おおいたをたのしむ
2017年05月31日
今日から私も香り美人♡
-実はスゴイ!香りのテーマパークへご案内します-
もう6月。
じわじわとやってくる梅雨…じっとりとした湿気で気分まで滅入ってしまいそうですね。
そんな時、ちょっと気分を変えていい香りに包まれてみませんか?
今は、小瓶に数本の木が刺さっている(表現がアレですみませんw)ディフューザーなるものが流行っていて、色んなお店やブランドの商品もよく見かけるようになりました。
☝︎コレですね
みんな、いい香りに包まれたいのね♡ ってことで(ことで?)、今日は香りの勉強も兼ねて別府市にある「大分 香りの博物館」に行ってきました!
なにやらこの博物館には、色々な体験コーナーもあるようで♪
まずは「芳香浴」を体験できるアロマルームへ。
ドアを開けた瞬間から、部屋中いい香り♡
大きなソファーベットはフルフラットにもなるので、好きな角度に調節できます。
もうこの時点でかなりのリラックス効果!ソファーの横にあるディフューザーからラベンダーの香りが放たれます。そして部屋の電気を落として…小鳥のさえずりが…まるで森林の中。
…おやすみなさい♡瞬殺です(笑)
ラベンダーの香りは、精神のリラックス効果だけでなく不眠や便秘にも効き目があるのだそうです!アロマテラピーは、こうして香りを楽しむ方法が最もポピュラーですが、オイルに混ぜてマッサージしたり、エッセンシャルオイルをバスタブに数滴落とすアロマバスもおススメ。
30分後には、スッキリ!何だか気持ちが軽くなりましたー!
続いて向かったのは、なんと自分だけのオリジナル香水が作れるという「調香体験工房」!
広々とした室内に、すでにいい香りが♡
ここでは、調香師の方が用意した香りを自分でチョイスして自分だけの香水を作ることができるんです。香水って、好きな香りを探すのも大変なのに、作るってどうすれば…と、思ってしまいますが、ご安心あれ。
ここには、全国でも数少ない専属の調香師さんがいるんです!
1から10まで色々教えて頂きましょ。
まずは調香師の廣瀬孝博さんに香りの仕組みを教えて頂きます。
香りには、トップノート、ミドルノート、エンドノートとあり、時間の経過と共にトップノートからミドルノート、エンドノートに徐々に変化していくのはご存知の方も多いのでは?それを計算しながら、香水作りを始めます。何だか理科の実験みたいでワクワクします(笑)
3つのノートに分かれている香りを嗅ぎ、鼻が疲れたら一旦自分の服を嗅いで鼻をリセット(調節)(笑)
用紙にトップノート、ミドルノート、エンドノートそれぞれの香りの配合量を書きます。好きなように分配していいそうですが…変な匂いになったりしませんか??
大丈夫です!!
どんな分量や匂いを混ぜても、嫌な香りにはならないようになっているんですって。聞けば本格的な調香体験が出来るのは、全国でもここと静岡のみ!貴重な体験を、大分でできるなんて、今まで知らなかったですm(__)m
意外と微妙な調整が難しかったりしますが、分からないことは調香師さんにどんどん聞いていきましょ!
女性用の香りだけではなく、男性用も用意されていて最近は男性同士で来られることも珍しくないのだとか。また女性であっても、メンズ用の香りを混ぜてもいいそう!早速混ぜてみました(笑)
そしてようやく、オリジナル香水ができました♡
気になる香りの感想は・・・?
「付けるだけでリラックスできるような香りを目指しました♪
最初に甘い柑橘系、そしてヒノキが香るように作って、まるでいつも森の中にいるように、好きな香りを詰め込みました!(笑)
自然の中でリラックスできる、そんな香りが作れてすごく気に入っています♡」
瓶やラベルも用意されているので、好きなものを選んで完成!
さらにここでは、このデータを保管してくれるので使い終わった後に、もう一度欲しい!と思った時は、連絡だけで同じ香水を郵送してくれるという嬉しいサービスも♪(料金は、初回と同じ2,200円に送料だけでOK!)
友達同士やカップル、家族でも楽しめる香水作り。プレゼントにも良さそうだし、ハマりそうです♡
他にも博物館というだけあって、貴重な展示物の数々が。その数、870点!
古代ギリシャの都市国家コリントスの土器など、紀元前5世紀のものからあるそうで、私たちの知らない香りの世界を見ることができます。
古代メソポタミア・エジプトまでさかのぼる香りの歴史。現代のように香りを楽しむだけではなく、ミイラの防腐、殺菌にも香料を使っていました。
昔は香料を油に溶かして作っていたことから「香油」と呼ばれていました。紀元前2世紀頃の貴重な香油瓶も展示。コアグラスと呼ばれる透明ではないガラス瓶で、作るのに1ヵ月を要したそうです。貴族や位の高い人だけしか持てなかった高級品でした。
香水と呼ばれるようになるのは、中世になってから。蒸留法が香料の抽出とアルコールの蒸留に用いられるようになり、香料をアルコールに溶解できるようになったからです。しかし天然香料しかない時代の香水は大変高価な贅沢品であることに変わりはありませんでした。
昔のデザインの可愛さにも惚れちゃいますが、知らなかったことが山ほど。
普段何気なく付けている香水について、改めて教えてもらうのも新鮮です!
なんでも、南フランスのグラースという町で、ブランド香水のほとんどが作られているのだとか。小さな町ですが、かの有名な「シャネルNo.5」もここで作られました。
香りについての色んな歴史や、貴重な展示品をたくさん見られて感激です♡
一角には、フォトスペースもあるので記念撮影してSNSにアップしなきゃ!
広い館内をぐるぐる見終わった後は…おなかすいたー!w
1Fにある「カフェ サ・サンボン」ではティータイムはもちろんお食事にも利用できます。中には、すぐに売り切れてしまうと噂のスイーツも!
とってもひろーい店内。ランチ時はいつも満員!行列必須の人気店なんです。(実は、私も先日来ましたが…入れませんでした(涙))
人気のランチはメニューも豊富。限定のグリルランチやグラタンランチ、休日限定のプレートランチもありますよ。大分県産の旬な食材をふんだんに使った料理は、どれも最高の美味しさ♡今日は、サンドウィッチランチをチョイス♪
名物の大盛りサラダも本当に美味!自家製のミネストローネもたまりまへん♡
どのランチにもプラス200円でデザートが付きますが、そのデザートも全てここの手作りなんです。中でも、なかなかお口に入らない大人気デザートがこれ。
アップルパーイ!!
これをお目当てに来るお客様も少なくありません。オーナーが毎朝丁寧に焼き上げるこのアップルパイは早い者勝ち(笑)。数量限定なので早い時間にいらしてくださいね!もちろん、他のデザートも大変美味でございますよ♡
博物館というと、少し敷居が高いようなイメージがありますが展示品を見るだけでなく、芳香浴の体験やオリジナル香水も作れて、何とも楽しい空間。美味しいランチも楽しめて、心も体も満足です♪
いつもの暮らしに少しだけ、いい香りを取り入れるだけで何だか気分(女子力も!)もあがる気がしますね。私も今日からお出かけ前にシュッと、my香水習慣始めます♡
- 大分 香りの博物館
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〒874-0915 大分県別府市北石垣48-1
TEL:0977-27-7272
FAX:0977-27-7575開閉時間:10:00〜18:00(体験受付17:00まで)
年中無休(都合により休館する場合がございます)
料金:大人500(400)円、大学・高校生300(240)円、中・小学生200(160)円
(※( )内は、20名様以上の団体割引料金です。)
※障がい者割引5割(随行者1名含む)
※調香体験、芳香浴の体験は受付で申し付け下さい。
(調香体験:2,200円、芳香浴500円)
http://oita-kaori.jp
- カフェ サ・サンボン
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時間:10:00〜18:00(ランチタイム11:15〜14:30)
日曜定休
https://www.facebook.com/カフェ-Casentbon-ササンボン-721315574605754/
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- 塩月 なつみ記事一覧
かぼすポン酢をこよなく愛する生粋の大分女。美味しいものが大好きで、おなかがすくと途端に不機嫌になります。大分トリニータを中心に、企業や観光、飲食などオールジャンルで取材撮影中!