おおいたではたらく
2016年06月17日
潮騒の宿 晴海若手社員
針の山や火の海などなど、地獄も様々です。嫌ですね。行きたかないですね。できれば、極楽浄土で過ごしたいですね。だからといって、聖人君子のようには生きられない…できるだけ、可能な限り善処します。としか言いようのない人生です。
しかし、ここ大分県にある地獄は天国です。現世で天国を味わえるのです!!
温泉天国大分県。その代表格で、国内外で高い人気を誇る別府。数百あるといわれる温泉は、八箇所の温泉郷で分けられ“別府八湯”と呼ばれています。今回の『おおいたのせんぱい』は、そんな泉都別府からお届けします。
別府八湯
別府温泉、浜脇温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉、亀川温泉お邪魔したのは、こちら!!
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潮騒の宿 晴海
https://favoita.com/companies/282
全室オーシャンビューで露天風呂付。まさに温泉リゾート。「宿泊取材で!!」という心からの願いは、沸き出でる温泉の気泡のごとく、はかなく散ったのでございました。固有の資源といえる温泉。源泉数、湧出量ともに日本一。それゆえに観光業が盛んで、大分県の経済を支えている産業だといえるでしょう。今回は、その観光業、潮騒の宿 晴海で働く先輩に話をお聞きしました。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 中山 有唯(23歳)
- 所属部署
- フロント
- 入社年
- 2016年4月
- 出身地
- 大分県中津市
- 出身校
- 日本文理大学
経営経済学部経営経済学科
はつらつとした雰囲気、ハキハキとした受け答えから「体育会系」だということが伝わってくる今回の“先輩”中山有唯さん。高校時代はバスケットボール部に所属していたうえ、大学へは実家のある中津市から大分市一木にある日本文理大学までの約100kmを“通学”していたそうで…根性満タンです!! 2016年4月に入社したばかりで、只今研修真っ最中。とはいえ、すでにフロント係として実際にお客様と接しています。
もともとは、理学療法士を志していたそうですが、志望校へ進学することができず、何をしようかと模索する大学生活を送っていたそうです。「接客業に対しては、プラスイメージでした」という中山さん。学生時代はスーパーの精肉店やアパレルでアルバイトをし、大学のゼミではビジネスコミュニケーションについて学んでいました。そんな中山さんの就職活動の大前提は「人と接する仕事」でした。
勤務地や職種へのこだわりはあまりなく、就活についても「あまり身が入っていませんでした」と振り返る。確かに、専門職などへの憧れや使命感がない以上、仕事を選ぶというのはなかなか難しい行為ではないでしょうか。「説明会でも人がどんな質問しているのか?などを観察していました」と中山さん。運命を決する出会いは突然でした。とある就職説明会に参加し、ふと訪れたブースが『潮騒の宿 晴海』でした。そこで説明を聞いていくうちに「泊まりたい!!」という思いが湧き、そこから「みんなに教えたい」、「働きたい」と思い始めたのでした。
彼女がそう感じたのは、『晴海』のコンセプト“White Time”でした。全てのお客様にゆったりと静かに過ごしてもらうため、主張し過ぎず、あり過ぎず、邪魔にならず、晴海で過ごす大切な時間をお客様の色に染めてもらいたいというもの。そんな思いに感動したのでした。実際に、お部屋に備え付けられた時計は、壁の色と同色で一見時間が分かりづらいものをあえて置いているのです。
就職試験は、5対1の面接のみ。「怖かった」という中山さんでしたが、見事採用を勝ち取りました。「泊まりたい!!」という願いを叶えたのか気になるところです…「晴海には、まだないんですが、オープン前の『GAHAMA terrace』には試泊しました」と語る笑顔の中山さん。
GAHAMA terrace
働いてみて感じたことは、実践主義で自分よりも年齢が下の社員でもたくましく、しっかりしているということ。「心も体もキツかったけど、だいぶ慣れてきました。フロントの仕事が好きです」と語ってくれました。取材時は5月。入社後3か月の研修期間はまだ過ぎていませんでしたが、「研修生感は出したくありません。お客様には関係のないことですし、お客様の貴重な時間のために精一杯サービスしたいです」と晴海の一員として、社会人としての自覚が芽生えているようでした。
中山さんが経験した就職活動から、後輩たちへのアドバイスは、「やりたいことを仕事にできる人は多くないと思います。働きながらやりたいことが見つかる事だってあると思います。その時までの経験という考えでも良いと思います。だからこだわり過ぎず、視野を狭めず就活に取り組んで欲しいと思います」。
私自身、この仕事について10数年。まだまだ奥が深くチョチョイノチョイ!というふうに仕事をこなすことはできません。ただ、楽しさは感じてきています。振り返ってみると、これがやりたかったことだったんだな。なんて感じる時もあります。何はともあれ、自分の頭の中で考えているだけでは、限界があるということです。もちろん、自問自答を繰り返すことは大切ですが、若さ溢れるみなさんにはチャレンジを忘れないでもらいたい。そう感じた取材でした。
- 会社データ
潮騒の宿 晴海
WRITER
- 嶋山 哲史記事一覧
上京する仲間を見送り、彼らより充実した仕事、暮らしをココ(大分)で叶えると誓った20代。寝る間も惜しんで働き、遊んだ20代。下積み活きてきた30代。あっという間に40代。一所懸命生きていると自ずと自分の道が見えてくる…? しんけん働こう。