おおいたではたらく
2020年07月17日
伸和建設株式会社若手社員
センスを感じるクールな佇まいのオフィスにおいて、社長自らが社員一人一人と向き合うアットホームな雰囲気の中で日々の業務に取り組む伸和建設。そんな職場で総務を担当する先輩の、仕事への熱い思いをお聞きしてきました。
お邪魔したのは、こちら!!
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伸和建設株式会社
https://favoita.com/companies/257
1979年に創業した伸和建設は、土木業からスタートしました。「顧客からの信頼を第一とし、高品質なものづくりを通じて、地域社会に貢献する」を経営理念に、一般住宅や高齢者住宅、学校などの公共施設など幅広い分野で、企画提案から設計・施工・保守メンテナンスに至るまで一貫して手掛けています。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 高島 綾沙
- 所属部署
- 総務部
- 入社年
- 2018年
- 出身地
- 大分県中津市
- 出身学部
- 大分県立工科短期大学校 電子システム系
「中津にいい企業があると知り合いから薦められ、求人が出ていないのに履歴書を送ったんです。それにもかかわらず、子育てをする私が働くためのベストな条件を真剣に考え、採用してくださって」
ハキハキとした口調で入社当時のことを語る高島綾沙さん。二人の娘さんの子育てに奮闘しながら伸和建設の総務部で働くようになり、3年目を迎えました。
出身地の中津市で学生時代を過ごした高島さんは、理系の学科で学びながら、将来は事務関係の職に就き会社や営業の方たちを支える存在になれたら、と考えていたそう。家族に進路の相談をした際、大分を出る経験も必要なのではという結論に至り、学校の求人票で見つけた福岡県にある企業で働くことになりました。
「一度大分を離れてよくわかりました。ふるさとの暮らしやすさに気付き、ゆくゆくは大分に帰りたいと思っていました」
その後、医療事務の資格を取得し、中津市の自宅から福岡県行橋市にある病院の医療事務に転職。結婚・出産を機に時短勤務で3年間働きました。
「子どもを育てながら女性が働くということは、想像以上に大変なことでした。なので、中津に戻って、実家がそばにあるということが何よりも心強く、安心感がありましたね。ただ時短勤務だと、時間に追われる日々にやりがいを見つけられず、家庭と両立しながらフルタイムで働きたいという思いが芽生えました」
そんなときに新しい道を切り開いてくれたのが、より近い場所で働ける今の職場でした。
伸和建設には総務部で採用されました。土・日・祝日はお休みで、事務の業務ではほとんど残業はなく、定時で保育園へ子どもたちを迎えに行くメリハリのある生活が送れているといいます。
「今は人事と広報も担当させていただいています。年に一度社長との面談があり、社員それぞれの適正に合わせて業務内容を提案していただけ、新しいことにチャレンジする機会をくださることもあります。特に人事の仕事は本当に楽しくてしかたがないんです」
人事の業務の一つである企業説明会では、学生の意見や質問、就職に対する思いにふれ、自社をアピールすることの難しさや大切さなど、これまでは知ることがなかった新たな課題に直面したそうです。
「この会社の魅力が伝われば、必ず興味を持って、入社してもらえるはずだから」とまっすぐな気持ちで取り組む高島さんの心が会話の端々ににじみ出ていました。
「インターンシップに来てくれた方の入社が決まったときは、親戚の子の就職が決まったかのように嬉しかったです。かわいくてしかたがないですね(笑)」
長く働いてもらうためにも、入社前の情報提供と実際に体験してもらうことを大事に考え、入社後も働きやすい環境整備のお手伝いをすることが自分自身の役目だと、高島さんは熱く語ってくれました。
高島さんの仕事へのやりがいや会社への愛情はどこから湧いてくるのか、たずねてみました。
「いろんな場面を通じで社員同士のコミュニケーションを図れるのは、率先して動く社長の影響が大きいですね。社長自ら会社の庭の手入れをしてくださるのですが、これもお一人だけに任せてはいけない、みんなでやらなくてはと考え、業務改善委員会を立ち上げました。そんなふうにやりたいと思うことを提案でき、受け入れてくださる社風も弊社の魅力のひとつです」
社員旅行では海外へ出かけ、グループ企業でのバーベキューや新年会、月に1度のサークル活動も参加者がとても多い。最近では若い社員も増えてきたこともあり、会社の社員に対する気遣いを以前にも増して感じ、社内全体のコミュニケーションが取れることで、とても心地よい雰囲気の中で仕事ができているそう。
大分で就職した理由・大分で働く魅力について
「子育てしやすい・暮らしやすい、これに尽きます。自然が豊かな土地で子育てできる、都会にはない大分の良さがあふれています。絶対に大分がいい」
そう語る高島さんは、優しくも毅然としたお母さんの表情でした。
就職活動中の学生さんへアドバイス
「就職活動は、その目で必ず会社を見てください。インターネットで検索しても、表面的なことしか知ることができません。実際に体験するからこそ、その企業や先輩方の熱量を感じることができるはずです。新卒者の離職率が近年高くなっているのは、そういった機会を持てずに、入社後がっかりした気持ちで辞めてしまう方が多いのではないかと思います。自分がここに行きたいんだという強い意志で入社してもらえたら」
“人づくり”に力を入れている伸和建設では、見学やインターンシップに来た学生さんに社員と必ず交流してもらっているそう。人にふれて、雰囲気を知ってもらいたい。高島さんも“人づくり”をサポートしていけるよう、若手の人たちと一緒にまだまだ成長していきたいと目標を掲げていました。
社員一人一人と向き合い、全員で成長していきたいと考える社風を、ぜひ一度体感しに足を運んでみてはいかがでしょうか。新しい仲間を支え、応援してくれる人事担当の高島さんが笑顔で迎えてくれます。
- 企業データ
伸和建設株式会社
WRITER
- 牧 亜希子記事一覧
planner/writer。特に大分県の観光情報が得意な自称「勝手に大分県の魅力案内人」。友人からのリクエストで旅行プランを立て、アテンドすることも。 特技/取材や撮影に行くことが多いにもかかわらず、「超」が付くほどの雨女。私の行き先ではかなりの確率で降らせます。取材先の皆様、ご了承くださいませ。