おおいたではたらく
2016年07月29日
株式会社ティーアンドエスおおいた若手社員
幕府直轄地の天領として栄えた日田市。この地に江戸時代後期に誕生した『咸宜園』は、儒学者である廣瀬淡窓が開いた私塾です。
(詳しくは、こちらへ。)
咸宜園は、身分や階級制度の厳しい時代に、すべての門下生を平等に教育したことで知られ、5,000人もの門下生が学んだ最大規模の私塾でした。門下生一人ひとりの意志や個性を尊重した咸宜園。日田にはそうした風土が脈々と息づいているのかもしれません。
お邪魔したのは、こちら!!
-
株式会社ティーアンドエスおおいた
「コンセプトは『ハッピー・スパイラル』。様々なハッピーを扇動し、好循環を生むことを理念としています」という主旨のメッセージがホームページのトップにあります。ハッピーがハッピーを生む、最高のスパイラル。コンテンツ&システムをコンサルティングしながら新しいコミュニケーションを創造する。とても楽しそうです…。心が汚れている我々は、その真意を先輩に確認してみました。
お話を伺ったのはこちらの方。
-
- お名前
- 藏本 佳美(23歳)
- 所属部署
- クリエイティブ部WEBデザイナー
- 入社年
- 2016年3月
- 出身地
- 大分県日田市
- 出身校
- 女子美術短期大学
造形学科
日田で生まれ育ち、日田高等学校を卒業後、東京の短大へ進学した藏本さん。卒業後は、そのまま東京で就職しました。派遣先の大手企業でWebデザイナーとして勤務。しかし、その職場ではWebデザイナーは藏本さんのみ。先輩も同僚もおらず、日々忙しく働いていました。収入も決して多くなく、生活費に充てる割合が高いことから、遊びに行くことも、欲しいものを買うことも我慢することが多かったと振り返ります。「毎日満員電車に揺られ、一生ここでこうして暮らすのか? 何のために働いているのか? 貯金もなかなかできず、将来への不安も大きくなっていた」と藏本さん。一度、日田へ帰り福岡で仕事を見つけよう。そんなふうに考えていた時、母親からティーアンドエスさんが日田にオフィスを開設すると教えてもらったそうです。
調べてみると、取引先企業のそうそうたる顔ぶれに驚いたといいます。「面接の履歴書写真は1万円かけました」というほど意気込んで臨んだ社長との面接試験の結果は合格。入社から3ヶ月「HTMLを書いたり、アプリのデザインをしたりしています。前職では教えてくれる人がいなかったのですが、今は教えてくれる先輩もいて、自分のスキルアップを感じています。教えて貰える環境がありがたいです」と充実感をのぞかせました。また、そうした環境だからこそ気付かされたウィークポイントもあるそうです。「雑なんです…よく指摘されます。ただ、そんなことに気付かせてくれる。自分のできないところを理解させてくれることが嬉しくて。段々と大きな仕事を任せて貰えるようになってきたのも嬉しいです」と藏本さん。そして、報酬に関しても前職にはなかった安心感を得られたようです。
学生時代も含め5年暮らした東京への未練は、まだ少し残っているようですが、それは、仕事とは別の部分。「化粧品や洋服の好きなブランドがすぐに買えないことや車がないと不便なところ、東京の友人が恋しいと感じるところですね。仕事上では不便もありませんし、不満もないですね」という。そんな藏本さんの目標は?「打合せからフィニッシュまですべて自分でできるようなスペシャリストになりたいです。その手始めに、今は必死でコーディングを覚えています」。
最後に就活性へのメッセージを「今回の地震もそうでしたが、いざという時に家族の近くにいられるというのはとても大切なことだと思います。ただ、都会に憧れる気持ちも分かります。だから、一度チャレンジしてみるのも有りだと思います。その上で、戻ってくるという選択肢もありますよ」と藏本さんは語ってくれた。都会だからおもしろい仕事ができるわけじゃない。都会だから大きな仕事ができるわけじゃない。とは言い切れません。しかし、しっかりと調べると意外にも見ていなかったところに理想の仕事がある場合もあります。まずは、しっかりと見つめることが必要なのかもしれませんね。
- 企業データ
株式会社ティーアンドエスおおいた
〒877-0012
大分県日田市淡窓1-2-18 AYビル
TEL 0973-27-5041株式会社 ティーアンドエス
東京本社
東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティウエスト22F渋谷オフィス
東京都渋谷区道玄坂1-18-1Shibuya INCS’F福岡支社
福岡市博多区住吉1-2-25キャナルシティ・ビジネスセンタービル10F
TEL:092-281-0362 FAX:092-281-0364もっと詳しく知りたい方
企業HPはこちら
WRITER
- 嶋山 哲史記事一覧
上京する仲間を見送り、彼らより充実した仕事、暮らしをココ(大分)で叶えると誓った20代。寝る間も惜しんで働き、遊んだ20代。下積み活きてきた30代。あっという間に40代。一所懸命生きていると自ずと自分の道が見えてくる…? しんけん働こう。