おおいたではたらく
2019年03月15日
株式会社ケイティーエス若手社員
「ケイティーエス」は、小型環境観測衛星「てんこう」の開発に携わった大分県内4企業のうちのひとつ。宇宙に飛び立った衛星に搭載するシステムの基板をつくったモノづくり企業です。そんな衛星の「打ち上げ成功!」のニュースも決め手になり、入社したという“先輩”を訪問! 大分で働き、大分で暮らすことを楽しんでいるようです!
お邪魔したのは、こちら!!
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株式会社ケイティーエス
https://favoita.com/companies/388
プリント基板を手掛けるEdMS事業部、ホテル向けVODシステムの開発・販売を行うSI事業部の2つの事業を展開し、全国にその技術と商品が認められているモノづくり企業。Uターン、Iターン経験のある多くの技術者が活躍する、注目の企業です。
お話を伺ったのはこちらの方。
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- お名前
- 福田 航平
- 所属部署
- EdMS事業部 営業部
- 入社年
- 2018年4月
- 出身地
- 大分県大分市
- 出身学部
- 帝京大学 経済学部 地域経済学科
「最初から、大分で就職したいと思って東京の大学に入学したんです」という福田さん。明豊高校時代はバスケットボール部で活躍。大学も大分で…と考えていましたが、「一度は周りに知り合いがいない環境に身を置いてみなさい」というご両親の勧めで、上京を決意しました。
東京で4年間を過ごす間もその思いは変わらず、就職活動をスタート。合同説明会や求人、採用試験などの情報収集は、インターネットや地元の友人などを頼り苦にならなかったそうですが、大変だったのは金銭面。たびたび帰郷すると出費がかさんでしまううえ、帰郷日数が長いと授業にも影響が。同じ時期に受けられる企業を絞り込むなど、スケジュール調整が大変だったと言います。
業種を絞り込まず、興味のある企業をいろいろ受けてみたという福田さん。得意だというコミュニケーション力を生かして、数社から内定をもらいました。最終的にどこに就職しようか悩んでいたとき、大分の家族から、ある新聞記事が送られてきたそうです。それは2017年7月の大分県 広瀬知事に報告した小型環境観測衛星「てんこう」県内企業4社のプロジェクトの記事で、参加した企業の中に内定をもらったケイティーエスの名前があったのです。「すごい!」と感動した福田さんは、この記事が決め手で同社への入社を決意。別府市内でひとり暮らしをしながら、社会人としての人生を歩み始めました。
配属されたのは、電子機器の基板を開発するEdMS事業部の営業部。まったく未知の世界で、部品のことにも詳しくない状況で仕事を始めて、努力の日々。そんな福田さんは、入社後3ヶ月間の研修のとき、ある意識が芽生えたそうです。
「同期入社が3名いて、自分と同じ事業部に配属された2人は高卒。自分もわからないことだらけだけど、その2人のために自分がしっかり理解して教えてあげなきゃと思い、頑張りました」。
やらされる研修ではなく、自ら意志を持って望む研修はとても勉強になったとか。
新入社員のOFF-JT研修の様子
営業部に配属され1年間が経とうとしている今、顧客も任され、社内でも期待もされている福田さん。まだまだわからないことは多いけれど、そんなときは正直に「助けて!」のサインを出し、厳しくも優しく指導をしてもらうそうです。中小企業ならではのアットホームな規模なので、「他部署の人も仲良く接してくれる」ことも魅力です。
慰労会の様子
また、福田さんは就職先に「土日が休める会社」という条件も求めていました。なぜなら、大分トリニータの熱烈なサポーターで、昨年末J1昇格を賭けた試合も山形まで観戦に行ったとか。「オフの日はトリニータの試合観戦。しっかり遊んで、しっかり働く。メリハリのある生活をして、早く結婚もしたいですね」とプライベートを覗かせてくれました。
「大分に帰ってきてよかった」と心底感じているという福田さんの、これからの目標は? 「基板はあらゆる電子機器に入っているもの。みんなの身近にあるようなもの。大きな仕事を取ってきて、自慢できるような仕事がしたいです!」
- 企業データ
株式会社ケイティーエス
WRITER
- rain記事一覧
佐伯市生まれ大分市育ち。大学で関西へ、就職で東京を寄り道してから大分へUターン。地元雑誌社勤務ののちフリーランスに。「帰っても仕事がない」なんて言ってる人に、大分にもスゴい会社、スゴい人がたくさんいることを伝えたい!