おおいたをたのしむ
2021年03月12日
パワーチャージで疫病退散!
広さ14万坪、なんと東京ドーム約10個分にもなるという鎮守の杜に包まれた「宇佐神宮」。全国に4万社あまりある八幡社の総本宮でもあり、大分県を代表するパワースポットとしても知られる荘厳な神社です。
新型コロナウイルスや、自然災害など様々な災いが起きている今こそ、そのパワーにあやかりたい! ということで、「宇佐神宮」へ参拝してきました。
美しく厳かな国宝の本殿へ参拝
「宇佐神宮」が創建されたのは725年(神亀2年)。今から約1300年前に応神天皇の御神霊である八幡大神を祀る御殿、一之御殿を造ったことが始まりと言われています。
その後、733年には比売大神を祀った二之御殿、823年には神功皇后を祀った三之御殿が建立され、この3つの御殿が合わさった本殿は国宝に指定されています。
と、簡単に歴史を学んだところで、いざ本殿がある上宮へ!
こちらが鮮やかな朱色が美しい「宇佐神宮」の本殿。
左から順に一之御殿、二之御殿、三之御殿となっており、順番に参拝をしていくのですが、大事なのが参拝方法!
「宇佐神宮」では「二礼・四拍手・一礼」という珍しい参拝作法なんです。間違わないでくださいね。
ちなみに、一之御殿では勝負運や仕事運、金運、二之御殿と三之御殿では、縁結びや安産などにご利益があると言われています。
上宮の参拝が終わったら下宮への参拝もお忘れなく。片方だけだと「片参り」となってしまいますので、両方参ってご利益を授かりましょう!
もちろん下宮にも一之御殿から三之御殿まであり、上宮と同じ神様が祀られています。
境内にたくさんあるパワースポット!
14万坪の広大な敷地内には、パワースポットが満載。本殿へ参拝する間にもパワーをもらえる場所がありますので、いくつかピックアップしてご紹介します!
①夫婦石
手水舎から上宮の方へ向かって石畳の階段を登っていくと、石畳の中に三角形の石が2つ並んで現れます。それが「夫婦石」。夫婦やカップルは手を繋ぎ、左右の石を一緒に踏むと末長く幸せに暮らせると言われ、独身の方は両足で二つの石を踏むと良縁に恵まれると言われています。
若宮神社の手前にありますので、見逃さないようにしてくださいね!
②御神木
本殿にある樹齢約800年の大きな楠。いかにも特別な力がありそうな立派な御神木も、もちろんパワースポット。御神木を触りながら一周し、お願いごとをするとご利益があるそうです。
③願掛け地蔵
手水舎を右手に曲がると現れる「呉橋」。この「呉橋」を正面に見て左手にある坂を登っていくと、ひっそりと2体の御地蔵さんがたたずんでいます。ここの参拝方法は、“誰にも見られない”ということがポイント。
一人で参拝し、お願いごとをすると、一生に一度だけ叶えてくれるのだとか。
でも一生に一度と言われると、どんなお願いにするか悩んでしまいますよね。悩みすぎて人に見られるなんてことのないようにご注意を。
他にも境内にはハート型の装飾や石など、見つけるだけで幸福になれるスポットがいくつも隠れているんです。どこにあるのか探し歩くのもきっと楽しいですよ。
さらに「宇佐神宮」の方によると、巷で、駐車場にもハートの石がある(!?)と噂されているそうですが、その石は「宇佐神宮」の方でも見つけることができていないそう。
見つけることができたらかなりラッキー! 幸福が訪れるかもしれませんね♪
疫病災禍を祓い鎮める祭典が今年も開催
さて、ここまででかなりのパワーチャージができたと思いますが、「宇佐神宮」の力はまだまだ。
「宇佐神宮」では、年間150近い祭典が開催されており、そこでも様々なご利益をいただくことができるのです。
今回は、その中の一つ、神道と仏教が融合した神仏習合の祭典であり、大分県選択無形民族文化財にも指定されている「鎮疫祭」についてご紹介します。
毎年2月13日に執り行われる「鎮疫祭」はその名の通り、今の時代に相応しい、あらゆる疫や災いを鎮めるためのお祭りです。
かつて境内には弥勒寺というお寺が建立されており、それを守護するために建てられた八坂神社で行われるのですが、八坂神社に祀られているのは疫病を払ったり厄除の神様である須佐之男命(すさのおのみこと)。そのため、疫病災禍を祓い鎮める祭礼が執り行われるようになったと言われています。
祭典当日の目玉は、「幣越神事(へいごししんじ)」。この行事は通常の祭典でいう「玉串拝礼」にあたるもので、約4メートルにもなる大きな竹に五色の御幣をつけた「大幣(たいへい)」を供奉員が八坂神社の鳥居の方に向かって投げて、神様へ捧げるという、勇壮でダイナミックなもの!
大幣が鳥居を無事に越すと、その年は無病息災に恵まれると伝えられています。
さらに「幣越神事」のあとのクライマックスには、舞や舞楽、般若心経読経なども行われるほか、前日の12日の夕方からは火を灯す「火入の儀」が執り行われており、その御焚き上げの火によって焼かれた餅を食べると一年間無病息災や家内安全になるという言い伝えもあるなど、前日も当日も内容が盛り沢山の「鎮疫祭」。毎年開催される大祭なので、ぜひご利益を授かりに出かけてみてくださいね。
無病息災の祈願成就を受け、境内のパワースポットでエネルギーをいただいたら、心も体も充電満タン。
気分もリフレッシュできるので、なんだか運も味方してくれそうな気がしてきました。
皆さんもぜひ、「宇佐神宮」でパワーチャージしに出かけてみてください。
みなぎる力で日々元気に過ごしたいですね♪
- 宇佐神宮
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大分市出身。見たがり・聞きたがり・知りたがりの“たがり”精神で活動する、好奇心旺盛なライター&宅地建物取引士。不動産会社、出版社に勤めたのち、竹田市地域おこし協力隊として移住者支援を担当。久住の山々と星空が好き。だけど関あじはもっと好き。