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おおいたではたらく

2021年07月16日

西日本電線株式会社若手社員

電柱につながる“電線”を作っている企業なのかなと想像してしまいそうな社名ですが、電力だけでなく、スマートフォンやインターネットの回線がスムーズにつながるために、なくてはならないケーブルも製造する西日本電線株式会社。ケーブルと一口に言っても、髪の毛の細さの光ファイバーを使用したものから、変電所で使うダンベルのように太くて重いものまでさまざまな種類があるのです。この企業で理系の学びを生かし活躍している先輩にお話を聞きました。

お邪魔したのは、こちら!!

  • 西日本電線株式会社
  • 西日本電線株式会社

    https://favoita.com/companies/445

    1950年(昭和25年)に大分県大分市で裸銅線の製造で創業し、現在は各種電力用ケーブル及び端末・無停電工事用配電機材・通信用や住宅用ケーブル、光ケーブルなどを製造・販売。ケーブル事業・配線システム事業・光機器システム事業・モジュール機器事業の4部門で、先進的かつ有用な商品とサービスを提供し、安全・安心・快適な暮らしと日本のインフラを支えています。

お話を伺ったのはこちらの方。

  • 西日本電線株式会社
  • お名前
    渡辺 一郎
    所属部署
    光機器システム事業部
    光機器技術グループ
    入社年
    2019年
    出身地
    熊本県
    出身学部
    大分大学 工学部 福祉環境工学科

「私で大丈夫ですか?」と謙遜気味にあいさつをしてくれたのは、見るからにスポーツマンだとわかる第一印象の渡辺一郎さん。光機器システム事業部で光ファイバーケーブルの製造・開発を担当しています。身近なところでいうと、5Gなどの膨大なデータを扱う企業向けの製品開発を手掛けているそう。IT社会に必要不可欠なお仕事です。

西日本電線株式会社

熊本県出身の渡辺さんは大学進学で大分へ。志望校を決めるときに大分大学の福祉環境工学科 福祉メカトロニクスコース(現在は理工学部創生工学科福祉メカトロニクスコース)に興味を持ったそう。「福祉の分野に運動学と理系の知識を組み合わせて学ぶことにとても惹かれました」と渡辺さん。入学後、アルバイトと部活を両立しながら、機械と電気の知識を福祉にどう生かすことができるのか、という学びに没頭した4年間でした。

渡辺さんにとっての理想の働き方の条件

大学生活で愛着の湧いた大分県と、地元熊本県とで就職活動を進める中、渡辺さんが西日本電線株式会社を知ったのは友人から企業説明会に誘われたことがきっかけ。「案内してくださった先輩や人事の方の距離の近さがとても良い印象だった」と、その時のことを話してくれました。
渡辺さんは具体的に何を就職の条件としていたのでしょうか。
「機械系の企業で、職場の雰囲気を重要視していました。また土日・祝日は休みでワークライフバランスが取れることや、家賃補助があることは県外出身の私にとっては好条件でした」。
有給休暇は年間20日付与され、一般的な企業と比較して倍もある80日まで保有可能。さらに有給休暇取得奨励日もあり、積極的に活用するよう会社が推進してくれるとのこと。なんともうらやましい!
休日の過ごし方をたずねると「ちょっと運動を…」と控えめに答えた渡辺さんですが、小学校3年生から始めた野球を今も続け、現在は会社の野球部に所属し、休日は練習や試合に参加。さらにジムにも通い詰めているそうで、多い時はなんと週6日! メリハリのある毎日だということがうかがえます。

西日本電線株式会社

おいしさと安さが魅力の食堂も自慢の一つ

創業70年の歴史ある西日本電線株式会社ですが、2017年に社屋が新しくなったばかり。正面玄関すぐのところに広々とした食堂があります。従業員の多くが利用していて、周辺の企業の方も食べにくる人気の食堂なんだそう。
「日替わり定食はなんと300円! 栄養バランスも良く、一人暮らしの私の胃袋を支えてくれています」。
カレーやラーメンフェア、イベントメニューなども時々登場するそうで、従業員を飽きさせない工夫がたくさん。ちなみに渡辺さんのおすすめはチキン南蛮だそう。

西日本電線株式会社

食堂

食堂でお昼を済ませたあとは、外でスポーツをする人が多いとのこと。
「活発な方が多く、幅広い世代が集まって全力でキャッチボールやフットサルをやるんですよ。午後の仕事への切り替えとリフレッシュも兼ねているんだと思います」。
渡辺さんをはじめ従業員のみなさんの活発さや仲の良さはここで育まれているんでしょうね。

従業員の元気の秘訣は「健康経営」の志向から

充実の食堂や有給休暇の奨励のほかに、部活動も10種類以上あるなど、従業員が前向きに働けるようにと実施されている取り組みは他にもまだあるとのこと。それは、社会に必要とされる企業の一つとして稼働し続けるために、従業員の安全と健康を大切に考えた“健康経営”という志向が指針になっています。
例えば、長時間のデスクワークでの運動不足を解消するために電動式昇降デスクを導入したり、外部講師を招いての健康イベントを開催したりと、健康増進につながることを多く取り入れています。

西日本電線株式会社

昇降式デスク

また、社内での事業間研修や、日本で2番目に取り入れた「IIF※プログラム」を実施。従業員間のコミュニケーションの活性化を図り、心身ともに健康で、明るくいきいきとした職場づくりを実践しているとのこと。渡辺さんもメンバーとして研修に参加し、会社全体でやりがいや目標を探すことができる素晴らしさを実感していると語っていました。
※IIF…Incident & Injury Free(無事故・無災害)の達成を目的とするプログラム

西日本電線株式会社

大学で培うべきことは、苦手なことにも努力する姿勢

仕事もプライベートもポジティブな印象の渡辺さんですが、苦労することも多々あると言います。
「現場で起こった状況に柔軟に対応するには、専門的な知識に加えて経験値を高めることが必要です」。
先輩方のようにお客さまの要望や予期せぬトラブルに即座に対応できるようになるには、経験に勝るものはないと渡辺さんは語ります。
「大学では“勉強する能力を身に付ける”ことに意味があると思います。考察力や課題解決力を磨けたら、社会人になってゼロからスタートしても心配ありませんよ」。
何を学んだのかということよりも、どう向き合ったかが今後に必ず生かされるという心強いアドバイス、納得です。
「インフラの部品製造は目に見えない部分ですが、社会に役立っていることは想像ができるので、そこにやりがいを感じています」。
理系でありながら福祉にもかかわっていた渡辺さんの大学での学びの精神が現在の働きがいに通じているのだと感じました。

西日本電線株式会社

「温泉や自然に恵まれながら、特に大分市内は技術系の企業が街中に近く、職住近接という条件も揃う大分は住みやすく働きやすい環境。とても満足しています」と、大分での充実ライフを教えてくれた渡辺さん。社会人として、情報通信のインフラを支える企業の一員としての経験値をさらに高め、今後、規模もサイズももっと大きな業務に携わることができるように努力し続けたいと語ってくれました。情報通信のテクノロジーの未来を、これからもしっかりとつないでいってくださいね!

下記の動画では、総務部人事グループの内藤詩央里さんから就職活動中のみなさんへのメッセージをお届け♪ぜひご覧ください!

メッセージ動画

企業データ

西日本電線株式会社

〒870-0011
大分市春日浦
097-537-5552

もっと詳しく知りたい方

企業情報はこちら

WRITER

  • 牧 亜希子
  • 牧 亜希子記事一覧

    planner/writer。特に大分県の観光情報が得意な自称「勝手に大分県の魅力案内人」。友人からのリクエストで旅行プランを立て、アテンドすることも。 特技/取材や撮影に行くことが多いにもかかわらず、「超」が付くほどの雨女。私の行き先ではかなりの確率で降らせます。取材先の皆様、ご了承くださいませ。

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