとか。 …ひどく魅力的です!

ひとクセあるアイテムでテーブルの上がぐっと盛り上がりますね!
ホームパーティーでも使いたい!!
(彼の友達にも褒められたいっ♥)

しかも、『郷膳うさ味』で、7月1日からはじまる『蓮料理』では、臼杵焼を使用しているそうです!

蓮料理って想像がつかないけど、なんだかアートで、なんだか贅沢。

蓮料理

これは、デートでいかなきゃ♥

つまり、臼杵焼が買えるのは?

臼杵焼に夢中になって1日ウロウロしましたが、
まずは、はじめて臼杵焼と出会った『石仏観光センター』。
(ついでに石仏様に是非ご挨拶を…。)

そして、すぐ近くのギャラリー。こちらは、イベント時のみです。

そして、もう1軒!臼杵二王座のセレクトショップ。
こちらもステキな洋館!

YUMEYAKAI

はいったらすぐに、臼杵焼コーナーがあります!

YUMEYAKAI

急須もかわいいなぁ。。。。

店内はウッド調で、カフェスペースもあって、ゆっくりのんびり楽しめる落ちついた雰囲気。
今度は彼ときて、ゆっくりお茶しながら一緒に器を選んで買い物したいな♥

YUMEYAKAI

そんなこんなで……。
お気に入りのプレートもみつかったので早速料理を作ってあげたいと思います!

まだ見ぬ未来の彼に。

まずは、家探そう。

おまけ

ギャラリーの端っこでみつけた、コレ。
どこかで見覚えありますよね…?

うすきせんべい

そう、臼杵せんべい〜!
箸置きでした。お土産にもオススメ♪

臼杵焼 USUKIYAKI

かつて臼杵に存在した皿山や焼物の歴史を伝えつつ、これから新しい歴史を紡ぐ 「現代版」臼杵焼を広めていこうというプロジェクトです。

お問い合わせ・イベントの詳細などは
公式サイト https://www.usukiyaki.com
Facebook 臼杵焼プロジェクト
今後のイベントスケジュール
「臼杵焼展」
7月17日(日)~24日(日)10:00~16:00 
@gallerySARAYAMA 大分県臼杵市深田811-4

「水族展」
7月30日(土)~8月14日(日) 11:00~18:00/水曜休み
@臼杵焼工房よねやムーヌス 大分県臼杵市掻懐9-3

「臼杵焼と薬師寺和夫展」
9月1日(木)~13日(火) 10:00~17:00/月曜休み
帆足本家 富春館
大分県大分市中戸次4381番地/電話 097-597-0002
Yumeya Kai(臼杵焼取り扱い店)

大正時代に建てられた元・歯科医院の洋館が情緒あるカフェスペースも併設したセレクトショップ。地元・臼杵の雑貨と輸入雑貨を扱っています。

住所:大分県臼杵市二王座160
電話:0972-62-8062
定休日:毎週月曜日
営業時間:10:00〜18:00(喫茶ラストオーダー17:30)

お問い合わせ・商品の詳細などは
公式サイト http://www.yumeya-kai.com/

WRITER

  • 悶 まりこ
  • 門 まりこ記事一覧

    大分生まれ大分育ち。2年間福岡で生活するも、そそくさと大分へカムバック。からあげが美味しい、お刺身がおいしい、食べ物がなんでも美味しい大分が大好き。故にオトナになった今もすくすくと成長中。(明太子が美味しい福岡も大好き。)

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