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おおいたではたらく

2023年07月14日

大分移住レポート Vol.01
”移住”ってどう?
自分らしく暮らす移住ライフ

“移住”というワードをよく耳にするようになった昨今。
県内の自治体が住みたい田舎ランキング上位に入るなど、移住先として人気の大分県。
だけど移住って、本当にいいことばかりなの?どうやって決めたらいいの?と感じてしまうのが本音という方も多いのではないでしょうか。そんな疑問を、実際に大分に移住した方に聞いてみようという新コーナーがスタート!
記念すべき第1回目は、兵庫県豊岡市から移住したばかりのご夫婦にお話を伺ってきました。ウェブや雑誌にはない、リアルな声をぜひお聞きください!

リゾートバイトでの出会い。もっと住みよい街を求めて

大分移住レポート”移住”ってどう?自分らしく暮らす大分ライフ

左:谷 友梨ゆりさん/右:駿斗しゅんとさん
お二人が出会った北海道のリゾートバイトでの一枚

兵庫県豊岡市出身の駿斗さんと、和歌山県出身の友梨さんは同じリゾートバイトで知り合い3年前に結婚。リゾートバイトとは、全国各地のホテルや観光地などに暮らしながら働く雇用形態のこと。派遣会社に登録し、様々な場所で働いていたそうです。

「和歌山や栃木など、色々な県で働きました。妻も、広島や山口などのホテルに勤務し、北海道で出会ったんです。湯布院のホテルに勤務したこともあり、大分はいい場所だなと思っていました」(駿斗さん)
ひとつの場所にとらわれず、日本各地色々な場所で働いていた頃。新型コロナウィルスの影響が2人の生活を変えることになったのです…。

「最終的にどの街で暮らすかを考えていたこともあってリゾートバイトという就業形態を選んでいたのですが、サービス業なのでコロナの影響を一番大きく受ける形となりました。好きな仕事を続けられなくなり、一旦実家へ帰ることを決めました」(駿斗さん)
2人は今後の生活を考えるべく、駿斗さんの実家がある豊岡市での生活をスタート。しかし現実はそう甘くはなかったと当時を振り返ります。
「移住したい、生活環境も変えたいという気持ちとは裏腹に、希望する仕事はあまり見つかりませんでした」(友梨さん)
駿斗さんはスポーツジムの事務、友梨さんはブックカフェで働きながら、将来の仕事を模索。そんな時、友梨さんがネットで見つけたのが大分県の「スキルアップ移住推進事業」でした。

コロナで激変。暮らしと仕事の考え方

大分移住レポート”移住”ってどう?自分らしく暮らす大分ライフ

コロナをきっかけに職種や働く環境を変えたいと思っていた2人にとって、とても魅力的に感じたという「スキルアップ移住推進事業」。駿斗さんは元々興味があったというウェブデザインなど、デザインに関する様々なことを働きながらオンラインで学びました。
「自分の都合がいい時間に自分のペースで受けられるので、とても学びやすかったです。分からないことはオンライン上で講師に聞きながら、ほぼ毎日勉強の日々でした。時々、サボる日もありましたけどね(笑)」
週に一度、講師と面談をしながらwebデザインコースを受講し、無事終了。その後、約1ヶ月で大分への引っ越し準備に取り掛かったと言います。

スキルアップ移住推進事業とは

県外からの移住を促進するため、需要が高まっているIT企業への就職やフリーランス起業に必要な技術を習得できるよう、移住希望者向けプログラミングスクールの受講をはじめ、就職や起業までを支援する大分県の取り組み。昨年度から新たに福祉・医療職種へも対象を拡大し、 取得と移住をワンストップで支援することで、県外からの移住をより一層促進しています。

おおいた県IT就職・起業サポートプロジェクト

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一方、友梨さんは小さな頃から文章を書くのが大好きだったため、広報関係の仕事を探し、ぴったりの求人を発見したそう!
「今の仕事を見つけられた時は本当に嬉しかったですね。今は勉強の毎日ですが、すごくやりがいを感じる日々。希望の職種に就けて本当に幸せです!」
現在の仕事は株式会社チーズの企業広報担当。他企業や学校などの広報、SNSの運用などを担当し、多くの仕事にチャレンジできることに感謝の気持ちでいっぱいだと笑顔でお話ししてくれました。
駿斗さんもまた株式会社シフトプラスでマーケティング関係の仕事に就き、多くの事業に関わりながら新たな環境の中でやりがいを見つけているといいます。

大分移住レポート”移住”ってどう?自分らしく暮らす大分ライフ

仕事と移住、とんとん拍子にきたように思える2人ですが移住に際し意見が食い違うこともあったといいます。
「私はまだ開拓できていなかった東北地方へ行く選択もあったのですが、彼の方の大分移住の話が固まってしまって(笑)。最初からすんなり頷けずにいました。移住した先にももちろん生活があり、人生があります。だからこそやっぱり色々な観点から考えないといけないですし、家族で十分に話し合うことが必要ですね」(友梨さん)
生活や就職への不安は否めなかったという友梨さん。だからこそ好きな仕事と生活ができている今が奇跡だといい、充実した毎日を送っています。

大分移住レポート”移住”ってどう?自分らしく暮らす大分ライフ

お休みの日は近県に遊びに行くことも!

「大分への移住が決まり生活が始まる頃、助けてくれたのは県庁や市役所のみなさん。とても親切にしてもらいましたね。たくさんの方たちの想いがあって今があります」というお二人。希望する仕事と移住を叶え、今後も大分の地で色んな世界を見ていきたいと話します。
自分の将来や仕事について、多くの選択肢がある今。暮らす場所や働く街を変えてみるという人生の選択もあるのではないでしょうか?今よりもっと、輝く未来があなたを待っているかもしれません。

大分移住レポート”移住”ってどう?自分らしく暮らす大分ライフ

最近、二人の念願だった猫ちゃんを飼い始めたそう!

おおいた県 IT就職・起業サポートプロジェクト

WRITER

  • 塩月 なつみ
  • 塩月 なつみ記事一覧

    かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!

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