おおいたではたらく
2021年10月29日
ナカノス建設工業株式会社若手社員
企業の合同説明会の回り方って、何が正解かわからないものです。お目当てのジャンル以外で何気なく立ち寄ったブースがドンピシャで、思ってもみなかった企業との出合いもあるようで…。今回は、合同説明会がきっかけで文学部から建設業へ就職した先輩のお話を聞いてきました。
お邪魔したのは、こちら!!
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ナカノス建設工業株式会社
1978年創立。大分市の東部エリアを基盤とする鶴崎海陸運輸株式会社グループの一つで、総合建設業、不動産業を営んでいます。建築、住宅、土木、構内事業を柱に、個人住宅建築から民間・公共建築・土木工事まで、お客さまのニーズに的確に応え、ものづくりでの地域貢献に尽力しています。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 三浦 敦子
- 所属部署
- 営業企画部
- 入社年
- 2018年
- 出身地
- 大分県大分市
- 出身学部
- 熊本大学 文学部
大分市出身の三浦さんは、好きだった歴史を学ぶために熊本大学の文学部へ進学。西洋学が学べる歴史学科を専攻しました。歴史以外にも読書が好きなこともあって文芸サークルに所属し、自ら小説を書いていたそう。そんな三浦さんとは少し毛色の違う就職先を選んだような印象ですが、その経緯に興味津々です。
会場内での雰囲気の良さNo.1
卒業後は大分での就職を考えていた三浦さん。自分がやりたいこと、できることを模索するさなか、大分県で開催された合同企業説明会に参加しました。「たまたま案内されて座ったブースが、その会場でダントツ雰囲気がよかったんです。担当の方々がとても気さくで、和気あいあいとしていて」。緊張感ある会場の中で、ほかのブースとは違う和やかな空気だったと三浦さんが感じたのが、ナカノス建設工業でした。そしてこの会社を受けようと決め、会場を後にしたそう。
即採用につながった秘訣は「条件の絞り込み」
思いもよらない総合建設業との出合いで、三浦さんの就職活動は急速度で進み、あっという間にナカノス建設工業へ採用が決まりました。
「条件を並べすぎるとやりたいことの軸がぶれてしまいますので、自分の中で絶対に譲れない条件を一つ決めたことがよかったんだと思います」と三浦さん。長く、楽しく、自分らしくいられる場所を探す条件として三浦さんが掲げていたのは「働きやすさ」だったそう。その思いとマッチし、就職先をすんなりと決めることができました。
ソフトボール大会の様子
自分らしく働ける「人」に恵まれた企業
三浦さんは入社後、営業で建設業の勉強を一から始め、住宅展示場での接客を経て、現在は本社で営業や現場の皆さんをサポートする事務職をメインに担当。受注した仕事がスムーズに回るように書類作成や社内資料のチェックなど、縁の下の力持ちで支えています。
「入社当時、なにもできなかった私への皆さんのサポートが本当に手厚くて、感激しました。フレンドリーな上司や先輩ばかりで気兼ねなく相談できます。ベテランの皆さんに助けていただいて、心強いです」。社員それぞれの希望を受け止め、適性を考慮した部署への配属など、一人一人の気持ちを大切にしてもらえていると話す三浦さん。「不具合などが起こった場合も、すぐに問題を挙げて組織で解決する社風なので、一人で抱え込むことは一切ありません。何かあれば速やかに報告することが解決の近道ですし、このチームワークの良さが自慢です」。まるで家族のようにいつも見守ってもらえ、その中で学びながら成長できているとのこと。三浦さんが企業説明会で受けた雰囲気そのものが伝わってきます。
ウォーキング大会の様子
大分に暮らすことこそが最大の安らぎ
三浦さんは車で30分ほどの場所にある職場まで、実家から通っています。三浦さんにとって家族と愛犬の豆柴が待っている自宅は、なによりの癒しで安らげる時間です。「わが家はもともと転勤族だったのですが、一番住みやすかった大分をとどまる場所として両親が選びました。田舎過ぎず都会過ぎないバランスの良さと、なにより食べ物がおいしいことが大分を選んだ決め手です。仕事で疲れて帰っても家族がいる大分が心の安定剤。本当に大好きです」と語りながらも、両親の近くにいて支えてあげられるようにしたかったのが大分に帰る理由だったと教えてくれた三浦さん。なんてできたお嬢さんだこと…。アットホームなナカノス建設工業に惹かれた三浦さんの考え方の根拠は、温かい家族からの影響が大きかったことは間違いなさそうです。
どの企業でも自分を生かせる場所は見つかる
就職活動の際、まず自分の学部や学科を基準に企業を選ぶことが多いかもしれません。「私の場合は、文学部という枠組みで考えたら世界は絶対に狭くなる。どの企業にも組織や部署があるので、どんな業界でも文系の力を発揮できることがあるんじゃないかなと思っていました」と、ずばり。確かに専門的な業種であっても、部署ごとの募集内容が自分に合っていれば可能性は広がっていきますね。「大学ではOffice系ソフトを日常的に使っていたことや、教授へのメールで学んだビジネスマナー、それからサークルでも膨大な量の文章を書いていたので、書類作成は得意ですね!それが仕事で生かせているのは嬉しいです」。
そんな三浦さんがこれから力を入れていきたいのは広報の仕事。文学部で磨いたスキルを生かし「ナカノスブランドを伝える」という業務にも邁進していくそうなので、ナカノス建設工業のHPやSNSに今後注目です!
たくさんの業種・企業の中からどこを目指すのか迷ったら、まず「自分が何を一番大切にしたいのか」ということを忘れずに、将来の夢や、やりたいことを改めて思い描くことが自分の納得がいく未来を切り拓いていけるコツにつながるかもしれません。
- 企業データ
ナカノス建設工業株式会社
WRITER
- 牧 亜希子記事一覧
planner/writer。特に大分県の観光情報が得意な自称「勝手に大分県の魅力案内人」。友人からのリクエストで旅行プランを立て、アテンドすることも。 特技/取材や撮影に行くことが多いにもかかわらず、「超」が付くほどの雨女。私の行き先ではかなりの確率で降らせます。取材先の皆様、ご了承くださいませ。