おおいたではたらく
2016年12月16日
フンドーキン醤油株式会社代表取締役社長
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- 業種
- 味噌・醤油をはじめ、様々な調味料の製造や開発、販売。
1861年(文久元年)に創業し、今年で155年目を迎える。味噌や醤油、焼肉のたれやドレッシング、柚子胡椒やぽん酢まで幅広い調味料の開発から製造、販売まで手がける。大分が誇る、九州トップの調味料メーカーです。
社長インタビュー
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- 企業名
- フンドーキン醤油株式会社
- お名前
- 小手川 強二(コテガワ キョウジ)
- 役職
- 代表取締役社長
創業は1861年(文久元年)、今年で155年目を迎えました。昭和30年頃の当社は問屋を介さず、個人宅に商品を配送し集金する「置き回り」という販売形態をとっていましたが、スーパーマーケットの出現により販路を大きく拡大し、「純生」や「ゴールデン紫」などのヒット商品誕生や、テレビCMのヒットにより九州のトップメーカーへと成長することができました。
現在は人口減少や高齢化の影響で国民の胃袋が小さくなっている上に、食生活の洋風化や多様化で米や、それに伴った味噌や醤油の消費量の減少も懸念されていますが、「和食」がユネスコの無形文化遺産の認定されたことは、明るい兆しだと感じています。
醤油や味噌の国内販売は各1,000億円で、九州は各約100億円とされております。当社の売り上げは約70億円で、九州でのシェアはトップとなっていますが、これらをベースとしたドレッシング関連でも20%のシェアを占めるようになりました。今後も健康志向など、お客様の幅広い嗜好に対応していくため、常にマーケットと向き合い、新たな商品の開発にも取り組んでいきます。
当社では、体育会系でタフな人、またハキハキと明るくコミュニケーション力のある人材を求めています。配属先も基礎研究や商品開発、生産管理や品質管理と幅広くありますが、本人の希望も尊重しながら適材適所に配置していきたいと考えています。
企業は成長することで雇用を生み出し、それが地域貢献につながると考えています。利益を追求すると機械化が進み、雇用が減少するという考え方もありますが、そうではなく、合理化により成長分野へ資源を投入することが可能となれば結果的に雇用は拡大できると考えます。
学生の皆さんに伝えたいのは、たくさんのことにチャレンジしてほしいということです。失敗もあるかもしれませんが、人間は失敗から学ぶことが大切です。また真面目なことも大事ですが、時間に余裕のある学生時代は趣味や自分の好きなことなど、何か打ち込めるものを見つけてどんどんチャレンジして欲しいと思います。やる気に溢れ、新しい力漲るみなさんとの出会いを楽しみにしています。
- 企業データ
フンドーキン醤油株式会社
WRITER
- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!