おおいたではたらく
2019年02月28日
株式会社マルミヤストア代表取締役社長
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- 業種
- 卸業・小売業
昭和47年大分県佐伯市で創業。食料品や生鮮食品を中心とした小売業から始まり、佐伯市を中心とした県南地域に食品スーパーを展開。現在は県内のみならず福岡、熊本、宮崎を合わせた全41店舗で、それぞれの地域に密着したライフスタイルを提供中。常にお客様目線に立ちながら、変化し続ける社会環境に素早く対応できるお店づくりを心がけています。
社長インタビュー
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- 企業名
- 株式会社マルミヤストア
- お名前
- 池邉 恭行(イケベ ヤスユキ)
- 役職
- 代表取締役社長
私たちマルミヤストアは、「感謝・堅実・信用」という社是を一番大切にしながら事業を展開しています。中でも、私たちは商売をさせてもらっているという点でいえば「感謝」の心が最も大事です。商品を買っていただく人、その商品を届けていただく人、店内の清掃をしてくれる人など全ての人や事柄に感謝する必要があると私は感じています。というのも、スーパーは毎日当たり前のようにお客様が来てくれる場所。当たり前に商品を選んでもらい、購入していただけるのですが、それが「当たり前」ではなく「有難い」という気持ちを持ち続ける会社づくりができないといけません。感謝する気持ちを従業員全員が自然と持てるよう、会社としても色々な工夫をしていきたいと思っています。
そんな私たちの仕事の中で求める人材像は、第一に物を売ることが好きな方。そして何事に対してもチャレンジ精神を持っている方です。大手のナショナルチェーン店ではできないような目標設定ができるので、自分たちの目標を自分たちの手で達成する喜びを感じられます。客単価が低い産業の中で例え失敗したとしても、それも本人が成長する上での大事なプロセスになればいいと私は思っています。また時代の流れを察知できる高いアンテナを持つ方、そして何よりコミュニケーション能力の高い方。私たちの仕事はひとりでは何もできません。例えば、肉を切る方がいて、それをパック詰めする方がいるように、横で働く仲間たちと同じ目線で会話し、コミュニケーションを取っていかなければ成り立たないのです。スーパーはチームプレーです。何事も組織立って動ける人材を私たちは求めています。
そうした従業員への更なる安定や会社の成長のため、私たちは2015年に株式会社リテールパートナーズに参画しました。(株式会社丸久、株式会社マルミヤストア、株式会社マルキョウ)九州全域に加え広島、山口、鳥取を含めたグループ全256店舗を展開し、それぞれの会社がそれぞれの地域を守っています。 また奨学金の返済支援制度も始め、それぞれの地域で学生の支援ができればと取り組んでいます。
これからの目標として、スーパーという産業が衰退しないように邁進して行く事を第一に考えています。今はコンビニエンスストアやドラッグストアでも食料品や生鮮品を買える時代になりましたが、「切りたて」や「出来たて」はスーパーでないと提供できません。皆様に新鮮な肉や魚を提供し、美味しい笑顔を提供できるよう、私たちはマルミヤの看板を胸に地域の産業を守っていきたいと思っています。
マルミヤストアが協力する”ジョブシャドウイング”とは?
ジョブシャドウイングとは、学生さんが半日や数時間程度、比較的短時間で企業へ出向き、働く人(ジョブ)の影(シャドウ)となり密着し仕事内容を知ることで、職業観の育成や進路意識の向上を図ることを目的とした、キャリア教育の手法の一つです。
「マルミヤストアは昨年、佐伯鶴城高等学校のジョブシャドウイングの取組に参加しました。進学校に通う生徒の皆さんにも地元企業の良さや、働くことの意識付けが出来ればという思いでした。生徒たちはスーパーの裏側を知り、こんなにも大変なのかという発見もあり、スーパーを見る目が変わったと言う人もいました(笑)。本来であればもっと日数をかけて、この仕事の奥深さや楽しさを知ってもらいたいという気持ちはありますが、これからもこの取組に協力し、生徒の声を聞きながら改良していきたいです。ジョブシャドウイングは、様々な職種を知ることができるという点でもメリットが大きいので、たとえ進学してもその先にある自分の進むべき道を考えるきっかけになってくれれば嬉しいですね」。
(人事部人事課・藤井優)
- 企業データ
株式会社マルミヤストア
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!