• 

• 業種

  製造業

  http://kusunok.jp/

  1976年に設立。毎日の生活に欠かせない「オイルシール」という製品からスタートしたNOK株式会社のグループ企業です。自動車や建設機械、産業機械などの部品を40年以上に渡り世界トップレベルの技術で製造。特に、密閉に使用される「Oリング」は、玖珠NOK株式会社が生産量で日本一を誇っています。

社長インタビュー

• 

• 企業名

  玖珠NOK株式会社

  お名前

  中野正宏（ナカノ　マサヒロ）

  役職

  代表取締役社長

玖珠NOK株式会社では、簡単に言うと工業用ゴムパッキンの製造を行う企業です。主に自動車部品や電子機器などに必要な製品「Oリング」を生産しています。Ｏリングは、断面がO型の環状パッキンで、気体や液体などが装置に流入することを防ぎ、また外にも漏れないようにするために用いられます。小さな部品ですが、重要な役割を果たしています。

経営方針の中で「人間尊重経営」を第一に考えています。従業員一人一人が安心・安全に働けること、そして風通しの良い職場づくりを行い、心身が健康でいられることを目指し、安定した生活を送ることができるよう環境を整えています。
取り組みの一つで、さまざまな角度で従業員の意見を取り入れる「提案制度」を実施しています。問題の改善点を挙げたり、効率アップの施策を考えたり、働きやすさの改善のためにどんなことでもできる限り意見を汲み上げています。
そのような制度も重点的に取り入れながら、グループ会社として親会社に対して利益を残すためのしっかりとした生産体制、体質の強化を維持しながら活動を行っています。

弊社は、地域に根付いた工場として生産活動を行っていますが、地元での雇用確保が一番の社会貢献活動だと考えています。現在の社員数は250名ほどですが、そのほとんどが玖珠町・九重町の出身者です。地元に残って働きたいという方を優先して採用しています。しかし、少子高齢化という社会問題も大きく影響し、多くの若者が町外に流出してしまい、若い力が足りないのが現状です。
雇用形態としては、正社員、臨時社員、パート、再雇用という形を取っています。また同一労働同一賃金計画を推進し、2021年4月からは臨時社員を正社員化します。

また地域との交流の場づくりとして、毎年夏まつりを開催しています。周辺にお住まいの皆さんや従業員の家族の方が毎年楽しみに訪れ、出店や花火などを楽しんでいただいています。

夏まつりの様子

求める人材について

わが社では「Oリング」を月に1億5000万個ほど生産し、NOKのグループ企業の中で一番の生産量を誇ります。NOK自体がOリングのシェアナンバーワンですので、言い換えれば世界一Oリングを生産している工場だと自負しています。 その生産量をキープし続けるためには、人の力が不足している問題を解消すべく機械の自動化を導入することが必至となります。「人と機械の共存共栄」に今後積極的に力を入れ、５年後、10年後を見据えて、機械だからこそできることと、人手不足を解消するための人材開発にも取り組む予定です。自動化について技術的に長けている方、興味を持っている方に注目しつつ、粘り強く仕事に取り組める人材も常に求めています。 また、人とコミュニケーションを取ることができ、友だちをつくることが得意な方は社会人になってもしっかりと人間関係を築いていける人材になります。もちろん資格を持っていることなども大切ですが、その人が持っている元気、やる気、責任感も大切な武器です。その個性を見極めて採用につなげていきたいと考えています。

学生時代に経験してもらいたいこと

弊社の経営理念である「人間尊重経営」にかかわる部分で従業員の皆さんによくお話をするのが、上司から部下へのトップダウンと、部下から上司へのボトムアップとの両方でしっかりコミュニケーションを取ることをお願いしています。もちろん「個」の力も大切ですが、工場での集団生活には学校同様、人とのつながりや思いやり、感謝の気持ちが大切です。自身の個性を学生時代に見つけ、磨きながら、社会人になった時に十分に活かせるようにしてほしいですね。

これから就職活動を行う学生へメッセージ

利益を生む活動に携わったり、社会貢献できたり、自分自身が小さなことからコツコツと会社とともに成長していくことができるのが、地元で働く一番のメリットだと思います。田舎でも250人規模の、福利厚生もしっかりとした会社で仕事をして、自分次第で会社も大きくできるというやりがいはあるはずです。生まれ育ったまちで誇れる会社をつくることができ、ひいてはふるさと大分県を盛り上げていくことにもつながっていきます。一緒に頑張っていきましょう。